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2015-12-14 09:24:21
「潮位が高まるとともに、建物に水が入り込み、飲料水も海水が入る」と、太平洋上の人びとが訴えました。たとえば、キリバスのアノテ・トン大統領は、国民が他国へ移住するためのサポートを訴えました。
読売新聞の13日によると、島しょ国、アフリカ、南米、欧州の途上国と先進国100か国以上で構成する「野心連合」は、米国が9日に参加し、11日には新興国ブラジルも、そして日本も12日には参加する方針を決めました。
「中心的役割を果たしたマーシャル諸島のデブルム外相は9日の記者会見で、産業革命前からの気温上昇幅について、2度を下回るだけでなく、1.5度を目標にすることを合意の『心臓部』と表現した。(連合は)世界が必要としている野心的な同意を実現させるため、一体となって立ち向かう」と強調しました。
こうした努力もあって、中国の習近平国家主席は11日、オバマ米大統領と電話会見し、「米中が協力し、パリ会議で同意文書を採択することは、国際社会にとって有益だ」と強調した。つまりは、抵抗勢力だった中国とアメリカが、世界の趨勢から取り残されまいと結論したわけです。
「パリで合意」するということは、このようにして各国が後押しすることになりました。もちろん、各国の思惑が一致しているわけではないけれど、ともかく「パリで合意」を中心にして進められました。とりあえずここからしか進められないのです。
朝日新聞と読売新聞で比較すると、今回は読売新聞の方が圧倒的に良かったといえます。すくなくとも、13日の新聞に限ると、読売は1面、2面、7面、38面と大きなスペースで報じました。対する朝日は、2面だけ。まったく、意を感じさせない扱いになりました。なぜ、こんな扱いになったのでしょうか。
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