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村山富市元首相 「日本を担うのは若い人たち」
http://www.nikkansports.com/general/news/1580433.html
2015年12月19日10時32分 日刊スポーツ
戦後70年の今年は日本にとって、安全保障関連法の成立で、国の重要政策が変わるターニングポイントになった。日刊スポーツとニコニコとの共同企画「政界レジェンドに聞く」の2回目は村山富市元首相(91)に若い世代への思いを聞いた。
−若い人への思いを聞きたい
村山氏 来年の参院選から選挙権年齢が引き下げられ、若い人も選挙権を持つ。日本を担うのは、若い人たち。日本はどうなるか、これでいいのかという判断をして、有権者としての行使をして欲しい。
−若い人は政治に興味がないともいわれる
村山氏 大多数は無関心だと思うが、運動の展開1つで変わる。今のような政治を見て、大多数が納得しないと思う。実は、今頃になって村山談話について聞きに来る人もいる。村山談話も出した当時、自民党の半分以上が反対だし政府も黙して語らず、だった。それでも、後継内閣は継承し、中国、韓国、米国も納得し、歴史問題でいざこざが起きることはなかった。それを安倍さんが総理になった後、村山談話を否定するような発言があった。そこで、村山談話が比較され議論されるようになり、多くの人が初めて、村山談話を知った。
僕はある意味、過去の歴史について学ぶことはいいことだと思う。安倍さんも反面教師で、いいことをいってくれたと思う。安倍さんは、屈辱的な歴史を若い人に引き継ぎたくないと思っているかもしれないが、過去の歴史に学ぶことは大事、日本のあるべき道は、過去のことを踏まえた上で、何が間違いか正しいかとわきまえ、対応することが大事だと思う。
最近の国会を見ていると、議会制民主主義は形骸化している。なんといっても乱暴だ。僕が議員だった時は、内閣法制局長官が答弁したら、それで収まった。法の番人だから。全部法制局にかけて了解を取り、これで問題はないと言って、初めて国会に提出される。その法制局長官が、憲法違反の内容のことを言っている。(安倍内閣は)憲法を改正したいが96条があってハードルが高くてできないから、憲法の解釈を変えてやろうとするのは、立憲主義に反する。だから、反対行動が起きた。
憲法を守るのが国会だ。国務大臣も議員も、憲法を尊重し、重視する責任がある。それにもかかわらず国会全体が、憲法違反といわれる法案を審議しているなんて、かつてないこと。僕には許し難い。日本の国は戦争を経験し、犠牲をはらい戦争の苦難を味わった。今の若い人は知らないかもしれないが、だから、何があっても戦争はしてはならない。戦後70年の歩みは国民全体が心の中に収め、どんなことがあっても過ちは繰り返さないという戦後の誓いを思い起こし、守って欲しいと思う。
−興味を持って見ている政治家はいますか
村山氏 個々の政治家より、党。政党政治ですから。党がもう少し国民の前で議論して、決まった方向にいくというのでないと、個々の議員がなんぼ頑張っても、つながらない。党全体の中で議論がなければ、政治は変わらない。政治を変えるのは選挙しかない。来年の参院選はもちろん応援に行く。全国回りますよ。もっと真剣に考えて投票してもらわないと、日本は変わらない。それは僕らの最後のご奉公で、最後の仕事。そのつもりです。(取材=政治ジャーナリスト・角谷浩一、中山知子)
◆村山富市(むらやま・とみいち)1924年(大13)、大分市生まれ。明大専門部卒。大分市議、県議を経て72年に衆院初当選。93年社会党委員長就任。94年4月に自民、さきがけとの連立政権で第81代内閣総理大臣に就任。96年1月に退任し、00年6月、政界引退。当選回数は8回。現在は社民党名誉党首。
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