http://www.asyura2.com/15/senkyo197/msg/746.html
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ワタミの渡邊美樹氏ら、過労自殺の新入社員ご遺族と和解成立。なんと、死から8年目にやっと謝罪。
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/6ccafc13fd1e83056d769200a8e14490
2015年12月09日 Everyone says I love you !
2008年、大手居酒屋チェーン「和民」で入社した26歳の女性社員が、入社から2か月後に自殺しました。
女性は2008年4月に入社し、横須賀市内の居酒屋に勤務。連日午前4〜6時まで調理業務などに就いたほか、休日も午前7時からの早朝研修会やボランティア活動、リポート執筆が課されました。
そして、入社からわずか2ヶ月後の6月12日、女性は自宅近くのマンションから飛び降りて自殺したのです。
この方が遺した遺書。なんという悲痛!
2012年2月、神奈川労働局は、残業が月に100時間を超えるなど過労が原因だったとして、女性の死亡を労災と認定しました。
この時に、ワタミの創業者である渡邊美樹会長(当時)がツイッターでつぶやいたツイートがあまりにも惨いものだったので、書いたこの記事は、BLOGOSにも転載され、どちらでもこのブログ始まって以来の10万単位のアクセスを集めました。
究極の偽善者 ワタミの渡邊美樹会長 女性新入社員過労自殺の労災認定にも全く反省せず暴言ツイート
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/9e6baedfc7049cfefcd8a1dd4a5962a8
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「労災認定の件、大変残念です。四年前のこと 昨日のことのように覚えています。
彼女の精神的、肉体的負担を仲間皆で減らそうとしていました。
労務管理できていなかったとの認識は、ありません。
ただ、 彼女の死に対しては、限りなく残念に思っています。
会社の存在目的の第一は、社員の幸せだからです」
というのですが、あまりにも他人ごと。
頭に来た私はこう書きました。
「社員の幸せが第1と言いながら、入社したばかりの社員に月140時間以上も時間外勤務させて死なせてしまったのに、「労務管理できていなかったという認識はありません」って、よくも言えたものです。
そんなにはっきり覚えているのなら、状況をわかってて過労自殺させてしまっているじゃないか。あんたという人間が残念や。
こんな風に無責任・無神経なことを社長が考えているなら、会社としてノーコメントではなく、「悪いことをしたとは思っていない」と、そうコメントすれば良いのです。
悪評は耳に入っていましたが、この渡邊美樹という社長だけは、ほんまに、どんだけ偽善者か。」
地球上で一番たくさんの「ありがとう」を集める経営 -なぜワタミは「存在」対「効果」を追求していくのか- [CD]
よく言うよ。
この人は、第一次安倍内閣の時点から教育再生担当委員を任され、この事件の真っただ中の2013年に自民党から出馬して参議院議員に。
橋下市長に請われ、教育担当の大阪府市統合特別顧問にもなっていました。
渡邊美樹ワタミ会長の「どの口で言う」いじめ対策が「教師には成果主義、学校には競争原理」 お前が言うな
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/a82a285e38de6721180b78595336dfdd
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そういえば安保法制の決議の時にはこういう場面もありました。
ここでもいかにも他人事という気持ちが顔にあらわれている。
俺には国会議員や大臣は無理だなと思わされた光景。
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/b3347dc30ef2d9d291650cf01a9013e4
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そして、遺族の方に対しても、ワタミの経営陣は説明さえ拒否していたのですが、12月8日、無事和解が成立したようです。
しかし、入社2か月余りでもう過労自殺するなんて、「普通のブラック企業」でも考えられない速さです。
それに対して、謝罪・和解するのにどうして8年もかかったのでしょうか。
亡くなった女性のお母さんは8年前に時計を戻したいとおっしゃっていますが、まさにそのとおりでしょう。
こういう人を国会議員や教育再生委員、特別顧問にしてきた安倍内閣や橋下維新の会、そして国民もそのあり方が問われるところです。
渡邉美樹氏らワタミ経営陣 過労自殺遺族への説明を拒否 これが「ありがとうを集めるグループ」の実態だ
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/dd726063a3c1090f801e104537c98324
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―和解のご報告―
かねて皆様にご心配をおかけいたしておりました、
労災訴訟につきまして
本日、原告と和解に至り、先ほど裁判所内で、
ワタミの元女性社員のご遺族に直接、
衷心より謝罪を申し上げました。... https://t.co/4N1VygAGhw
— わたなべ美樹 (@watanabe_miki) 2015, 12月 8
検証 ワタミ過労自殺
中澤 誠 (著), 皆川 剛 (著)
岩波書店
「体が痛いです。体が辛いです」。2008年、外食産業ワタミに入社して2カ月、26歳の女性が悲痛な叫びを書き残して命を絶った。死後、両親の調査などにより、不正で過酷な勤務実態が明らかになる。早朝にまで及ぶ長時間労働、休日のレポート作成や早朝研修……。ワタミ内部の問題にも迫り、事件とその後の動きを検証する。
ワタミ・渡邉美樹 日本を崩壊させるブラックモンスター (コア新書)
中村淳彦 著
コアマガジン
いまやブラック企業の代名詞となったワタミ株式会社の創業者・渡邉美樹。
彼がワタミで作り上げた経営理念とは、「夢」「やりがい」「仲間」などという綺麗な言葉で労働者を洗脳し、骨の髄までコキ使う。
そんな地獄の労働システムだった。
ワタミの初任給はなぜ日銀より高いのか? ナベテル弁護士が教える残業代のカラクリ
渡辺輝人 著
旬報社
銀行のなかの銀行≠ニ呼ばれるエリート職場の日本銀行。でも、大卒の初任給は、日本銀行より、ワタミの方が高いって! えっ、なぜなんだ?・・・・・そこに、あなたの日々の給料にも関係してくるカラクリがあるのです。実は、知らず知らずのうちに見えない残業代が含まれる等いくつかのカラクリがあって、現実は日本銀行の方が働く人にとって有利なんです。
懲罰的賠償と言っていいくらい、たくさんの良い内容が盛り込まれれた和解内容で、素晴らしいです。
ワタミ子会社社員自殺 会社側が謝罪し和解
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151208/k10010334151000.html
12月8日 18時13分 NHK
居酒屋チェーン大手「ワタミ」の子会社で、7年前、正社員として働いていた当時26歳の女性が過労で自殺したとして遺族が損害賠償を求めていた裁判で、会社側が謝罪をし、およそ1億3000万円を支払うことなどで和解が成立しました。
「ワタミ」の子会社だった会社で働いていた神奈川県の森美菜さん(当時26)は、平成20年、正社員として入社して僅か2か月後に自殺しました。
遺族は、月に100時間を超える残業などによる過労死だったとして、おととし、会社側に損害賠償を求めて提訴していました。
そして8日、東京地方裁判所で和解が成立したとして遺族や弁護士が記者会見を開き、会社側が、自殺は過労が原因だと認めて遺族に謝罪するとともに、1億3300万円余りの損害賠償を支払うことになったことを明らかにしました。
さらに、会社側が、平成20年以降に入社した社員に未払いの賃金の分などとして一律2万円余りを支払い、残業時間の削減に努めるなど再発防止策を講じることを条件に和解したということです。
父親の森豪さんは、「会社側に法的責任を認めさせる思いで闘ってきて、判決以上の結果が得られたと考えている。会社には再発防止に取り組んでもらい、娘の死が、苦しんで働いている多くの人たちの力になってほしい」と話していました。
一方、「ワタミ」は、ホームページ上で「原告側にご心労を与えたことを心からおわびします。現在、労働環境の改善に鋭意取り組んでおり、同様の事案の再発防止に努めています」とコメントしています。
ワタミグループ過労自殺訴訟が和解 会社側が責任認める
http://www.asahi.com/articles/ASHD84V09HD8ULFA01N.html
編集委員・沢路毅彦 2015年12月8日20時50分 朝日新聞
和解後、美菜さんの遺影とともに会見する森豪さん(右)と祐子さん=8日午後4時31分、東京・霞が関の厚労省、嶋田達也撮影
ワタミグループの居酒屋「和民」で起きた過労自殺の遺族が、ワタミや創業者で当時代表取締役だった渡辺美樹参院議員(自民党)らを訴えていた訴訟が8日、東京地裁で和解した。渡辺氏らは法的責任(安全配慮義務違反など)を認め謝罪し、1億3千万円超を連帯して支払う。若者を酷使する「ブラック企業」批判にさらされたワタミの責任を問う裁判は、今の働く場が抱える問題を浮き彫りにした。
「すべて私の責任だとお話しした」 渡辺美樹氏一問一答
訴えていたのは、過労自殺で娘の森美菜さん(当時26)を失った父豪さん(67)と母祐子さん(61)。
美菜さんは2008年4月、ワタミ子会社のワタミフードサービスに入社し、神奈川県横須賀市内の店に配属された。同年6月に社宅近くで自殺。月141時間の残業があったとして12年2月に労働災害に認定された。
遺族は、渡辺氏の経営理念が過酷な長時間労働を強いるワタミの体制をつくったとして、渡辺氏個人の責任を追及。裁判で渡辺氏は「道義的責任はあるが、法的責任はない」と争う姿勢を示していた。和解で渡辺氏は「自らの経営理念が過重労働を強いた」「最も重大な損害賠償責任がある」と認めた。
渡辺氏以外で個人の責任を認めたのは、当時のワタミ子会社代表取締役とワタミの人事部統括本部長。
ワタミ側は、労働時間を正確に記録することなどの過重労働対策にも同意。これらの内容をワタミと渡辺氏のホームページに1年間掲載する。
和解内容には、研修会への参加や課題リポート作成に必要だった時間を労働時間と認めて残業代を支払う▽給与から天引きしていた書籍代や服代を返金する――などの内容も盛り込まれた。
美菜さんと同時期の新入社員にも、未払い残業代として1人につき2万4714円(08〜12年度入社、約800人分)、天引き分として1人につき2万4675円(08〜15年度入社、約1千人分)を支払う。
遺族は、逸失利益などに過酷な労働を強いたことに対する約7千万円の「懲罰的慰謝料」を加えた約1億5300万円を求めていた。遺族代理人の玉木一成弁護士は「広範な過重労働対策を認めさせた。判決を得る以上の成果があった」と述べた。(編集委員・沢路毅彦)
■ワタミ過労自殺訴訟の経緯
2008年4月 森美菜さんがワタミ子会社ワタミフードサービスに入社
6月 美菜さんが社宅近くのマンションで自殺
2012年2月 労災認定
9月 遺族がワタミに協議申し入れ
11月 ワタミが民事調停申し立て
2013年5月 渡辺氏が自民党から参院選への立候補表明
12月 遺族が提訴
2014年3月 渡辺氏が東京地裁で「法的責任は見解に相違」と陳述
2015年12月 ワタミ側が法的責任を認め、和解
ワタミ過労死訴訟で和解が成立
http://www.yomiuri.co.jp/national/20151208-OYT1T50159.html?from=tw
2015年12月08日 20時40分 読売新聞
居酒屋「和民」で働いていた森美菜さん(当時26歳)が2008年に自殺したのは過重労働が原因だとして、両親が運営会社の「ワタミ」(東京)や創業者で当時社長だった渡辺美樹参院議員(56)(自民)などに約1億5300万円の損害賠償を求めた訴訟は8日、東京地裁(吉田徹裁判長)で和解が成立した。
ワタミと渡辺氏らが自殺の責任を認めて謝罪し、両親に約1億3400万円を支払う。
ワタミが過重労働と自殺の因果関係を認めた内容で、損害賠償の内訳は慰謝料4000万円、逸失利益7500万円など。弁護団は「ワタミに対する懲罰的な意味合いも考慮され、賠償額は通常の2倍となった」としている。若者に過酷な労働を強いる「ブラック企業」が近年、社会問題化しており、ワタミもその一つとして批判の対象となっていた。
訴状によると、森さんは08年4月に入社し、同月中旬から神奈川県横須賀市内の店舗に配属された。連日、未明までの勤務を強いられ、5月中旬までの1か月間で時間外労働は「過労死ライン(月80または100時間)」を大幅に上回る月141時間に上った。同月中旬に適応障害を発症し、6月に同市内のマンションから飛び降り自殺した。
和解条項では、自殺は過重労働を強いたことが原因だったとワタミ側が認め、渡辺氏が最も重大な賠償責任を負うと明記。再発防止策として、ワタミが労働基準監督署から是正勧告を受けた場合、全従業員に周知することも盛り込まれた。
また、ワタミは、08〜15年度に入社した新卒社員約1000人に、渡辺氏の著書購入代金などの返還金として一律約2万4000円を支払い、08〜12年度の新卒社員約800人にも、研修などの未払い賃金分として同額を支払う。
和解を受け、渡辺氏は「人生最大の反省点で、自らを改革する」とコメント。ワタミは「心からおわびし、労働環境の改善に取り組む」としている。
2015年12月08日 20時40分 Copyright © The Yomiuri Shimbun
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