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ピケティが喝破した公正な社会発展モデルの緊急必要性ー(天木直人氏)
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4th Dec 2015 市村 悦延 · @hellotomhanks
「21世紀の資本」を世に出して経済的不平等の本質を衝いたあのピケティが、
12月1日の朝日新聞「ピケティコラム」で、パリの同時多発テロに対する所感を述べていた。
その言葉の中で私が注目したのは次のくだりだ。
「ISに打撃を与え、そこに属する人たちを逮捕しなければいけない。
しかし、同時にこうした暴力を生み出す政治的背景について、
数々の屈辱と不公正についても問題とさるべきだ。
そのような屈辱と不公正こそが、中東でISに多くの支持を引き寄せ、
残忍な営みを引き起こしているのだ。
つまり、中東でも欧州でも本当に必要なのは、公正な社会発展モデルを実現することなのだ・・・」。
そう書いた後で、彼はサイクスピコ体制、湾岸戦争、イラク攻撃、などをあげ、
その根底にあるイスラエル・パレスチナ紛争の行き詰まりをあげている。
さらには石油に恵まれた湾岸諸国で一握りの王族に富が集中し続けている不平等をあげている。
エジプトのムスリム同胞団の社会的活動が、
エジプトという国家の行き届かない部分を補って来たにもかかわらず、
選挙によって選ばれた指導者が軍部に追放された事をあげている。
これにつけ加えるとすればグアンタナモの拷問などがあげられるだろう。
このような中東に関する指摘は、他の中東専門家も指摘していることだ。
しかし、ピケティの言う「社会の公正な発展」によってこそ、
憎しみと対立、争いを克服しなければいけない、という指摘は括目に値する。
それは言い換えれば、社会的不正義、差別の撤廃であり、
共生、寛容、和解の精神の必要性である。
競争一辺倒や、勝てばいい、自分さえうまくやればいい、という考え方の対極にある考え方だ。
勝者や強者のおこぼれで皆が恵まれることになればそれでいいという、
いわゆるトリクルダウンの考え方を否定する考え方だ。
そして、それは中東や欧州だけの話ではない。
この国についても当てはまる。
いまの日本の政治についても言える。
ピケティの言う公正な社会発展モデルが必要なのはいまの日本だ。
いまこそ日本にはそれが必要であるというのに、ことごとくそれを壊しているのが安倍政権である。
これ以上安倍暴政を許してはいけないのである。
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