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2015年12月10日 「ジャーナリスト同盟」通信
<改憲3分の2確保へ>
天下を治める指導者・官吏は、まずは自身を修める、家を整える、そして人民に愛情を注ぎ、民意に逆らってはならない。この点で、自公内閣に人材がいないどころか、憲法破壊者ばかりの極右グループと言わざるを得ない。裏切り者ややくざのたぐい、いうところの政治屋が目立つ。彼らは、それでいて9条改悪のための3分の2確保のために創価学会という、本来は宗教?信仰者団体をあてにした大作戦を開始、推進している。
<宗教団体という名の集票団体>
民主政治は、数がモノをいう。1票でも多ければ、国民の代表の資格を手にすることが出来る、という約束のもとに成り立っている。そのためには、ありとあらゆる手段を用いて、国民を懐柔することになる。
その点で、集票力随一は創価学会という宗教団体が、他を圧倒している。信仰と集票活動を一体化するという魔法の教団だからである。創価学会によって安倍内閣は支えられ、それゆえに独裁政治を敢行してきている。
創価学会を補完したものは平和主義だった。指導者であった池田大作氏の平和理念は、外国まで鳴り響いていた。それが安倍内閣の下で、特定秘密保護法・武器輸出から、とうとう憲法が禁じる戦争法制定へと突き進み、内部に疑念が生じている。
公明党や創価学会のまともな池田派が「おかしい」とクレームをつけている。「平和主義を放棄した創価学会は、もはや創価学会ではない」という当たり前の理由からである。事実、戦争法に対して正木理事長が反対したのだが、逆に更迭されてしまった。
創価学会中枢の異変から、公明党が創価学会を呑み込んだ、と分析できる。公明党は創価学会・池田氏が創立した平和と福祉の政党だった。その公明党が創価学会を牛耳ってしまうという、異様な事態発生の信濃町である。
公明主導の創価学会という逆転現象から、いかなる屁理屈をつけても、池田氏を心酔する会員は強く抵抗していると思われる。残念ながら内部事情が分からない。
<まずは消費税軽減率で懐柔>
これをどう修復するか、修復するためには、憲法違反の戦争法を廃止すればいいのだが、極右内閣にはそれは出来ない。それどころか、来年夏の参院選、もしくは衆参同時選挙で、野党・民主党の体たらくをよいことに、3分の2議席を確保する構えだ。これが安倍の悲願、財閥・日本会議の恐ろしい怖い目的である。
しかし、自民党や日本会議にまとわりついている宗教団体、たとえば生長の家・霊友会・神社本庁・統一教会といった極右カルト教団に、3分の2確保の力はまったくない。
なんとしても、引き続き創価学会を、官邸・自公の配下の集票マシーンにして悲願の3分の2を確保、極右・財閥の目的である軍国主義の日本へと舵を切ろうとする。
こうして創価学会攻略大作戦が始動することになる。真っ先に10%消費税に絡めての軽減税率作戦だ。最初からシナリオが出来ている政治演技を、財務省・官邸・自民党・公明党が、それぞれ役割分担して演じる。
<戦争法をチャラに?>
落としどころは決まっている。公明党に花を持たせるシナリオである。
そうして同党は「霞が関・平河町の強い抵抗を押し切って、軽減是率を勝ち取った」と創価学会に対して宣伝する。
その心は「特定秘密や戦争法は大した問題ではない。これでチャラにしてほしい」ということであろう。
戦争法も秘密保護法も日本国憲法違反である。前者のそれは、9条に真っ向から違反している。それも池田・創価学会が大事にしてきた中国との戦争体制そのものである。
虫のいい話ではないだろうか。
<野党は10%凍結と5%消費税で対抗せよ>
すでに多くの識者が指摘しているように、安倍の3分の2作戦の極め付きは10%消費税凍結論である。
野党の甘すぎる作戦では、これに太刀打ちできない。どうするか、いちはやく10%凍結を公約すればいい。その後に、景気動向しだいで5%に戻す、と公約するのである。
<石井紘基氏から学べ>
財源はいくらでもある。行財政改革の断行である。国会議員と役人の定員と給与にメスを入れる、そのための協議会を発足させると訴えればいい。
昨夜民主党の石井紘基殺害事件のネット情報をみた。当人の13回忌の報道もあった。彼のことを知らなかった筆者であるが、彼が追及してやまなかった課題のいくつかを取り上げれば、10%は不要である。5%でもおつりがくる。
2015年12月10日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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