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SEALDs KANSAIが大阪維新を支持しない3つの理由
http://article.go2senkyo.com/2015/11/21/12287.html
2015年11月21日 選挙ドットコム
日曜日に迫った大阪ダブル選挙。前編、後編にわたって「反大阪維新」を掲げるSEALDsKANSAIの本音に迫ってきましたが、今回は番外編として、彼らが実際にどんな活動を展開しているのかをご紹介いたします。
■SEALDs KANSAIが大阪維新を支持しない3つの理由
シールズ関西のホームページによると、彼らは大阪維新のこれまでの政治に反対する理由について、@議会の役割の軽視、A住民サービスの切り捨て、B個人の思想および自由の侵害、の3点をあげています。
まず、@議会の役割の軽視については、「大阪維新の会の政治の最大の問題点」と指摘。昨年7月、大阪都構想の制度設計を協議する大阪府・大阪市特別区設置協議会において、大阪市特別区設置協定書案の採決を強行するため、自陣営以外の会派を排除したことや、昨年10月に大阪府・市議会において一度否決された同協定書案をほとんど修正しないまま今年2月に両議会へ再提出し、可決させた経緯について、「議会政治を軽視する大阪維新の会を象徴するものとして、市民の記憶に刻まれるべき事例」と批判しています。
A住民サービスの切り捨てについては、特別養護老人ホームの建設補助金が1床あたり371万円から270万円にまで削減された事例や、介護保険料の基準額が2007年と比べて28%増加し、全国平均より年間約6千円高くなったことを強調。また大阪市の幼稚園、保育園で、既存の補助金が削減、水道料減免制度が廃止されたことや、医療の分野でも、住吉市民病院の廃止、千里救急救命センターへの補助金の廃止に伴う、24時間体制で行ってきたドクターカーや勤務体制が見直しになったこと、 障がい者・福祉団体への補助の廃止、バスの路線の削減などを例にあげ、「様々な住民サービスが切り捨てられている。大阪維新の会の政治によって、住民の生活が脅かされていることがわかります」と綴っています。
そして、B個人の思想および自由の侵害については、2012年2月に大阪市の全職員に対して行われた市の労働組合活動や特定の政治家を応援する活動への参加経験の有無を問う「労使関係に関する職員のアンケート調査」を例に挙げた「思想チェック」や、大阪府内の公立学校の教職員が、行事の国歌斉唱の際に国歌を歌っているかどうかを目視で確認されることを指す「口元チェック」を問題視。「日本国憲法第19条は「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない」と謳っています。憲法はこの国の自由と民主主義の根幹です。大阪維新の会は、この理念を軽視していると言わざるを得ません」としています。
■大阪で暮らす当事者の声を集めたプロジェクト「REAL」
前回の記事でインタビューに答えてくれた脇田燦志朗さん(23)が担当するプロジェクト。
大阪維新の8年間の政治がどんな風に仕事や暮らしに影響を与えたのか、実際に福祉や教育などの現場の関係者に取材に行き、動画を通して生の声で語ってもらっています。脇田君はその目的を「僕たちよりも、政治的影響を受けたと考えられる、当事者の方々の声を拾おう、客観的な視点が必要だ、という意見が出て始まった。現場は、8年間の政治の弊害を受けたり、逆にいい影響をうけたりしたかもしれない。その情報を提供して、客観的に判断してもらいたい」と語っていました。
これまで、ホームページにアップされたのはvol.1大阪市内私立保育所▷vol.2大阪国際児童文学館を育てる会▷vol.3大阪市民・1児の母、▷vol.4元府立高校職員▷vol.5赤バス・市バスの元運転手▷vol.6高校生に笑顔をくださいの会。
それぞれ、動画と共に、インタビューの書き起こしも掲載されています。脇田君は8日の取材当時、「信頼性も説得力もあるから実名や当事者の写真にこだわりたいけど、実際にはなかなかうまくいかない。取材を受けられた方々の個人情報やプライバシーに関わることだから」と話していましたが、すでに6本もの動画が投稿されていることに驚きました。
■内田樹ら著名人も寄稿する「11.22 VOICE」
著名人やSEALDs KANSAIのメンバーらが投票を呼びかける動画を集めた特設ページも用意されています。神戸女学院大名誉教授で思想家の内田樹氏や、同志社大の岡野八代教授(現代思想理論)も協力。内田氏と岡野教授は、14日にシールズ関西が主催したサロンにゲストとして登壇。13日に起きたフランスのテロ事件についての国際情勢や、安保関連法案に反対する国会前デモの話などを学生たちと語り合った経緯があります。
特設ページに投稿された動画で、平松邦夫市長時代に教育関連の特別顧問を務めていたという内田氏は「教育政策に関しては全て維新の政策は失敗した」と語り、岡野教授は「多くの教育の問題、それから福祉の問題でも、弱い人たち、発言のなかなか適わない人たちに対して、発言の場を設けながらもそうした彼女たち彼らの声を封殺するような、非常に居丈高な、「自分こそが政治的」「市民に選ばれたので、政治の代表だ」という形で市民の声、多様な声を踏みにじってきた」と語っています。この動画についても、全文の書き起こしが掲載されています。
街宣運動からメディアの発信力を駆使した活動を展開するシールズ関西。22日の投票日まで残りわずかですが、若者たちの今後の活動にも注目が集まります。
<< 大阪維新と安倍政権は「似てるよね。だから僕らは支持しない」。SEALDs KANSAIメンバーの本音を聞いてきた【前編】
http://article.go2senkyo.com/2015/11/18/12147.html
<< 大阪維新と安倍政権は「似てるよね。だから僕らは支持しない」。SEALDs KANSAIメンバーの本音を聞いてきた【後編】
http://article.go2senkyo.com/2015/11/19/12167.html
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堀江昌史(ほりえ・まさみ)
1986年3月生まれ。元全国紙記者。現在は、半農半筆の暮らしを目指すべく琵琶湖のほとりで百姓修行中。
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