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日本国民が肝に銘ずべき米国政府関係者の二つの言葉ー(天木直人氏)
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25th Nov 2015 市村 悦延 · @hellotomhanks
「つき合うべき友人は中国であって、日本人ではない。
こうした見方をはじめにキッシンジャー元国務長官らが唱え、しだいに米国内に広がっていった・・・」
これは11月23日の日経新聞「グローバル・オピニオン」欄に掲載されていた、
米国防総省顧問で米中関係の専門家である、マイケル・ピルズベリー氏の寄稿文の中の言葉である。
もっとも、ビルズベリー氏は、今の中国の増長ぶりを見て、それが間違いだったといっている。
しかし、重要なことは、いまでもワシントンでは中国が米国の協力相手になるという
希望的な見方が幅をきかせている、とビルズベリーがその寄稿文で認めているところだ。
「核兵器を作ったことも核実験をやったこともない日本に何がわかるんだ。
原子炉級のプルトニウムで核爆弾を作るばかはいないが、それでも爆発する・・・」
これは11月24日の毎日新聞の連載「核回廊を行く」の中で、
日米原子力協定改正交渉に携わった遠藤哲也外務省OBが述懐して語った言葉である。
交渉相手の遠藤氏に米国担当官が言い放った言葉だという。
いくら日本に核兵器製造の意思はないと説明をしても、まったく相手にされなかったという。
最近の新聞記事で私が偶然に目にしたこの二つの米国政府関係者の言葉が意味するものは何か。
それは度し難い日本不信、日本軽視である。
そして、これらの言葉は、ほんの一例に過ぎない。
米国政府関係者の日本に対して抱くこの日本不信、日本軽視は、今も至るところで存在する。
そのことを一番よく知っているのは外務官僚であり、自民党の親米政治家たちだ。
何よりも安倍首相だ。
それにもかかわらず、安倍政権はかつてないほど対米従属に走る。
この異常さを、われわれ日本国民はどう理解すればいいのだろう。
それが日本国民のためではなく、彼らの保身からくるものであるとすれば、もはや語る言葉はない。
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