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訪韓を命じた安倍首相の愚と、それを受け入れた岸田外相の愚−(天木直人氏)
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25th Dec 2015 市村 悦延 · @hellotomhanks
きょうのニュースは何といってもこれで決まりだ。
安倍首相が岸田外相に訪韓を命じたらしい。
慰安婦問題の年内妥結を実現して来いというわけだ。
この突然の外交をどう評価すべきか。
一番正しいのは、進展すれば大したものだ、頑張ってきてほしい、と褒め殺すことだ。
しかし、それでは面白くないので、どうしても一言書かざるを得ない。
11月初めの首脳会談で慰安婦像撤去がすべての前提だと朴大統領に直接伝え、
慰安婦問題の進展をぶち壊したのは安倍首相だったはずだ。
自分が解決出来ないものを外相に命じてどうするのか。
それを一番知っているのは岸田外相のはずだ。
小僧の使いに終わる事が明らかな命令を引き受けてどうする。
安倍首相が岸田外相の派遣を決めた理由は、最近下された韓国裁判所の二つの判決だという。
つまり産経新聞記者の無罪判決と、日韓請求権協定却下の判決であるらしい。
これが韓国政府による関係改善のシグナルだというわけだ。
笑止だ。
敵失につけ込んで外交がうまく行くなら、とっくに日韓関係は改善しているはずだ。
日本政府による謝罪と日本政府の慰安婦に対する補償。
この二つについて、あらたな提案を岸田外相が提示しない限り、訪韓は失望に終わる。
しかし、安倍首相にとってあらたな提案は譲歩であり、いまの安倍首相に譲歩の選択はない。
だから、今度の訪韓は、これまで通り、話し合いの継続に終わる。
お互いが自画自賛する外交に終わる。
そして、そのような外交を繰り返すうちに、ますます解決が困難になっていく。
今度の突然の岸田外相の訪韓は、打つ手のない安倍首相と朴大統領のジレンマのあらわれである。
◇
<安倍首相>慰安婦問題決着狙い 外相に年内訪韓を指示
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151224-00000103-mai-pol
毎日新聞 12月24日(木)21時15分配信
安倍晋三首相は24日、首相官邸に岸田文雄外相を呼び、年内に韓国を訪問するよう指示した。日韓両国の最大の懸案である慰安婦問題の最終決着を目指す。28日に日帰りの日程で、尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と会談する調整を韓国側と進めている。
11月にソウルで行われた首相と韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の首脳会談では、慰安婦問題について、今年が日韓国交正常化50周年であることを念頭に「できるだけ早期の妥結」を目指すことで合意した。年末ぎりぎりという異例の訪韓の背景には、早期解決を目指す両首脳の強い意欲がある。
慰安婦問題を巡っては、1965年の日韓請求権協定などで「完全かつ最終的に解決済み」(菅義偉官房長官)とする日本側と韓国側の平行線が続いてきた。日本側には、95年からアジア女性基金(2007年解散)が元慰安婦への「償い金」と首相による謝罪の手紙を柱とした事業を展開したにもかかわらず、韓国側が問題を「蒸し返した」という反発も根強い。安倍首相は両国が今後、再び問題を提起しない最終的解決としたい考えで、韓国側がこうした形での決着を受け入れるかが焦点となる。
一方、日本側の一定程度の譲歩も不可欠だ。政府内では妥協策として、人道的な見地での元慰安婦に対する支援策などが取りざたされている。日本側が、「法的に解決済み」という従来の立場を崩さない範囲で、どこまで踏み込むかも焦点だ。
最近の日韓関係では、朴大統領の名誉を傷つけたとして在宅起訴された産経新聞前ソウル支局長の無罪判決が22日に確定し、日韓請求権に関する訴訟でも韓国の憲法裁判所が23日、違憲かどうかの判断をせず訴えを却下した。日本側からは、関係改善に向けて歓迎する声が出ていた。【野口武則】
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