★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK197 > 249.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
美濃加茂市長事件「二審」も検察迷走――取り調べ刑事から「核心つく言葉」は出ず(弁護士ドットコムニュース)
http://www.asyura2.com/15/senkyo197/msg/249.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 11 月 27 日 20:50:05: igsppGRN/E9PQ
 

            藤井浩人・美濃加茂市長(中)<撮影・関口威人>


美濃加茂市長事件「二審」も検察迷走――取り調べ刑事から「核心つく言葉」は出ず
https://www.bengo4.com/c_1009/c_19/n_3995/
2015年11月26日 23時10分 弁護士ドットコムニュース


汚職疑惑で起訴された裁判の一審で、今年3月に無罪判決を受けたが、検察側から控訴された岐阜県美濃加茂市の藤井浩人市長。その控訴審の第2回公判が11月26日、名古屋高裁であった。検察側証人として、贈賄業者を取り調べた愛知県警の警部が証人尋問に立ち、検察の起訴事実を補強するかと思われたが、逆に業者供述のあいまいさを再確認するような尋問になった。半月後に予定されていた次回公判も、検察側が証人尋問の請求を取り下げたために期日が未定となるなど、一審に続き、検察側の迷走が示される展開となった。(ジャーナリスト/関口威人)

●証人の警察官が明かす取り調べの実態

証人尋問に立った警部は昨年2月〜5月の当時、愛知県警本部捜査2課の刑事として、名古屋市の浄水設備業者、中林正善受刑者=贈賄罪などで懲役4年が確定=の取り調べを担当した。

捜査のきっかけとして、ある名古屋市議に関する汚職の情報があり、捜査の過程で中林受刑者の存在が浮上。複数の銀行に対する融資詐欺の疑いが大きくなり、「まずこれを止めなければ」という方針で、中林受刑者を詐欺罪で逮捕するに至ったと明かした。

詐欺罪の取り調べを続けていた昨年3月15日、中林受刑者は浄水設備の導入を名古屋市に図るため、市議に賄賂を渡したなどと供述。警部が、家族のためにもすべてを話すべきだなどとさらに追及すると、中林受刑者は涙を流しながら「20万円くらいを渡した」として、藤井市長の名を挙げ始めたという。

中林受刑者はその時期や場所も具体的に挙げ、賄賂の原資は知人に借りた50万円の一部だったとした。この知人は当時、融資詐欺の共犯と見られて取り調べを受けており、警部は「知人がわざわざ認めることはないだろう」と、裏の取れない話だと思っていた。ところが2、3日後、調べを受けていた知人が中林受刑者に50万円を渡したと供述したと聞き、警部は「驚いた」という。その後、現金を渡した場所だという居酒屋にも確認すると、中林受刑者が藤井市長を交えて会食していたことも分かった。

ところが、この会食の当日、中林受刑者は会社名義の銀行口座から90万円を出金、その日のうちに別の銀行に50万円を入金していたことが後に分かった。中林受刑者はこの出入金記録を警部から聞かされ、このとき残った20万円が原資だったと供述を変遷させた。

また、賄賂は「他にもある」とほのめかした後、美濃加茂市内のファミリーレストランで藤井市長に資料を渡したいという内容などのメールを見せられ、このときに最初の賄賂を渡したことを思い出したと供述。初めは2人で会ったとしていたが、やがて共通の知人と3人で会ったことも後から思い出している。

●「調書は基本的に断定して書く」

後者の変遷について、警部は「当初は中林受刑者が『(藤井市長と共通の知人の)Tはいなかったと思う』とあいまいだったため、『いなかったんだね』と断定して調書にした」などと説明した。「調書は基本的には断定して書く」ことを刑事として習ってきたからだという。結果的に、あいまいな供述を断定口調に変え、ひとり歩きさせていくことを認めた格好だ。

中林受刑者の態度について、警部は「迎合するという態度ではなかった」「違うものは違うと言っていた」と述べ、捜査機関に迎合していたのではないかという弁護団の見方を否定した。しかし、その例として、中林被告が藤井被告あてのメールに書いた「・・・」という記述を「お金を渡しているんだからという意味合いか?と聞いたが、『単に韻を踏むため』だと否定された」ことを挙げた。こうしたメールの思わせぶりな記述は、現金授受をほのめかすとして、一審で検察官が厳しく指摘していたものだ。

検察側の主尋問、弁護側の反対尋問を通じて、警部の口から核心を突く言葉は出ず、事件の輪郭をさらにあいまいにぼやかしたという印象を残した。最後に裁判官が「中林受刑者が『藤井市長はいい人だ』と言っていたのはいつごろ、どういうきっかけか」と尋ねたが、警部は「何かのきっかけで最初にフジイの名が出てきたが・・・よく思い出せない」と答えた。

検察側はこの警部に続いて、中林受刑者の取り調べに当たった検事の証人尋問を請求しており、12月11日の公判期日が決まっていた。しかし、今回の公判の冒頭で、その検事が担当した融資詐欺事件について、銀行などからの被害申告がなかったため、弁護団の告発を受けるまで2件の起訴にとどまっていた経緯などを簡単に述べた上で、検事の証人申請を取り下げる意向を示した。

村山浩昭裁判長はこれを認め、次回の公判を取り消した。代わりに裁判所と検察、弁護側の3者が「今後の審理について打ち合わせをする」非公開の場とすることを決定した。藤井市長の出席は求めないという。最年少市長を巻き込んだ異例の訴訟は、市民にもやもやを残したまま年を越すことになりそうだ。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2015年11月27日 20:58:40 : FhNEzsZ9mg
取り調べの警察官尋問 美濃加茂収賄控訴審
2015年11月27日08:45 岐阜新聞

 岐阜県美濃加茂市の浄水設備導入をめぐり、業者から現金を受け取ったとして事前収賄などの罪に問われ、一審で無罪判決を受けた市長の藤井浩人被告(31)の控訴審第2回公判が26日、名古屋高裁(村山浩昭裁判長)であった。業者を取り調べた愛知県警の警察官の証人尋問が行われ、市長に現金を渡したとする業者の供述経過を語った。

 一審名古屋地裁は、業者の供述が「信用性に疑問がある」と判断、無罪を言い渡した。控訴審では、あらためて業者の供述の信用性が争われている。

 業者が贈賄を自白した経緯について、警察官は別の詐欺事件を調べていた際に自ら供述したと説明。「家族の話になり、積み残しがないかと聞くと、涙を流して藤井市長に20万円渡したと答えた」と証言した。

 現金を渡したとされる現場にいた同席者の存在について、「(業者は)当初『同席者はいなかったと思う』と話したが、調書では同席者はいなかったと断定して書いた。同席者がいたことが判明した後(業者は)『勘違いだった』と答えた」と述べた。公判では警察官が作成した取り調べメモが複数示された。

 閉廷後に会見した藤井市長は「業者がうそばかりついて、都合のいいところを警察が採っていった。あらためて失望した」と批判。主任弁護人の郷原信郎弁護士は「有罪にしたいという意向をもった警察官の証言で、業者の供述経過の真相がどれだけ明らかになるか疑問。取り調べメモには客観性がない」と述べた。

 藤井市長は市議時代の2013年3〜4月、地下水供給設備会社社長(45)=贈賄や詐欺などの罪で懲役4年判決確定=から浄水設備導入で便宜を図るよう依頼され、同4月2日と25日に計30万円を受け取った、として起訴された。

 12月11日に予定されていた検察官の証人尋問は取り下げられ、次回公判は未定。

http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20151127/201511270845_26188.shtml


2. 2015年11月27日 20:59:35 : FhNEzsZ9mg
美濃加茂市長控訴審、贈賄側供述の信用性で応酬
2015/11/27 1:59 日経新聞

 岐阜県美濃加茂市の雨水浄水設備を巡って受託収賄罪などに問われ、一審・名古屋地裁で無罪判決を受けた同市長、藤井浩人被告(31)の控訴審の第2回公判が26日、名古屋高裁(村山浩昭裁判長)で開かれた。贈賄側の会社社長(45)=実刑が確定=を取り調べた愛知県警の捜査員が証人尋問で「社長は、現金授受を自ら話した」などと証言した。

 一審に続き、控訴審も現金授受があったとする贈賄側社長の供述の信用性が争われている。

 法廷では、愛知県警の捜査員が贈賄側社長との取り調べの様子を証言。捜査員は「別の詐欺事件で会社社長を取り調べていた時、ほかにも罪がないかと話すと、『市長に20万円ぐらい渡した』と話した」などと述べた。

 また、授受の現場には社長の知人が同席していたとされる。捜査員は当初、「いなかった」とする供述調書を作成した。捜査員は「社長は『いなかったと思う』と供述したが、自分が断定調で書いた」と述べた。

 これに対し、弁護側は、社長が同席者がいたことを思い出した経緯などについて質問。捜査員は「社長に証拠などを示し、記憶を喚起したことはある」などと説明した。

 控訴審では警察官と検察官の2人の証人尋問が証拠採用された。社長を取り調べた検察官の証人尋問について、検察側はこの日の公判で取り下げた。

 藤井市長は市議だった2013年、会社社長から学校への浄水設備導入に便宜を図るよう依頼を受けた見返りに、現金計30万円を受け取ったとして、起訴された。今年3月の名古屋地裁判決は、贈賄側の供述の信用性を認めず、藤井市長に無罪を言い渡した。その後、検察側が控訴していた。

 閉廷後、主任弁護人の郷原信郎弁護士は名古屋市内で記者会見し、今回の証人尋問について「証拠価値が非常に低かった」と話した。その上で、弁護側から、新たに別の愛知県警の捜査員の証人尋問を裁判所に請求するとし、「贈賄側の供述の信用性が乏しいということを立証していきたい」と語った。

 この日の公判には、藤井浩人市長も出廷。記者会見に同席した藤井市長は「検察側が社長の供述のうち、都合のいい部分を拾い上げていたことなどが分かった。早く終わりにして、公務に専念したい」と訴えた。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFD26H47_W5A121C1CN8000/


3. 2015年11月27日 21:02:29 : FhNEzsZ9mg
業者取り調べの捜査員証言 美濃加茂事件、「涙流し供述」
2015年11月27日 中日新聞

 プール水浄化設備の導入をめぐり、事前収賄などの罪に問われ、一審で無罪判決を言い渡された美濃加茂市長藤井浩人被告(31)の控訴審第二回公判が二十六日にあった。

 被告に対し、二回にわたって計三十万円を贈ったと供述したとされる中林正善受刑者(45)を取り調べた愛知県警の捜査員が出廷。約四時間にわたって証言した。

 中林受刑者の供述の信用性が公判の争点。捜査員は「取り調べで受刑者が涙を流し、被告に金を渡したと供述した」と証言した。

 (鈴木凜平、嶋村光希子)

◆公判での主なやりとり

 この日証人尋問を受けた、愛知県警の捜査員の証言概要は以下の通り。(藤井被告側の主張とは、事実関係で争いがある)

 【藤井被告に二十万円を渡したとされる場面の取り調べ】

 検察「中林受刑者が初めて、この時のことを供述したのはいつか」

 捜査員「(二〇一四年の)三月十五日です」

 検察「その時のやりとりは」

 捜査員「(別の)詐欺事件での調書を取った後、私の家族の話をしてから、受刑者の家族の話をした。『積み残したものがあれば、また戻ることになる。家族に正々堂々とできるように』などと説得した。すると、受刑者は下を向いて、男泣きした。二〜三分してから、『実は二十万円くらいを渡しました』と言った。私が『誰に』と聞くと、『藤井さんにです』と言った」

 検察「それは、いつどこでのことと言っていたか」

 捜査員「時期は一三年のゴールデンウイーク前後で、場所は名古屋市内の飲食店でのことと言っていた」

 弁護人「(取り調べで)なんで泣いたのか、聞いたか」

 捜査員「聞いてないが、受刑者は家族を大事にする男。家族の話で反省して、琴線にふれたのだと思う。『責任は取ります』とも話していた」

 【十万円を渡したとされる場面の取り調べ】

 検察「中林受刑者は、どのように供述し始めたのか」

 捜査員「『二十万円渡した』という供述をした四〜五日後の夜の取り調べで、手錠を外すか外さないかの時に『刑事さん、思い出しました。藤井さんに十万円渡しました』と言った」

 検察「それは、いつ、どこでのことと言ったのか」

 捜査員「時期は(一三年)四月二日と。場所は美濃加茂市内のファミリーレストランで、と言った」

 検察「渡した金の原資はどうしたと言っていたか」

 捜査員「知人男性に借りたと。振り込んでもらったとも」

 【供述の変遷】

 一四年三月に作成された中林受刑者の供述調書では、一三年四月に藤井被告に現金十万円を手渡したとする場面について、その場にいた人数を「藤井被告と受刑者本人の二人」としていたが、調書は後に「知人男性も含めて三人」に変更された。

 検察「(当初の記載は)なぜ二人と断定したのか」

 捜査員「若いころから、調書は基本的に断定形で書くべきだと先輩から教わった。『知人はいたか』と尋ねた際、『いなかったと思います』と答えたので、断定にしてしまった。あいまいだった」

 弁護人「言ってもいないことを調書にしたことは」

 捜査員「それはないです」

 【取り調べでの中林受刑者の態度】

 一審判決は、中林受刑者の供述について「別の融資詐欺事件でなるべく軽い処分を受けたいと願い、捜査機関に迎合した可能性がある」などと指摘した。

 検察「取り調べの際、受刑者が迎合するような態度を取ったことがあったか」

 捜査員「迎合でもなく、違うものは違うと言っていた。普通な感じだった」

 【藤井被告の印象】

 検察「中林受刑者は藤井市長のことを何と言っていたか」

 捜査員「『すごい良い人。藤井さんには大変申し訳ないと思ったが、自分自身やったことなので話しました』と言っていた」

 裁判官「それはいつの時期か」

 捜査員「取り調べ中だったが、いつかは記憶に無い」

http://www.chunichi.co.jp/article/gifu/20151127/CK2015112702000027.html


4. 2015年11月28日 00:52:45 : R92LNiSUns
検察の恥さらし。多くの人が日本の検察、特捜検察の正体を知るのはいいことだ。

鈴木宗男   ロシアとの関係改善、北方領土問題の進展はいけない
佐藤栄佐久  原発稼動に邪魔なヤツ
小沢一郎   官僚の既得権が侵される。アメリカにもものを言う人間は邪魔だ
美濃加茂市長 こんな若造、検察が叩いておけ

特捜検察がなければ日本はいい国になっていたかもな。


5. 2015年11月28日 09:20:23 : QPYuj0DwCk
全てが自民党の策略世論操作で陥れる国民よ目覚めよ

6. 2015年11月28日 20:05:34 : w7SikJBrCI
諸悪の根源はマスコミ。マスコミが小沢一郎に対して行ったデマの十分の一程度の規模でもよいから、この実態を放送、報道し、でっち上げを行った検事にマイクをつきつけてパパラッチすればこんなことはできなくなる。

7. 安倍を辞めさせる会 2015年11月28日 20:51:40 : M6pUfdsowYst. : FAt0kYWxVo
この裁判できちんと対応すればへたな選挙運動より効果絶大です。

8. 2015年11月28日 21:54:09 : mp6fw9MOwA
陸山会事件の登石裁判長が法と証拠を無視した判決を出したことで安倍政権が誕生し、安倍政権は憲法を無視する愚策を実行したことから国民は裁判所が法と証拠より、米国のジャパンハンドラーの言いなりに動いていることを理解してしまった。
裁判所は法と証拠を重視しているとの立場を貫かないと国民の懐疑心がぬぐえないと考えざるを得なくなったのか、オウムの菊池被告に対しては法に忠実な判決を出した。すなわち基本的人権を重視した疑わしきは罰せずの判決である。
登石の判決はこの対極にあり、基本である基本的人権との精神を無視した法を知らないと宣言する裁判官にあってはならない判決であった。
裁判所はガス抜きが済んでいるので、美濃加茂事件は有罪にしたいとの思惑があるかもしれないが、国民は1回のガス抜きで裁判所を信用するほどぼんくらではない。
裁判所は仲間の検察に美濃加茂事件の裁判取りやめを進言するべきだろう。
それとも疑わしきは罰せずの原則を破り、且つ証拠の無い犯罪人の証言だけを頼り
に冤罪を確定するとの悪事を働くのだろうか。

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK197掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
政治・選挙・NHK197掲示板  
次へ