http://www.asyura2.com/15/senkyo198/msg/505.html
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メディアは仲間で国民は純朴だから、アホな政治家の猿芝居も見過ごされてしまう。
20年東京五輪パラリンピック大会組織委員会の会長である森元首相は、二つの案が公表された14日に「外観だけならB案の方がいい」としゃべり、15日には「A案はお墓のよう」などと酷評した。
JCSによる重大な最終審査の前に、元首相で安倍首相の“親分”である森会長が、自分の好みを“公表”することなぞ許されるものではなく、ふざけた発言を行った14日の時点で、森氏は会長を辞さなければならない。しかし、たいした非難も起きず、森氏は会長職を続けている。
猿芝居の安っぽいシナリオを推測すると、森元首相は、大成建設が施工するA案に決定させるためB案を“推奨”したと思われる。
森氏は、直接、日本スポーツ振興センター(JSC)にA案を選定するよう働きかける“リスク”を避け、ゴマカシのB案評価でA案が選定されるよう誘導したのである。
多くの国民と違いJSCの幹部は“嗅覚”が鋭いので、森会長の“意図”を読み間違えることはない。
考えてみればわかるが、森会長がB案を評価し、昨日のJSCの結論もB案だったら、それこそ、日本のみならず世界に“茶番劇”を晒すことになったであろう。
ある程度の割合でいる敏感な国民も、ヤラセ審査だと非難の声を上げたはずだ。
安倍首相の政治的後見人(12年9月に安倍氏を自民党総裁に据えた黒子)でもある森元首相(本人が考えたシナリオかどうかは別として)は、大成建設が施工するA案に決定させるだけでなく、それが公正に選定されたという経緯をしつらえることで、日本の大規模公共工事は、陰の実力者である元首相の意向さえ否定されるほど透明な選定を行っているというイメージまでつくろうとしたのである。
(そこまで考えたかどうかはわからないが、落選したB案設計の伊東豊雄氏が森元首相に評価してもらったことを喜んでいるかどうかわからないが、森会長の高い評価が落選した伊東氏に対する“ねぎらい”にはなると踏んだ可能性もある)
大成建設に受注させることにどういうメリットがあるのかは不明だが...
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<新国立競技場>A案決定、決め手は工期短縮の「実現性」に
毎日新聞 12月22日(火)21時33分配信
◇建築家の隈氏、大成建設、梓設計のグループによるA案
2020年東京五輪・パラリンピックの主会場となる新国立競技場の新整備計画が22日、建築家の隈研吾(くま・けんご)氏(61)、大成建設、梓設計のグループによるA案に決まった。事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)が選定し、政府の関係閣僚会議(議長=遠藤利明五輪担当相)が了承した。工期短縮とコスト縮減が重視された審査で明暗を分けたのは、工期短縮の「実現性」だった。
設計・施工の一括公募に応じた2グループの案について、有識者によるJSCの技術提案等審査委員会(委員長=村上周三・東京大名誉教授)が審査した。19日に2グループから聞き取りを行い、7人の委員が9項目について1人140点満点(7人で980点満点)で評価した。9項目のうち「事業費の縮減」「工期短縮」は各1人30点と配点が大きく、村上委員長は「工期、コストについて約束を守ってくれるかが最大の関心事。実現性と信頼性をチェックした」と説明する。
審査の結果、合計点はA案が610点、B案が602点。これを重視してJSCはA案を選んだ。9項目中でA案の点数が上だったのは「業務の実施方針」「事業費の縮減」「工期短縮」「環境計画」の4項目で、ほかの5項目はB案が上だった。最も明暗を分けたのは「工期短縮」で、A案は177点、B案は150点と27点差がついた。
JSC幹部によると、委員会では審査前、工期の縮減幅が大きいことのみを評価するのか、工期の縮減幅が小さくても信頼性を評価するのかについて何度も議論したという。技術提案書が出てみると、完成時期は2グループとも同じで、目標とされた20年1月末を2カ月前倒しした19年11月末だった。JSC幹部は「同じ土俵で審査できたことで、ポイントは実現性と信頼性に絞られた」と言う。
両案を比べると、工事手法などの信頼性に差はなかった。一方、A案は16年12月の本体着工の2カ月前に準備工事を開始するが、B案は17年2月の本体着工の8カ月前となる16年6月から準備工事に入る計画だった。B案は準備工事が早く、「行政手続きの実現性で疑問もあった」とJSC幹部は明かす。
村上委員長は22日の記者会見で「A案は実現性と信頼性があったが、B案は(提案通りにできるかという)危惧があった」と明かした。
A案は法隆寺の五重塔の垂木を想起させる水平ラインのひさしを特徴とし、総工費は1490億円。B案は建築家の伊東豊雄氏(74)と竹中工務店、清水建設、大林組、日本設計のグループが提示していた。【山本浩資】
◇森喜朗会長「完成時期の前倒しが反映されて感謝」
組織委の森喜朗会長は「これまで強く要望してきた完成時期の前倒しが反映されて感謝申し上げる。新国立競技場がアスリート、観客にとって最高の舞台になるように心より期待している」とのコメントを出した。
最終更新:12月22日(火)21時43分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151222-00000105-mai-spo
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A案、当初から有力とみられる 工事しやすい3層
日刊スポーツ 12月22日(火)11時13分配信
新国立競技場の新計画においてA案は、当初から有力とみられていた。
A案は建築家隈研吾氏(61)と梓設計、大成建設のチームで設計された。白紙になった新国立競技場の前計画関係者は「大成建設は前の計画でスタンド工区を担当し、今回の提案にも経験が生かされている」と話していた。
建設関係者は「政府は対案がない中でザハ案を白紙撤回するリスクは冒さない。撤回時期に対案を準備していたのも大成建設だった」と話した。
その流れの中に建築家の隈氏が加わった形だった。前計画の鉄材業者や人材を継続して確保しているのも「有利な点」として働いた可能性もある。新国立競技場は五輪後にはさまざまなイベントにも使われる。収益率をアップさせるためにVIPルームを増設するにも、スタンドが2層のB案より、3層のA案の方が工事がしやすいという利点もあった。
最終更新:12月22日(火)19時19分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151222-00000057-nksports-spo
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僅差で敗れた“B案”伊東豊雄氏「結果かなり疑問」
テレビ朝日系(ANN) 12月22日(火)20時52分配信
新国立競技場で惜しくも採用されなかったB案をデザインした建築家の伊東豊雄氏が会見しました。
伊東豊雄氏:「どうしてこういう結果になったのかと、かなり疑問を持っております。(工期短縮の採点で)30点近い差は、極めて不可解だと思っております。(A案では)ザハさんに訴えられるかもしれないなくらいに思います」
B案はスタンドを囲む木製の柱が特徴で、デザインや建築計画でより高い評価を得ましたが、僅差でA案に敗れました。
最終更新:12月23日(水)0時7分
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20151222-00000047-ann-soci
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