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2015年12月19日 「ジャーナリスト同盟」通信
<ケネディ米駐日大使記者会見>
米駐日大使が日本記者クラブに来て、わざわざ記者会見を行った。珍しいことである。年末の12月17日のことだ。沖縄の決起に驚いたワシントンの戦争屋・死の商人が、ペンタゴンを突き動かしたのだろう。東京のA級戦犯の孫に任せていると、辺野古の新基地計画がパンクするかもしれない?そう判断してケネディ大使を会見させ、辺野古強行の意思を伝えたものだ。彼女は産軍複合体と対決して暗殺された父親ではなかった。ワシントンの将棋の駒でしかなかった。このことは、沖縄の戦いが東京とワシントンを揺さぶっているとの証拠でもある。人間であれば、誰しもが沖縄の戦いにエールを送るであろう。
<産軍複合体に屈した大統領府>
ワシントンの暴走の黒幕は、いわずと知れた産軍複合体である。戦争屋・死の商人と説明すると、わかりやすいだろう。配下にCIAなどの謀略機関が存在している。
「自由で民主主義のアメリカ」は表向きのスローガンである。実際は米帝国主義といってもいい。沖縄に執着する理由である。ワシントンの戦略は、この産軍複合体から発せられているものである。
大統領府・ホワイトハウスも、この怪物に従うしかない。従っている限り、身の安全は確保されるだろう。いまやオバマの大統領府は、産軍複合体にコントロールされている。オバマは産軍体制に対抗したケネディ大統領とは違う。
<米リベラルの衰退>
アメリカン・リベラルは、自由と民主を主張する、ほぼまともな勢力であるが、ワシントンをリベラル派が牛耳ることは、ほとんどマレである。
ブッシュ戦争を真っ向から批判して大統領になった黒人大統領に世界は注目したが、今までも現在も、武器弾薬勢力を抑え込むことに失敗している。すべては産軍複合体の言いなりである。
1%に99%が屈するワシントンに変わりない。
オバマ同様、ケネディ大使に期待した向きも多かったが、無理な願望だった。彼女もまた、産軍複合体の指令に逆らうことは出来ない。確か沖縄を視察している。広島にも行っている。平和主義者のはずだが、ホワイトハウスのメンバーに就任した途端、死の商人の傘下に入ったも同然なのだ。
彼女は辺野古基地建設強行のワシントンの意思に変わりないことを、会見で述べて沖縄に衝撃を与えた。
<宇都宮徳馬の「アジアに立つ」>
幼い政治記者に様々なことを教えてくれた人物は、亡き宇都宮徳馬さんである。彼は自民党右翼政治が顧みない共産圏との交流に力を入れた。旧ソ連・中国・北朝鮮などである。「アジアに立つ」という本を講談社から出版している。
このことを理解させるためにワシントンに何度も出かけて、アメリカン・リベラルの真髄を学んで、それを筆者に語ってくれた。日中国交回復の場面では、自民党リベラル派を率いて、カルフォルニア州サンタバーバラで、そのための説得を行っている。これにものすごい精力を使い果たした日本きっての国際派の政治家だった。
<ケネディとの対話>
民主党リベラル派との交流では、のちに大統領になったケネディ駐日大使の父親も含まれていた。
宇都宮さんは、よくケネディとの対話を語ってくれた。二人の呼吸はぴったりと合っていた。「外国に軍隊を出していいことはない」という点でも一致していた。
<外国に軍隊駐留は間違い>
宇都宮さんは「ケネディは沖縄の米軍駐留に対して批判的だった。理由は相手国との関係、現地住民とのトラブルで問題が多すぎると指摘していた」とケネディ発言を何度も聞かせてくれた。
ケネディこそがアメリカン・リベラルの体現者なのだった。
<アイゼンハワー発言>
平和・軍縮派の宇都宮さんは、月刊誌「軍縮問題資料」を発行して、右翼化 する読売新聞の題字下に、雑誌広告を載せた。そこで、繰り返し米産軍複合体のことを俎上に載せて、警鐘を鳴らし続けた。
産軍複合体という名称は、軍人から大統領になったアイゼンハワーの有名な言葉である。米軍需産業と軍が一体化、これがアメリカの外交に決定的な役割を果たしていることへの警鐘である。軍人大統領も、産軍複合体に操られていた、という告白なのだ。
ワシントンの財閥・1%の脅威を裏付けている。それは今の東京も同様である。財閥に操られる自公政権である。
<翁長ガンジーにおびえる産軍複合体>
今回のケネディ大使の特別記者会見から、米戦争屋の大慌ての様子が見えてくる。沖縄の戦いの成果を物語っている。
彼らは、翁長ガンジーにおびえているのだ。地元の支援なしの軍事基地は用をなさない。フィリピンのスービック基地も、住民の反発で撤退した米軍である。戦後70年は、一身独立・一国独立の崇高な戦列に参画すべき時でもある。
2015年12月19日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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