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「開けば違憲、開かないでも違憲。常に違憲。こんな政権、ほかにあっただろうか。:上丸洋一氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/18949.html
2015/11/30 晴耕雨読
1946年7月31日読売社説
「われわれは、南京暴行事件のただ一つだけにも、つぐなひきれぬ罪障感をもつ。……中国に対する謝意の国民的な表明を終戦一年を機として行はれんことを希望する」
「本土決戦とならば一億国民一人残らず戦列に加はる……一糸乱れず生産に防衛に死力を尽すべし」
1945年7月、政府が号令をかけた。
一億総死力と一億総活躍。
言葉の意味は反対にみえて、聞こえてくるのは同じ足音……。
1947年5月3日、憲法施行にあたっての読売新聞社説
「この憲法は……単に戦争を放棄したのみならず一切の武力行使は、たとえそれが自衛のためであってもこれを行わぬことを世界に誓った。……それは決して単なる敗戦の結果ではなく、積極的な世界政治理想への先駆なのである」
「臨時国会を開こうとしない政府・与党の傲慢は許せない。憲法53条に〈いずれかの議院の総議員の4分の1以上の要求があれば内閣はその召集を決定しなければならない〉とある。〈しなければならない〉である。あえて憲法無視までやらかそうとする現政権は正常な姿を完全に失っている」毎日新聞投書欄
国会を開けば憲法違反の法案を強行採決する。
国会が終わって、野党が臨時国会を開くよう求めたら、今度は憲法無視で開かない。
開けば違憲、開かないでも違憲。
常に違憲。
こんな政権、ほかにあっただろうか。
「新憲法は非常に進歩したものである。しかしながら、憲法を行うのは人であるから、人がよくならなければ憲法がどんなによく出来ていてもよい結果を生ずることはできぬ。……わが国ではその実行が困難であることを覚悟しなければならぬ」
1947年5月3日の憲法施行の式典で政治家の尾崎行雄。
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