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生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎共同代表
小沢一郎氏「野党がまとまるのを国民も期待してる」
http://www.nikkansports.com/general/news/1581461.html
2015年12月20日9時35分 日刊スポーツ
生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎共同代表(73)は、来年の参院選に向けた「野党の大同団結」を徹底して訴えている。「野党がまとまるのを、国民も期待していると思う」と話した。剛腕といわれた政治家が、戦後70年の今年に何を思ったのか。
−戦後70年の節目の年を振り返ってどう感じますか
小沢氏 今年の政治の面からいいますと、安倍政権の思いのままに勝手に好き勝手にやられてしまって、野党がきちんとした姿勢を示し得ないままに、終わりそうな状況じゃないかと思う。
−野党側の対応のスピードは遅れていますか
小沢氏 打開するには、来年の参院選で何としても野党の大同団結、共闘態勢をつくりあげることが大事と、いろんな機会に主張してきた。まだもう1つ、危機感というか、政権を取って、自分たちの主張を政治の上で実現するんだという意欲に、ちょっと欠けているんじゃないかという思いが強い。選挙が近づくにつれ、このままではまず全滅に近い状態になるんじゃないかと思う。その意識の中で、少しずつ進んでいくのではないかと期待をしております。
−民主党と、維新の党の統一会派は、大同団結の第1歩になるか
小沢氏 そうなってくれればいいと思う。民主党がもっと最初から旗を振れば簡単にできるんですよ(笑い)。少しでも前に進めばいいなと思います。
−国会議員の劣化が言われますが、今と昔と比べてどうですか
小沢氏 僕が初めて国会に出てきた時の日本と今の状況は違うし、国際情勢も違ってきているので一概には比較できませんが、何となく、活力というのか、活気がない。55年体制の社会党中心の野党は、主張も行動もやってきたという思いがある。今はちょっと、それもなくなってきた感じがある。日本の議会制民主主義の危機ではないかというふうに、思っています。
−首相のリーダーシップと「独裁」論について
小沢氏 かつては良くも悪くも、自分たちの主張や目標や目的を、それぞれの政党や政治家が持ちながら戦わせたが、今は与党内でも、ほとんど議論の動きはない。野党の中でも、第1党は民主党ですが、政策的にも明快な結論がなかなか出せない。そういう状況なので、余計安倍さんのやりたい放題が目立つ。安倍さんが独裁だという言われ方をする時もありますが、来年の参院選で過半数を割れば辞めなきゃいけないし、衆院選で負ければ、当然政権は変わる。そういう意味で、別にリーダーが自分の信念を貫くことはけして悪いことではないし、選んだ以上は国民も認めないといけない。ただ国民にきちんと約束せず、政権を取ったら衣を脱ぎ捨てて、衣の下に隠していたものをもって突き進むというやり方は、ちょっと民主主義に反すると思う。この間の選挙(14年衆院選)で当初は言っていた憲法改正を、急に言わなくなった。TPPも反対みたいなことを言っていたが、議論になるようなことは後ろに隠して、政権を取ったら、無理やりでも前面に押し通すと。そういうやり方がいけないんだと思う。
−国民の審判を受けて次の選挙までの間、代表になれば辣腕(らつわん)をふるうべきだが、党内の議論をせず、国民に隠していたことを突然やりたいと、選挙が終わってから言い出す。これは違うということか
小沢氏 それは民主主義ではない。僕は、英国の議会制民主主義をお手本にしているが、保守党も労働党も総選挙の前には党大会を開き、きっちりしたマニフェストをつくり、政権を取ったらマニフェストに沿って、政権をとったら一生懸命やると訴える。仮に多数党の横暴と言われても、国民に訴えて政権をもらったからやる、という。それは、決して独裁でも強行でもない。でもちょっと、安倍さんのやり方はいただけない。
−政治本来の形が、今の日本の政治にはちょっと欠けている?
小沢氏 与党も野党も、両方ともね。ただ1人、安倍さんが勝手なことを言って、勝手に何かやっているように、余計見える。総選挙を通じての、政権のトップリーダーとしてのやり方はちょっとおかしかった。それと、唯々諾々として許している野党の方もどうかと思う。僕は安保関連法の審議の時、少々手荒なことをやっても、国民が半分以上の人が反対するものだから許される、理解されると言ったが、最終的には牛歩などは辞めましょうと。良識といえば良識なんですかね。そういうことで、通ってしまった。僕は、本気でやる気になれば、完全に廃案にできたと思う。これは民主主義の基本に反するということで、多少の物理的抵抗をしてでもやるというのは、野党に許される行動だと思う。
−国民も勉強したのでは
小沢氏 「選挙の時は、そんなことを言っていなかった」というのは、国民も分かっているはず。それが突然国民の側から見て、ああいう法律が出てきて、通してしまった。そこは国民も勉強したと思うが、もう少し行動に表すべきだと思う。反対のデモもあったが、やっぱり選挙で、国民をごまかすようなやり方は許せないと、決着をつけることを意識して、今後は行動しないといけない。
なぜ僕が、国民、主権者がいちばん最終的に責任があると言うかといえば、2009年の選挙で民主党が勝った時と、14年の衆院選の投票率を比較すると、約20%下がっている。ということは2000万人が棄権しているわけだ。もちろん僕自身を含めた野党の責任も感じている。だからといって、自民党に議席を大量に与えていいのかという判断は、主権たる国民がしなければいけない。棄権というのは、白紙委任ですよ。後になって文句を言っても始まらない。たとえ来年の参院選で、野党の再編、大同団結の協力態勢がしっかりとできあがらなくても、自公じゃない政党に1票を投じれば、結果として自民党の多数の横暴を食い止めることができる。自民党の票が大幅に減れば、安倍さんは退陣せざるを得ない。(明日につづく)(取材=政治ジャーナリスト・角谷浩一、中山知子)
【小沢一郎】前半 戦後70年を斬る 政界レジェンド伝言
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※このインタビューは日刊スポーツとニコニコの共同企画です。
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