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「クロ現」騒動を機に…NHKの“たわいない報道”加速の一途
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/170248
2015年11月22日 日刊ゲンダイ
当たり障りないMC河野憲治アナ(C)日刊ゲンダイ
打ち切り騒動を巡る“圧力問題”で、BPOと政府の応戦が話題になった「クローズアップ現代」(NHK)。
確かに「クロ現」は注目の事件を詳しく検証する“30分の報道特集”としてけっこう重宝されてきたし、ファンも多い。もし打ち切られたら、NHKには鋭い報道特集はなくなってしまう。
そりゃそうだ。NHKの報道の中心「ニュースウオッチ9」は大越健介から河野憲治に代わって以来、当たり障りのないMCぶり。たいていは台本通りの進行で、しかもその台本も言い間違えて、隣の鈴木奈穂子に訂正されることもある。
たまに独自の意見を言う機会があっても、パリで銃撃戦があった水曜は「パリで再びテロがくるんじゃない……動揺が広がっているのは間違いない」と最大公約数的な一般論を危機感ない顔で言うだけ。隣の鈴木はたいていは受けることなく「次です」と打ち切る(この噛み合わない2人ってキャスターといえるのか?)。
7時のニュースも土日のニュースもその日の出来事の垂れ流しに終始しがち(ま、見ていて疲れないが)。
しかし、全面的に批判されるべきなのか。経営委員や“会社”とは別に、“現場”には悔しい思いをしたり、頑張っている制作者も多いだろう。良質な番組もあるのだ。
その代表がドキュメント。「NHKスペシャル」は先週の「シリーズ認知症革命」で、認知症老人や施設を綿密に取材した。さらに科学、宇宙とテーマも幅広い。
見応えがあるのは「新・映像の世紀」のシリーズ。10月に放映した「百年の悲劇はここから始まった」などは第1次世界大戦や超大国アメリカの出現など未公開映像が次々に紹介された。
「沖縄戦全記録」も戦場の貴重なVTRや証言の数々は出色。戦争に突入する背景がよくわかるし、さらに、「今の時代も似てきているのでは」と考えさせられる作りにしている。
21日は「シリーズ東日本大震災 追跡原発事故のゴミ」。タイトル通りの内容の中にも、きっとニュース番組ではやらない、放射能の危険性や国の対応への提言も含まれると期待できる。
“報道”がたわいない中身になっても、“ドキュメント”は鋭く。そんなNHKの現場に期待。くれぐれもドキュメントまで骨抜きにされないように。“ヤラセ”は絶対にご法度ですよ。
(作家・松野大介)
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