http://www.asyura2.com/15/senkyo198/msg/537.html
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http://31634308.at.webry.info/201512/article_20.html
2015/12/23 23:34
私が、原発の話を多く取り上げる理由は、単なる感情的なものではない。原発の技術者ではないが、技術に携わっているものとして、これを商品として稼働してはいけないと考えているからだ。原発は商業的倫理観を全く無視したものなのだ。一般の企業が製品を世の中で使ってもらう場合、一度その製品によって人が怪我をしたり環境を汚染させた場合、またその廃棄物の中に汚染物質を含んでいたりした場合、厳しくLP法で罰せられる。それは企業倫理であり、人間が社会で守らなければならない掟である。
原発は電気を起こす手段として、あまりに製品倫理、道徳を守らない生産手段であり過ぎる。よく原発の方が炭酸ガスを出さないから、他の燃料を燃やす生産手段よりは優れているという。
しかし、原発は、炭酸ガスは出さないが、発電した後の蒸気をまた水に戻すために、その余熱を海に垂れ流している。また根本的に倫理観が全く無視されているのが、原発の廃棄物の行き場がないことだ。
また、例え見つかったとしても、数千年、1万年の管理を、これからの子孫に残さなければならない。数千年、1万年に対して、今までは高々50年の原発使用の歴史しかない。経営者、それを推進・許可する政治家、知事は、10年程度の任期である。決めた後は、どんな大事故が起こっても、誰も責任はとらない。安倍首相が許可するなら、自分が全責任を取ると言わなければならない。また、その電力会社の社長らも、禁錮刑並みの責任を取らなければならない。そもそも、その原発稼働で、30キロ圏内の全市民の避難訓練をし、何か有った場合のために、ヨウ素の薬剤を配布するということは、LP法から言えば、常識を逸脱している。
今や、唯一、公平で人を守ってくれるはずの司法の決定が、政治、行政によって無視されてきている。その最たるものが、安倍政権によって強行された違憲の安保法である。今回も、高浜原発稼働停止の判決無効を訴えている関西電力が、まるで勝訴するとでも決まっているかのような西川知事の決定である。高裁に近づくほど、政府側の意向に沿う判決が出ている。政府、西川知事もそのことを予見しているかのようにも見える。
それなら、それを許さないようにするためには、何度でも言わなければならないが、選挙で世の中を変えるしかないのだ。
高浜再稼働 同意を伝達 福井知事 司法判断待たず
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201512/CK2015122302000127.html
2015年12月23日 朝刊
福井県の西川一誠知事は二十二日、経済産業省で林幹雄経産相と会談し、関西電力高浜原発3、4号機(同県高浜町)の再稼働に同意すると伝えた。これで地元の同意手続きは全て完了した。関電は来年一月下旬の3号機の再稼働を目指しており、燃料装填(そうてん)など最終工程を急ぎたい考えだ。
西川知事はこの日午前、政府が前面に立って原子力政策を担うことが確認できたと評価し、再稼働への同意を表明。林経産相は会談で「ご英断に感謝を申し上げます」と述べた。
今後は福井地裁が四月に命じた運転差し止めの仮処分の行方が焦点。関電が申し立てた異議に対し同地裁は今月二十四日に決定を出す。仮処分が覆れば、関電は3、4号機の再稼働が可能になる。
その場合、関電は二十四日中にも原子力規制庁と3号機の燃料装填に必要な書類確認を行い、翌日から五日程度かけ原子炉に混合酸化物(MOX)燃料を含む百五十七体の燃料集合体を入れる日程を規制庁に伝えた。
西川知事は会談後「(政府は)国民にもっとしっかり説明することが必要だ」と指摘。原発立地自治体の苦労を理解し、国が前面に立って政策運営に当たるよう求めた。
西川知事は林経産相と今月二十日に会談した後、原子力政策に関する政府の姿勢を再度聞いた上で最終判断を伝えるとの考えを示していた。電話会談も検討されたが、問題の重要性を考慮し直接会談になった。
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