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橋下徹が「国盗り」へ照準を合わせた来夏衆参W選挙出馬(1)
http://wjn.jp/article/detail/0128662/
週刊実話 2015年12月10日号
「大阪W選挙」で橋下徹大阪市長率いる、いわゆる橋下新党候補が圧勝したことで、永田町では「いよいよ橋下市長が本格的に“江戸攻め”で国会進出、国盗りへの動きを一気に加速させる」という見方が強まっている。
11月22日投開票の大阪市長選では、大阪維新の会公認、前衆院議員の吉村洋文氏が、自民推薦の前大阪市議の柳本顕氏らを粉砕し初当選。府知事選では、現職の松井一郎知事が他候補に圧勝した。
全国紙在阪担当記者が、選挙戦を振り返りこう明かす。
「当初、府知事選はデッドヒート、市長選では自民推薦の柳本氏が頭一つリードという情報もあった。しかし選挙戦に突入すると、松井氏が他候補を引き離し、吉村氏も一気に柳本氏を追い上げ、開票前に勝負ありの格好。この維新圧勝の裏には、橋下人気が少しも衰えていないことと、安倍官邸の“裏工作”も功を奏したともっぱらなのです」
橋下人気が衰えないというのもビックリだが、安倍官邸の“裏工作”というのは一体何か。自民党系列府議がこう打ち明ける。
「橋下氏の唱えた『大阪都構想』に真っ向から反対してきたのは、自民、公明、民主、共産のオール野党。ところが今回、公明はまったく動かず自主投票だった。その理由は、10月前後に安倍首相が極秘で大阪の公明党、創価学会幹部と密談したためと囁かれているのです」
この府議は、「安倍首相と橋下氏とは肝胆相照らし何度も密会する間柄」とし、その中で官邸が裏で主導のもと、大阪市の学会票約15万票が自民候補に流れるのを食い止め、自民党の一部票も吉村・松井支援の空気を読んで維新候補に流れれば、彼らの勝利間違いなしと読んだと推測する。
「安倍首相は公明党、学会幹部との密談の中で、何気に来年夏予定の参院選は総選挙とのW選挙の可能性を匂わせた。さらに今後も、与党同士の結束を呼びかけるという謎かけをしたというのです。こうした安倍官邸の動きに呼応するように、松井氏、今井豊維新の党幹事長が、公明党・学会幹部と接触。そこで松井氏らは、“今回の大阪W選挙で自民党候補を支援すれば、来夏に行われる可能性のある総選挙で公明候補選挙区に維新の候補を必ずぶつける”と脅しをかけたことは間違いありません」(同)
常勝関西の名を欲しいままにしてきた関西創価学会。その関西学会が支える公明党候補。しかし、そこに強い維新候補をぶつけられれば、大阪・兵庫選挙区の苦戦は必至だ。
「そのため、公明党・学会は、泣く泣く自主投票に踏み切った。その証拠に、選挙間近の11月7日、公明党の佐藤茂樹府本部代表は地方議員を集めた会議や府議団と市議団を集めた会議で、『自民主催集会への参加禁止、自分の組織への自民支援の働きかけ禁止』を改めて通達したほどです」(同)
かくして関西学会の動きは封じられ、一気に“大阪維新候補”が優勢となったというのだ。
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橋下徹が「国盗り」へ照準を合わせた来夏衆参W選挙出馬(2)
http://wjn.jp/article/detail/2111209/
週刊実話 2015年12月10日号
さて、今後の最大の焦点は、橋下大阪市長の動きだ。
全国紙在阪記者が言う。
「今年5月の『大阪都構想』の住民投票の際は、敗れたものの憑き物が落ちたように、半ば嬉々として市長引退宣言をしていた。今思えば、途中で市政を投げ出し国政に進めば猛批判を受ける。しかし、住民投票の敗北責任で辞任すれば誰のそしりも受けず“次のステップ”に進める読みがあったのでしょう」
フタを開ければ開票後即当確で維新が圧勝した大阪W選挙。「大阪都構想」の住民投票で敗北した橋下市長は息を吹き返した形だが、それもシナリオ通り−−。来夏に向けて可能性の出てきた衆参W選挙を機に、一挙に“ポスト安倍”に照準を合わせることになるのか。
本誌は機会あるごとに橋下氏と周囲の動向を詳述してきたが、そのポイントをまとめるとこうだ。
●「大阪都構想」に敗れ市長引退宣言と維新代表辞任。新代表に就任した松野頼久氏は安倍寄りの姿勢から大きく舵を切り、岡田克也民主党代表らと野党連合を模索、極秘会談を重ねる。
●危機感を抱いたのが安倍首相や橋下市長。6月14日夜、都内虎の門ヒルズ内ホテルで安倍首相、菅義偉官房長官、橋下氏、松井氏の4首会談を行い、そこで松野維新解体ストーリーと橋下新党設立が話し合われる。
●同時にこの会談で橋下氏は、安倍首相らから先々の国政出馬を要請され否定せず−−。
一連の動きを知る橋下氏側近が、当時の状況も踏まえ、こう述懐する。
「橋下新党が立ち上がり、橋下が代表になれば再び旋風が巻き起こって大阪W選挙で勝てる自信はありました。それを裏付けるように、新党宣言後の9月の東大阪市議選では、大阪維新は8人擁立し全員当選。その時点で、6月の安倍・橋下らの会談の読み通りのストーリーとなってきた」
ところが、その当時と少しシナリオを書き換えなければならない事態が生じる。
某エコノミストが語る。
「安倍政権の支持率を支えるのは、株価2万円前後の景気です。しかし今、中国経済の凋落で日本の景気も不安定。アベノミクスに陰りが見え始めた」
そこで安倍首相は、来年後半に支持率が急激に落ちる可能性も想定し、それ以前の来夏、衆参W選挙を狙う可能性が極めて高くなっている。これが前述した、安倍首相が橋下氏の“裏支援”で10月前後に関西公明・学会幹部と密会し、来夏の衆参W選挙を匂わせた話につながるわけだ。
橋下氏側近が言う。
「そうなると橋下は、新党代表で衆院選出馬は必至。6月の会談で安倍首相らの国政出馬要請に橋下が積極的でなかったのは、参議院選だったため。国政への常道として首相は衆院議員からの選出。テッペンを目指す野望がある橋下にすれば、参院出馬後に鞍替えは面倒な話ですからね。しかし、ここへきて衆参W選挙が現実味を帯び、来夏に“衆院議員・橋下徹誕生”は確実となってきた」
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橋下徹が「国盗り」へ照準を合わせた来夏衆参W選挙出馬(3)
http://wjn.jp/article/detail/5294539/
週刊実話 2015年12月10日号
大阪維新関係者は、橋下氏が衆院議員になれば即座に“ポスト安倍”への動きを強めるとも言う。
「新党は80議席は固い。しかし、そこから首相になるには大変なシナリオがいる。というのも、自民党は'14年暮れの選挙のような大勝はなくても、200議席前後は確実。そうなれば、首相は自民党総裁ということになりますからね」
そこで橋下氏が首相になれるチャンスは、安倍首相が悲願とする“憲法改正”がキーワードとなる。
「安保法案は支持団体の創価学会に慎重意見が出て揺れに揺れた。その公明党が憲法改正にも慎重で、反対にまわる可能性が極めて高い。しかし、憲法改正に積極的な橋下新党が大躍進すれば、自民党とのタッグと他の少数党も併せ、憲法改正の可能性が高まる。つまり、安倍首相がどうしても憲法改正を実現させたいと考えれば、かつての自社さ連立政権で日本社会党の村山首相、非・自民共産連立政権の細川首相ケース同様、“ポスト安倍”で橋下政権誕生もあるのです」(全国紙政治部記者)
一方で猛反発するのは、石破茂地方創生担当大臣の側近や、若手の小泉進次郎農水部会長シンパだ。
「新党の議席が自民党より圧倒的に多いならまだしも、憲法改正協力程度では、大臣の椅子が関の山。“橋下首相”は自民党政権では現実味がない。“ポスト安倍”として挙がるのは、まずは石破氏、そして小泉氏は閣僚入り。その後、“ポスト石破”に小泉氏が来るというのが順当だ」
当然、安倍首相を生んだ細田派、女性最初の総理を目指す野田聖子元総務会長や稲田朋美政調会長周辺からは「政権トップは第一党の話。50、60議席の政党でトップを狙う話はジョークそのもの」という声が一斉に出る。しかし、今回のW選挙に勝利したことでの警戒感は相当に強い。
橋下側近はこう言う。
「W選挙には谷垣幹事長、二階総務会長と次々に大物弁士が駆け付けたが、我々は自民党候補に圧勝した。しかも、首相や官房長官は橋下シンパ。民主党の前原誠司氏らは、今や民主党を離党し我々のところに合流する可能性さえある。政治に必要なのは大衆の共鳴と勢いで、橋下が首相になれば日本はさらに飛躍する。今、イスラム国や中国に真っ向から戦える政治家は橋下ですよ」
橋下氏の“国盗り”への動向から、ますます目が離せない。
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