http://www.asyura2.com/15/senkyo198/msg/192.html
Tweet |
インドに“大甘”原発輸出 安倍政権はまるで「死の商人」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/171665
2015年12月15日 日刊ゲンダイ
インド人だって怒っている!(C)AP
福島原発の事故処理はちっとも進んでいないのに、核保有国に原発を売り込んでいる場合か。
13日まで訪印していた安倍首相が、モディ首相との首脳会談で、原発輸出の前提となる原子力協定の締結に原則合意した。インドは核拡散防止条約(NPT)や包括的核実験禁止条約(CTBT)に加盟していない“横紙破り”の核保有国だ。同じくNPT非加盟の隣国パキスタンと核開発競争を繰り広げてきた歴史がある。
安倍首相だって日本の原発がインドに渡れば、軍事転用の恐れのあることは先刻承知のはず。それでも自らトップセールスとは“死の商人”を彷彿させる。
安倍首相の同行筋は「核実験したら協力を停止する」とモディ首相にクギを刺したと強調したが、核実験再開後の措置は共同声明や別途署名された協定の覚書には一切、盛り込まれなかった。単なる口約束では軍事転用の疑念は消えない。
ましてや安倍政権はインドに使用済み核燃料の再処理を認めようとしている。再処理は核兵器に必要なプルトニウムの抽出につながる。取り決めはこれからだが、すでに「再処理を容認せよ」というインドの要求について、日本側は承諾する方針を協定交渉で伝えたと報じられた。
これまで日本は、原子力協定を結んだ6カ国には再処理を認めなかった。被爆国で「核なき世界」を追求する立場として当然の措置で、インドにもNPT加盟を促すのがスジだろう。インドは再処理で出るプルトニウムの量や所在を明記した「在庫目録」の日本側への提出を拒んでいるというから、なおさらである。
「安倍政権はインドの軍事転用に歯止めをかけるどころか、むしろ望んでいるフシさえ感じます。モディ首相と安倍首相は同じナショナリスト気質で馬が合い、ともに中国の『脅威』に敵対心を燃やしています。安倍首相にとってモディ首相は中国包囲網の最大のパートナー。中国と国境を接するインドへの核技術提供で、憎き隣国にニラミを利かせるつもりでいるのでしょう。インドがプルトニウムを増産すれば、それだけアジアの軍事的緊張は高まりますが、武器輸出を解禁した安倍政権には好都合です。インドが武器輸出の“お得意さま”になってくれますからね」(軍事評論家・前田哲男氏)
この国は本当に大事なものを失いつつある。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK198掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。