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高浜原発再稼動容認の裏に裁判所と原子力ムラの癒着! 原発推進判決出した裁判官が原発産業に天下りの実態(リテラ)
http://www.asyura2.com/15/senkyo198/msg/595.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 12 月 25 日 07:50:05: igsppGRN/E9PQ
 

                  関西電力HPより


高浜原発再稼動容認の裏に裁判所と原子力ムラの癒着! 原発推進判決出した裁判官が原発産業に天下りの実態
http://lite-ra.com/2015/12/post-1822.html
2015.12.25. リテラ


「住民の生命が脅かされる具体的危険は認められない」

 12月24日、福井地裁は高浜原発再稼働の差し止めを命じた仮処分決定を取り消し、再稼働に向け大きな一歩を歩み始めた。この訴訟に関しては今年4月14日、同裁判所において「新規制基準に適合したとしても安全性は認められない」などとして再稼働しないよう命じる仮処分が出され、それを不服として関西電力側が異議を申し立てていたもの。つまり、今回の福井地裁の決定は関西電力側の主張が通ってしまったということでもある。

 だが、この差し止め仮処分取り消しの背景には、裁判所の露骨な“原発推進人事”があった。4月の高浜原発再稼働差し止めの仮処分を決定したのは福井地裁の樋口英明裁判長(当時)のことだ。

 樋口裁判長は、「10年足らずの間に各地の原発で5回にわたって想定を超える地震が起きたのに、高浜原発では起きないというのは楽観的な見通しに過ぎない」と指摘し、福島第一原発事故後に定められた原子力規制委員の新基準についても「緩やかにすぎ、合理性を欠く」と判断。政府の原発政策に根本から異議を唱える決定だった。

 ところが、裁判所はこの樋口裁判長を原発裁判にかかわらせないような人事を発令する。

 きっかけは樋口裁判長が、1年半前の14年5月、大飯原発の運転差し止め訴訟で原発の運転を認めない決定を下したことだった。その後、樋口裁判長が高浜原発の運転差し止め仮処分を担当することになると、裁判所は2015年4月1日付で、樋口裁判長を、名古屋家裁に異動させることを決定したのだ。

「彼ほどのベテランなら通常高裁に異動してもおかしくないはずですが、家裁への異動になってしまった。関係者の間では、懲罰人事、今後、原発訴訟に関わらせないようにするための“左遷”だと囁かれました」(司法記者)

 高浜原発の差し止め仮処分申請については、樋口裁判長が裁判所法28条に基づく「職務代行辞令」を利用して、名古屋地裁への異動後も引き続き審議を担当、再稼働を差し止める仮処分を決定したが、恣意的な異動命令に屈さない、裁判官としての人生をかけた大仕事だったと言える。

 だが、その樋口裁判長もさすがに、今回の異議申し立ての審議には関わることはできなかった。裁判所の“原発推進人事”は見事に功を奏し、新たに赴任した林潤裁判長によって、高浜原発の再稼動差し止めは覆された。

 しかも、今回決定が下されたのは高浜原発だけではない。同じく12月24日、福井地裁の林潤裁判長は、大飯原発の3、4号機を再稼働しないよう求めた住民の申し立てについても退けた。樋口裁判長が下した決定について控訴審で審理が継続されている中でのことである。ようは外堀を埋めたわけであり、これで高浜、大飯の2つの原発が再稼働されることがほぼ決定的となった。

 もちろん、こうした人事を使った原発後押し判決の背後には、政府の意向がある。

「司法の独立なんていうのは建前にすぎなくて、今回に限らず、法務省は権力側に都合の悪い判決を出した裁判官に報復のような人事をするんです。例えば刑事事件で無罪判決を出したり、行政訴訟で住民側を勝訴させた裁判官は必ずと言っていいほど地方の支部や家庭裁判所に異動させられる。今回のケースもまさにそれに当たるでしょう」(司法関係者)

 しかも信じられないことに、裁判所には直接、電力会社や原子力産業との癒着構造があるのだという。

 その典型的な例を「週刊金曜日」2011年6月3日号でジャーナリスト三宅勝久氏がレポートしている。記事によれば1992年、伊方原発と福島原発設置許可取り消しを求めた裁判で「国の設置許可に違法性はない」と電力会社側に沿った判決を下した味村治氏(故人)が、退官後の98年、原発メーカーでもある東芝の社外監査役に天下りしていたという。

 味村氏は東京高検検事長や内閣法制局長官を歴任し、最高裁判事となった人物で、いわば司法のエリート中のエリート。しかも味村氏の「原発は安全」との味村判決が、その後の原発建設ラッシュを後押しする結果となった。

 原発企業に天下ったのは味村氏だけではない。同じく三宅氏のレポート(「週刊金曜日」2011年10月7日号)でも司法関係者の原発企業天下りが紹介されている。

・野崎幸雄(元名古屋高裁長官) 北海道電力社外監査役
・清水湛(元東京地検検事、広島高裁長官) 東芝社外取締役
・小杉丈夫(元大阪地裁判事補) 東芝社外取締役
・筧栄一(元東京高検検事長) 東芝社外監査役・取締役
・上田操(元大審院判事) 三菱電機監査役
・村山弘義(元東京高検検事長) 三菱電機社外監査役・取締役
・田代有嗣(元東京高検検事) 三菱電機社外監査役
・土肥孝治(元検事総長) 関西電力社外監査役

 ようするに、樋口裁判長とは真逆に、原発容認の決定を下したりなどすれば、裁判官たちには天下りというご褒美があるということらしい。これでは、司法の独立どころか、裁判官や検事までが原発企業の利益共同体、原発ムラの一員だったということではないか。

 そう考えると今回の高浜、大飯原発再稼働容認の決定は何ら不思議ではない。ほとんどの裁判官の頭の中にあるのは、下手な判決を出して政府ににらまれ、左遷されたくないという思いと、自分が得られる地位や経済的な恩恵だけなのだ。

“福島の教訓”などどこ吹く風で、再び原発大国への道を進んでいく安倍政権と、それを止めるどころか、自らも原発利権漬けになっている裁判所──。この国の腐敗はもはや末期的だ。
(伊勢崎馨)


関連記事
高浜原発の再稼働認める 福井地裁、仮処分取り消し(日経新聞)
http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/573.html

「もう、何かを言う気も失せる…。裁判官とは「恐怖を感じない人種」なのだろうか?:鈴木 耕氏」
http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/578.html

 

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コメント
 
1. 2015年12月25日 08:32:55 : NNHQF4oi2I : p@MqjzZMakU[62]
裁判官を 刑事告発するべきだ

 技術基準とは 安全な基準の実績があるのだが

 今回の原発判決は 安全基準が 出来たから安全と言う様なもの
 原発のメルトダウンに止める技術は無いのだから

 判決は 妄想判決


 三菱のMRJの 納品が伸びると言う事は 安全基準に適合して無いことだ

 人命が 関わることだ

 この無責任な裁判官は テロリストと同じ


2. 2015年12月25日 10:01:19 : UmRq95kmfE : EAX1dlMMJJg[6]
高浜再稼働認める 福井地裁、仮処分取り消し 一転「新基準に合理性」
2015年12月25日 07時03分

 福井地裁(林潤(じゅん)裁判長)は二十四日、関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転を差し止めた四月の仮処分決定を取り消した。関電の異議を認めた。二基の地元同意の手続きは既に完了しており、来年一月下旬にも再稼働する。住民側はこの決定を不服として二十五日、名古屋高裁金沢支部に抗告する。

 林裁判長は、原子力規制委員会の新規制基準について四月決定から一転「合理性がある」と判断した。四月決定で問題とされた基準地震動(耐震設計の目安となる揺れ)の策定方法などにも不備はないとした。

 その上で、高浜原発の基準地震動に関し「極めて厳しく想定されており、信頼に足る」などと支持した。各施設の耐震安全性についても「基準地震動に対して余裕を持っている」とする関電の主張を採用した。

 さらに、住民側が主張した津波や土砂災害の危険性に関しても関電の対策を「合理的」と評価。炉心溶融が起きた後の対応などについては「安全性に欠ける点があるとはいえない」として、「判断するまでもない」と退けた。こうしたことから「住民らの人格権が侵される具体的危険があるとはいえない」と結論づけた。

 仮処分は昨年十二月、福井や京都など四府県の住民九人が求めた。福井地裁の当時の樋口英明裁判長(名古屋家裁に異動)は四月、関電の想定を超える揺れの地震で炉心が損傷する危険があるとして、再稼働を認めない決定を出し、関電が異議を申し立てていた。

 二基は二月に新規制基準に適合。今月三日に高浜町の野瀬豊町長が、二十二日には西川一誠知事が再稼働に同意した。関電は3号機は来年一月下旬、4号機は二月下旬の再稼働を目指している。

 福井地裁は二十四日、住民側が関電大飯(おおい)原発3、4号機(同県おおい町)の運転差し止めを求めた仮処分の申し立てについても「規制委の審査が続いており、再稼働が差し迫っているとはいえない」として却下した。大飯原発は規制委の適合審査中で、住民側は名古屋高裁金沢支部に即時抗告するか、審査に適合した段階で再び仮処分を申し立てるかを検討する。

◆「規制委の判断」を追認

<解説> 福井地裁の異議審決定は原子力規制委員会の新規制基準の合理性を認め、原発の再稼働を進める政府方針を後押しした。四月の仮処分決定が果たした行政に対するチェック機能は後退し、憲法が定める「司法権の独立」も揺らぎかねない。

 決定は「過酷事故が起こる可能性が否定されるものではない」と言いながら、住民側の不安とは向き合っていない。関電と規制委に最新の科学技術を反映し「高いレベルの安全性を目指す努力」を求めはしたが、これは両者に責任を転嫁したにすぎない。

 最新の科学技術に照らすだけなら、裁判官は専門家である規制委の判断を追認するしかない。東京電力福島第一原発事故を経験した裁判官に求められるのは、科学技術では明らかになっていない部分を見通し、現在の基準の合理性を判断する姿勢だ。

 憲法七六条は「すべて裁判官は、その良心に従い独立してその職権を行い、この憲法および法律にのみ拘束される」と定める。地元同意の手続きが一気に進む中で出した判断は、住民側弁護団が言うように「再稼働の日程に配慮した」と疑われかねない。

 国民の過半数が原発の再稼働に反対する一方で、政府と電力会社、地元自治体が一体となった原発回帰の動きが加速する。司法は福島原発事故から何を学んだのか。国民の不安の声に耳を傾けない限り、その存在意義は失われていくだろう。 (高橋雅人)

◆福井地裁の決定骨子

▽高浜原発3、4号機の運転差し止め仮処分決定を取り消す
▽原子力規制委員会の新規制基準には合理性がある
▽高浜3、4号機の基準地震動は余裕を持って評価してあり、各施設の安全性は確保されている
▽再稼働しても住民の人格権が侵害される具体的危険性は認められない
▽過酷事故の可能性が全く否定されるものではない
▽大飯原発3、4号機の再稼働は差し迫っておらず、仮処分判断の必要性がない
(東京新聞)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015122590070241.html


3. 2015年12月25日 12:54:22 : IJjjrLkBu1 : Tp0IihGPIW0[70]
  日本は法治主義とはいえ、最後の砦の番人を含めて法曹人口を極力少なくしている似非法治主義国である。
  憲法理念や基本法制定時の原理原則はどこへやら、実態的には、行政の発する通達や行政指導に補助金や規制が伴った、飴と鞭による信賞必罰で社会が維持されている、その総仕上げとして裁判所の存在が有るのだろう。
  日本は先進国、との建て前を内外に示すために法治主義を採用しているが、独立しているべき司法を行政機構が掌握し、司法研修所の段階から法務省出向の教官により、判事、検事、弁護士との選別が為されているのである。
  任官拒否が良い例であり、親が市民運動をやっていた、などの理由からも、判事、検事には相応で無いとして教官から弁護士を奨励される、ということである。
  こうなれば、憲法が保障する納税者の権利を主張するような国民とその家族が司法府に所属することは絶望的であろう。
  若い内から研修所にて選別の洗礼を受けた者が、いざ法廷に出て対等な関係で対峙出来るものだろうか、という疑問が沸くのである。実際に、弁護士は常に「この主張は判事に受け入れられるだろうか」との前提で訴訟に臨むようであり、判事、検事の認識を自分の弁論で変える、という意気込みは薄いと感じる。
  法廷闘争というよりも、法廷闘争を演出しながら実態は、判事、検事、弁護士、という階級闘争であるのではないか。判事と検事を交代させて勤務する判検交流で、既に判事と検事は国側、というスタンスになっている。
  司法研修所でヒエラルキーを叩きこまれた弁護士が対峙する判事、検事は、国家権力の一部と化しており、独立した司法における法の支配という形は微塵も無いのが、日本の裁判所であろう。
  このような法務行政支配の裁判所では、判事も職業裁判官として自己保身が第一義であろう。市民の論理に傾くような判決を出せば、法務省人事によって簡裁、家裁に異動させられ、生涯中央には戻れないとも聞く。
  また、実は法の支配を嫌悪し、法治主義最後の砦たる法曹人口の増加を恐れる政財官の料亭政治においては、判事の抱える案件は一人200件近いのではないか。
  これだけの案件を裁くには、日本の風土であるところの「場の空気を読んで大勢に付く」を、判事とて履行しなければやっていけないだろう。被告と原告の力関係を読み、常に勢力の強い側に軍配を挙げて置けば安泰である、との力学が働くのではないか、いわゆるそれが判事と検事のマニュアルになっているのではないか、とすら思えるのである。
  このような中で、規制委の主張を丸のみした判決が出されるのは容易に想像できるが、せめて、「裁判所の判断を超える、原発政策の是非は立地県のみでは無く、多くの自治体に関係するものであるから、住民投票や国民投票にかけるべきである」、と判じて欲しいものである。
  先の大戦においても、敵国も驚く「玉砕」を当然とするようなトップを抱えた風土においては、未だに、原発事故や核による人類の玉砕をもものともしない鉄面皮でなければ統治機構には昇りつめないような構造が生きているのであろう。
   昔大政翼賛、今護送船団と、全く戦前戦中の統治構造が変わっていないことで、もたれ合い、結果無責任な料亭政治の中に、完璧に司法が組み込まれている、という事だ。

4. 2015年12月26日 06:01:55 : 5Y6XGnLFhQ : ihIkAs1emEA[43]
原発推進判決出した裁判官が原発産業に天下りの実態。
行政裁判に裁判官制度を入れるべき。
樋口裁判官のような「正義感を持つ人が最高裁の階段を登れない」どころか
「左遷という人事をされている事実」を多数見てきた
裁判官の心に「国策に逆らう判決はだせないとの不正義感が生じる」
福島事故は人類に大きな警鐘を鳴らしてくれた。これから、現世代の人々が死に絶えてから次世代がこの事故処理にあたらなければならない。いつ、解決するのか誰
も正確な答えを知らない。ひとたび、重大事故等が起これば「テロ、戦争、自然災害」日本国で生存する事は絶望的となる。生存権の侵害に他ならない。知性対反知性の戦いである。「現在存在していない将来の人々は呟くであろう」こんな地球に
誰がした。今だけ、金だけ、自分だけ「我田引水的思考を猛省する時代」に入っている。「ドイツの人々は適切な判断をしたと、将来の歴史家は書き残すことになるであろう」つけを子々孫々に残してはならない。

5. 2015年12月26日 12:42:56 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[321]
2015年12月26日(土)
子らに原発のない社会を 官邸前行動

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-12-26/2015122601_03_1.jpg
(写真)「高浜原発再稼働反対」と抗議のコールをする人たち=25日、首相官邸前
 首都圏反原発連合(反原連)は25日、今年最後の首相官邸前抗議行動を行いました。この日はクリスマスとあって、サンタクロースに扮(ふん)してアピールする人も。「子どもたちに原発のない社会をプレゼントしよう」と呼びかける人もいました。

 地元で安倍政治に反対する集会やデモに参加しているという松山市の女性(38)は3歳の娘と初めて参加しました。「全国各地で声をあげ続けている人たちがいることに勇気づけられています。娘のためにも原発のない社会にしたい」

 東京都足立区の女性(68)は「国民がこんなに怒りの声をあげているのに無視する政権は許さない。世論を広げ、来年は必ず原発を止めたい」。

 同新宿区の男性(66)は「一人の力は小さいかもしれないが、一緒に行動する仲間を広げ、原発なくせの声をあげ続けていきます」と語りました。

 日本共産党の藤野保史衆院議員、田村智子参院議員が国会正門前でスピーチしました。1200人(主催者発表)が参加しました。

 来年の官邸前行動は1月8日からです。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-12-26/2015122601_03_1.html

2015年12月26日(土)
もんじゅ廃炉求め提訴

東京地裁 12府県106人が規制委に

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-12-26/2015122615_03_1.jpg
(写真)東京地裁に向かう原告団と弁護団ら=25日、東京都千代田区
 日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の原子炉設置許可の取り消しを求め、福井県の住民などが25日、原子力規制委員会を相手取り東京地裁に提訴しました。原告団は福井のほか、もんじゅから半径250キロメートル圏内の兵庫、愛知、鳥取、岐阜、京都、大阪など12府県の住民106人です。

 訴えのなかで原告らは、「機構にはもんじゅを運転する技術的能力はない」と指摘。その上で「新たにもんじゅの運営を引き受ける能力を有する主体が出現する可能性は現実的には認められない」として、規制委に「設置許可を取り消すべき義務がある」と廃炉を求めています。

 規制委は11月、もんじゅを運営する機構が「必要な資質を有していない」と判断し、新たな運営主体を示すよう文科相に勧告していました。

 会見で原告の一人で明通寺住職の中嶌哲演さん(73)=福井県小浜市=は、「破滅の道をたどるのか、生きとし生けるものが平和に共存共栄する道を選ぶのか迫られている」と述べ、廃炉を訴えました。

 弁護団の共同代表・河合弘之弁護士は、「規制委が勧告の趣旨を簡単に翻すことがないよう厳しく監視し、速やかに廃炉措置へ移行するよう導いていかなくてはならない」と述べました。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-12-26/2015122615_03_1.html

2015年12月26日(土)
主張

原発回帰の危険性

道理ない再稼働に問題が山積

 今年夏に九州電力川内原発1、2号機が再稼働したのに続き、四国電力伊方原発3号機でも再稼働の準備が進み、福井地裁の仮処分決定で再稼働が差し止められていた関西電力高浜原発3、4号機でも24日、地裁の決定が取り消され、再稼働への動きが本格化することになりました。いずれも安倍晋三政権の原発回帰の政策を背景に、原子力規制委員会での審査や地元自治体の同意を受けたものですが、原発再稼働は決して安全を保証しません。電力が不足しているわけでもないのに、電力会社の経営を優先した道理のない原発再稼働には問題が山積しています。

安全のお墨付きにならぬ

 安倍政権は、原子力規制委が東京電力福島原発の事故後作った規制基準で「合格」と認めたことを原発再稼働の一番の理由にあげますが、川内原発や伊方原発でも、高浜原発でも明らかになったのは、規制基準は万能ではなく、たとえ基準に合格しても安全とはいえないことです。新しい基準は、地震や津波の想定などを見直しています。しかし世界有数の地震国で、想定以上の地震が起きない保証はどこにもありません。

 川内原発ではとくに火山噴火対策への不十分さが、伊方原発では南海トラフ地震などへの対応の不十分さなどが問題になりました。高浜原発でも、福井地裁はいったん「新規制基準は緩やかにすぎ(る)」と再稼働を差し止めました。関西電力の異議で仮処分を取り消した今回の決定は、国と関電いいなりに基準は「合理的」だとしましたが、それでも「絶対的安全性は想定できない」と事故の危険性を認めています。規制基準にもとづく規制委の審査が、安全のお墨付きにならないのは明らかです。

 とりわけ、今回の福井地裁の決定でさえ、事故の可能性が否定できない以上「避難計画等を含めた重層的な対策を講じておくことが極めて重要」としていることは重大です。規制委の審査では住民の避難計画は対象外となっており、川内原発でも伊方原発でも、避難体制の決定的な不足が指摘されています。福井県と京都府の県境近くに立地する高浜原発の場合も、いったん事故を起こせば京都府や滋賀県の住民も巻き込まれます。滋賀県も京都府も再稼働に同意していません。住民や自治体の安全が確保できない以上、再稼働は強行すべきではありません。

 関西電力は高浜原発の再稼働に向け、ただちに3号機に核燃料を搬入、1月下旬の再稼働を目指しています。原発は運転を始めた途端、危険な使用済み核燃料がたまり続けます。原爆の原料にもなる危険なプルトニウムを含む使用済み核燃料は、再処理の見通しも立たず、行き場がありません。「トイレなきマンション」といわれるほど廃棄物対策の見通しが立たない原発の再稼働はやめるべきです。

原発に頼らなくても可能

 九州電力の川内原発が再稼働する今年夏までの2年近く、全国の原発が停止していたのに、電力不足は起きませんでした。電力会社は火力発電に頼っているので燃料費や温室効果ガスの排出が問題だといいましたが、石油は価格下落が続き、節約などのおかげで温室効果ガスの排出も減っています。

 原発再稼働は中止し、廃炉に向かうことこそ、安心で安全なエネルギー政策のためにも重要です。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik15/2015-12-26/2015122601_05_1.html


6. 2015年12月26日 14:58:06 : WzFlUn53lM : tk2HQXR4fvk[164]
01>さんに同意。福島の惨状を知らないとでも言うのか、誰が考えても林裁判長の判決はおかしい。自分の事出世の事しか頭にない。日本の司法はマスコミと同じ腐敗している。

7. 2015年12月26日 15:10:38 : 1Tz0DHxfg2 : e3zee0VE74o[28]
一番の悪は裁判所だ。
裁判所さえまともだったら、原発だってこんなに54基も造られる事はなかったし、福島の事故だって無かっただろう。
今、原発再稼動だってし無かっただろう。
全ては安倍総理と裁判所の責任だ。

8. 2015年12月26日 15:24:17 : ERDWDUY8nY : L9V3tRFiCPQ[2]
政界
官界
司法界
財界
みんなで渡れば怖くない橋 原子の黄金嬌  ゴールデンブリッジ そして死の国 日本
アベコベ組が横行している2015年の年の瀬。

9. 2015年12月27日 12:28:40 : fpt8itpB5Q : zW@YYVl31Kw[94]
天皇財閥が原発を再稼働すると言ったら誰も逆らえず
その命令に従う下々の者だけが我々には見えていて
理不尽だなぁ、バカだなぁ、と思えるってことでしょう
一番バカなのは防弾ガラスの向こうの天コロに向かって笑顔で手を振る我々なんですけどね

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