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「最後の最後に残る「勝てそうなセクター」は「戦争産業」と「不老不死産業」です:内田樹氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/19144.html
2015/12/26 晴耕雨読
https://twitter.com/levinassien
朝日新聞の取材だん。
お正月の政治面に登場するそうです。
「大風呂敷を広げて下さい」というご依頼でしたので、もうめいっぱい大風呂敷を広げました。
「現代世界は移行期的混乱のうちにある」というマクラから、グローバル資本主義がどういうふうに「死にかけているか」についてお話しました。
右肩上がりの過程では分配上のアンフェアは問題になりませんが、成長が止まると国民資源のフェアな分配が求められるようになる。
「選択と集中」戦略で成長を続けようとする人は「勝てそうなセクターに金を集める」という解しか思いつかないので、格差がさらに拡大します。
だから、経済がダメになると格差が拡大するというネガティブスパイラルに入ります。
そして、最後の最後に残る「勝てそうなセクター」は「戦争産業」と「不老不死産業」です。
兵器産業はいくら商品を市場に投じても決して市場が飽和しません(兵器の仕事は他の兵器を破壊することですからね)。
天文学的な個人資産を蓄積した人が「そのために全財産を投じてもいい」と思うのは「不老不死」です。
秦の始皇帝の時代から変わりません。
だから、資本主義末期には軍事科学とバイオテクノロジーに世界中の投資家が集まるようになります。
文明の究極において世界は「古代化」するのであります。
という「大風呂敷」を拡げましたが、はたしてこんな話がお正月の朝日新聞の政治面にふさわしいものかどうか、僕にはよくわかりません。
でもインパクトありますよね「古代化する資本主義」というタイトル。
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