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2015年 11月 30日
昨日29日、自民党の結党60年の式典が、都内ホテルで行なわれた。(・・)
ついつい10年前、このブログを始めて(05年9月)間もなく、自民党が小泉首相の下で結党50年の式典をを迎えたんだな〜と。そして、初めて党が独自で作った憲法改正草案を発表したんだったな〜と、思い出したりしていたのだけど・・・。_(。。)_
まさか、10年後に、当時、非力な官房長官だと言われていた安倍晋三氏が、2度めの首相を務めていると思いもせず。
しかも、mewは、小泉純一郎氏のことを史上最悪の首相だと評していたのだが。安倍晋三氏は、小泉氏と同様に新自由主義を推進している上、小泉氏よりも性質の悪い戦前志向の超保守タカ派思想、国家・憲法観に基づいて、国政全般や安保外交政策を行ない、ついには憲法9条の解釈を強引にねじ曲げ、集団的自衛権の行使を容認してしまったわけで。
10年後に、小泉政権の上を行くような戦後史上超最悪の安倍首相の下で、生活することになるとは・・・ひとりの国民として、あまりにも残念だし、情けなく感じてしまう。(ノ_-。)
<ちなみに、05年の改憲草案は、小泉首相の指示で、ふつ〜の保守の理念に基づいて作られたため、安倍氏らの超保守派から批判が殺到。そこで自民党は、もっと戦前志向の思想を盛り込んだアブナイ草案を改めて作り、12年に今の改憲案を発表したのよね。(-_-)
(天皇元首、国旗国歌、国防軍、家族、緊急事態などの規定を新たに設けた。「個」の言葉をすべて削除した。)>
* * * * *
でもって、昨日の式典には、二つの大きなサプライズがあった。(@@)
一つは、何とあのラグビーの五郎丸歩選手が、式典に出ていたこと。(・o・)
もう一つは、安倍首相が、挨拶の中で、党是であるはずの憲法改正について、一言も触れなかったことだ。(-_-;)
<公明党の山口代表、経団連の榊原会長も、しっかり来賓として挨拶。(・・)五郎丸選手は、午後4時頃には、東京競馬場(府中)で行なわれたジャパン・カップのプレゼンターをやってたのだけど。その前に自民党の式典に行ってたのね。^^;>
* * * * *
五郎丸選手が、この式典に出たのは、おそらくラグビー界で絶大な力を持つ森善朗元首相の要請に寄るものだろう。それは、安倍首相があとから行なったヨイショ挨拶からもよくわかる。(~_~;)
『(ラグビー日本代表の)五郎丸歩選手。すばらしいですね。盛り上がりました。特に女性のみなさんの熱気が違ったような気がします。
今日はご出席をいただいている森・元ラグビー協会会長、元総理も、若いラガーマン時代はああだったのかなと、こんなことを想像しながら見ていた次第でございます。みなさん。来年も私たちも、来たるべき戦いに向かってこう精神を統一していこうではありませんか。本当に勇気を与えていただいたような気がいたしました。』
まあ、五郎丸選手としては、ラグビーへの注目度や人気をキープしたいという思いで、あちこちに出ているのだと思うし。<森氏らの要請も断りにくいしね。>
今回も、とりあえず、スポーツ振興を訴えに来たということになっているようなのだが・・・。
でも、正直を言えば、mewは、ラグビーをさらに普及させるという観点から考えても、今、特定の政党の式典に出るのは望ましくないのではないかな〜と思うし。
<スポーツ・ファンとして、率直なところ、そういうことはして欲しくなかった。実際、これからは、五郎丸→自民党支持者として見る人もいるかも。^^;>
また、こういう時に、しっかり五郎丸選手を呼んで来ちゃう自民党には、相変わらず、あざといな〜と思ってしまったmewなのだった。(>_<)
<あざとい→ 1・抜け目がなく貪欲である。あくらつだ。2・小りこうだ。思慮が浅い。weblio辞書より>
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
『ラグビー日本代表FB五郎丸歩が29日、都内のホテルで開かれた自民党の立党60年記念式典で、サプライズゲストとして登場、ウイットに富んだフレーズを交えながら、お祝いのあいさつをした。
紺のスーツ姿で、ステージ中央から登場した五郎丸は、2000人以上の出席者を前に「このような大勢の方の前でスピーチをするとは思わず、大変緊張しています。私はラグビーにおいてはルーティンを持っているが、スピーチにおいては全くルーティンを持っていません」と笑わせ、胸のポケットから出したコメントの紙を手に、あいさつした。
まずはW杯を振り返り、「南アフリカ戦では歴史的大勝利をおさめたが、準々決勝という(目標の)大きな舞台には立てなかった。非常にくやしく思う」と述べた。その上で、「ラグビーの歴史だけでなく、日本のスポーツ界に新たな歴史の1ページをつくれたことは、大変うれしく思う。19年W杯は、日本はホスト国として、皆さんを迎えないといけない。まずは、国内のラグビー人気を取り戻すことに、しっかり標準を置きたい」と意欲を示した。
自民党が、多くの地方組織を持つことを念頭に置いてか、「大会の試合は12会場で開催され、ベースキャンプも含めると、日本全国で行われる。そういうところで、しっかり地方の強みを生かして、おもてなししていただきたい」と期待を示した。
来年2月からラグビーの南半球最高峰リーグ、スーパーラグビーでプレーすることにも触れ、「日本にいる子どもたちだけでなく、国民の皆さんにも夢や希望を与えられるよう、1プレーヤーとして努力したい」と話した。
あいさつを終えると、安倍晋三首相とがっちり握手し、会場を後にした。(日刊スポーツ15年11月29日)』
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また、mewは、昨日の記事に、安倍首相が、超保守議連の会合で、憲法改正に意欲を示していたという話を書いたのだけど・・・。(『超保守の牙をむき始めた安倍自民〜憲法改正と歴史戦に意欲&独自の戦後史の検証を開始』)
『安倍晋三首相は28日夜、自身が会長を務める保守系の超党派議員連盟「創生日本」が都内で開いた研修会後の懇親会に出席し、自民党が立党60年を迎えたことに触れた上で「憲法改正をはじめ、占領時代に作られたさまざまな仕組みを変えていこうというのが立党の原点だ」と述べ、憲法改正に意欲を示した。さらに、「その推進のためにも、来年の参院選にみなさまの支援をお願いしたい」と協力を求めた。(産経新聞15年11月28日)』
しかも、安倍首相は、日ごろから「憲法改正は自民党が結党した時からの党是だ」と言いまくって、同党の議員や支持者に改憲運動を広めることを奨励しているのであるが。
昨日の式典では、何と憲法改正について一言も触れなかったという。 (゚Д゚)
<安倍首相&超保守仲間は、彼らの独自な歴史認識も広めようとしていて。昨日の記事に書いたように、自民党は立党60周年を機に、安倍総裁直属の、歴史を検証する組織「歴史を学び未来を考える本部」を発足させることにしたのだが。そのことも一言も触れなかったんだよね。(-"-)>
* * * * *
安倍首相は、挨拶の中で、笑ってしまうほど自民党&自分の政権の自画自賛をしまくっていたのであるが。その中でも、mewが一番笑って&呆れてしまったのは、このフレーズだ。
『60年前、自由民主党の結党宣言はこのフレーズから始まります。「政治は国民のもの」。この原点に立ち返って、2012年12月、私たちは政権を奪還しました。そして60年前と同じように、経済の再建に取り組んだのです。』
安倍首相ほど「政治は国民のもの」だという言葉が似つかわしくない首相はいないだろう。(・・)
安倍首相らのアタマにあるのは、「国民より国家が先にありき」「天皇を中心にした国家の繁栄、富国強兵が第一」という言葉であって。それに基づいて、国政を行なっているのだから。(-"-)
『どの場面にあっても、先人たちは議論を積み重ね、そしてそれが正しいとの結論に至った道は、たとえ困難な道であろうとも、たじろがず、一糸乱れず進んでまいりました』という言葉もあったが。
近時は、安倍独裁政権という言葉が多用されているように、今の自民党政権ほど、党内で議論がなされず、安倍官邸の一方的な指示で政策が決まっている政権もないだろう。(~_~;)
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最後に、安倍首相の挨拶の一部をここにご紹介して終わりたい。(・・) <これより前の部分は、*1にアップ>
来年の夏の選挙(もしかしたら衆参W選では、安倍首相は、また憲法改正や歴史認識、海外派兵などの超保守タカ派的な政策はほとんどオモテに出さず。ひたすら、経済再生、一億総活躍をアピールして、選挙を戦うつもりなのかも知れない。(-_-;)
そして、選挙で勝った後、また「憲法改正も歴史の見直しも、海外への自衛隊派遣も、公約集や政策集に記されている。国民は、それを知った上で、自民党に投票したのだ」と言うのである。(-"-)
『いよいよアベノミクスも第2ステージに入りました。目標は1億総活躍社会です。若いみなさんも高齢者も、女性も男性も、障害のある方も難病を持っておられる方々も、一度失敗した人も、誰にでもチャンスがある。誰にでも生きがいがある、そういう日本をつくってまいります。
戦後最大のGDP600兆円。希望出生率1・8。介護離職ゼロ。この明確な的に向かって、新たな三本の矢を放ってまいります。
この3年間の成長によって、私たちは税収増という果実を得ました。この果実を子育て支援に、そして、介護離職ゼロのための社会福祉に、また成長のために使っていくことによって、さらに安定した社会基盤の上に私たちは成長していくことができます。
そして、みんなが活躍できれば、多様性のある社会が実現し、新たなアイデアが生まれ、イノベーションが起こります。それは成長へとつながり、私たちをもっと豊かにします。消費や投資や社会保障の充実につながっていく。
成長か分配か、どちらを重視するかといった論争に終止符を打ちます。1億総活躍社会とは、成長と分配の好循環を生み出す新たな経済社会のシステムの提案であります。
もう早くも、「そんなことはできない」。やる前からこんな批判が起こっています。3年前もそうでしたね。「三本の矢」でデフレ脱却に挑む、と言ったら「それは無理だ」「無鉄砲だ」と批判された。しかし、いま私たちは、デフレ脱却までもう一息までというところまでやってきたんです。
行動には常に批判が伴います。平和安全法制の時もそうでした。しかし、この法整備によって、日米同盟は強化され、盤石なものとなりました。それによって抑止力は強靱(きょうじん)化され、そして、切れ目のない対応が可能となったんです。私たちの法制については世界の多くの国々が、理解と支持を表明しています。
日本人の命と幸せな暮らしを守り抜く。この最も大切な責任を果たしてきたのは、果たしていくことができるのは、私たち自由民主党であります。
これからも、この誇りを胸に国民と共に歩み、やるべきことは決然として実行し、結論を出す責任政党であり続けてまいります。
3年前、「日本はたそがれを迎えている」とまでいわれていました。この3年間、みんなで頑張って、マイナスからプラスへ、あきらめから希望へと、日本を大きく変えることができました。やればできる。みなさん、新しい目標に向かって、やろうではありませんか。
そのために、来年の参院選挙、勝ち抜かなければなりません。来年の参院選挙、輝ける勝利を得て、次なる60年に向かって大きな一歩をともに生み出してまいりましょう。』
* * * * *
どうか来夏の選挙では、メディアや野党が、安倍自民党のアブナイ企てや経済政策のまやかしを、きちんと国民に伝えてくれるように。
そして、国民がこのような言葉にだまされず、しっかりと投票する候補や政党を判断できるようにと願っているmewなのだった。(@@)
<その前に、野党の再編or選挙協力の枠組みをしっかり作らないといけないけどね。(~_~;)>
THANKS
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