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政策を軸に党派超え主権者がオールジャパン候補選定ー(植草一秀氏)
http://www.asyura2.com/15/senkyo196/msg/793.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 11 月 20 日 18:25:05: igsppGRN/E9PQ
 

政策を軸に党派超え主権者がオールジャパン候補選定ー(植草一秀氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1snt4nu
20th Nov 2015 市村 悦延 · @hellotomhanks


これからの日本政治を考える際に、二つの重要なことがらを考えなければならない。

ひとつは、どのような政策を掲げる勢力が国会過半数議席を占有するのかである。

政権を樹立するという意味で、とりわけ衆議院過半数勢力が重要だ。

もうひとつは、政権を担い得る勢力として、どのような複数の政治勢力が存立するのかである。

衆議院の小選挙区制度は、政権交代を生み出しやすいという特性を有する。

選挙の際に死票が多く発生してしまうことは小選挙区制度の欠点であるが、

その一方で、小選挙区制は政権交代を生み出しやすいという長所を併せ持っている。

選挙制度を選択する際には、これらの長所と短所を比較衡量する発想が重要である。

現在の日本では、自公という勢力が議会過半数議席を占有している。

2014年12月の総選挙では、主権者のなかで、

この自公に投票した者の比率は24.8%に過ぎなかった(比例代表)。

しかし、この勢力が議会議席総数の68%を占有した。

圧倒的多数、議席総数の3分の2以上の議席を占有したのである。

この多数議席を背景に、現在、安倍政権は傍若無人の大暴走を展開している。

大暴走であるということは、安倍政権の政策運営に反対する主権者が多数存在することを意味している。

原発、憲法=集団的自衛権、TPP

そして

辺野古、格差

の五つの問題について、

安倍政権が推進する政策に反対する主権者は全体の過半数を超えている、

あるいは、過半数に迫る状況にあると推察される。

こうした現状を踏まえると、現行の小選挙区制度の下では、

安倍政権に対峙する政治勢力が結集して、

二大政党体制の、自公の退治勢力を形成することが合理的であると言える。

自公に対峙する政治勢力が、政権交代を担い得る、

反対勢力として存立することにより、

主権者は、主権者の意向に沿う政治権力=政権を樹立し得るからである。

2009年に樹立された、小沢−鳩山主導の民主党を軸にする政治勢力による政権は、

この図式によって樹立された政権であった。

しかし、この「小鳩政権」は、わずか8ヵ月半の短期間で消滅した。

その背景には、日本政治を支配し続けてきた日本の既得権益勢力が、

この反対勢力による政権樹立を心底恐れ、この政権を破壊するために、

暴虐、謀略の限りを尽くしたという現実がある。

米官業のトライアングル、

米官業政電の悪徳ピラミッド勢力にとって、「小鳩政権」の誕生は、まさに悪夢そのものであった。

この悪夢を打ち消し、二度と悪夢にうなされることがないようにすること。

これが既得権勢力にとっての至上命題になった。

この悪夢を二度と繰り返さないようにするにはどうすればよいのか。

それは、小選挙区制度の下での「二大政党体制」を構築する際に、

自公の対極に位置する反対勢力が、「自公対峙勢力」ではなく「自公補完勢力」になることである。

日本を支配する「悪徳ピラミッド」の頂点に位置する米国は、このことを目指し続けていると考えられる。

その、「自公補完勢力」として、米国が介入し続けているのが、

民主、維新、大阪維新

の勢力である。

野党再編、政界再編の話が出るごとに、この勢力が取り沙汰される。

現有議席が多いという事情はあるが、

それ以上に、この勢力を軸に野党再編が論じられるのは、上記の事情があるからだ。

2008年以降、「みんな」や「橋下維新」が不自然に脚光を浴びてきた。

その背景には、CIAを含む米国による工作、情報操作があったことは間違いないと考えられる。

このような洞察を踏まえたとき、日本の主権者が目指さねばならぬ方向は、

民主、維新、大阪維新を軸とした野党再編ではないことは明白である。

現有議席が少ないから、

これらの勢力を野党再編の中心に置かざるを得ないのではないかとの見方があるが、

「正」対「反」による緊張関係を生み出すには、

自公と自公補完勢力による二大政党体制は、絶対に避けなければならないのである。

こうした点を踏まえて、今後の自公対峙勢力の結集に際しては、現有議席の数には囚われずに、

原発、憲法=集団的自衛権、TPP

そして

辺野古、格差

の「政策を基軸に」して、

「党派には関わりなく」

「主権者が主導して」

自公対峙勢力の結集を図るべきなのである。

この政治勢力を

「オールジャパン」勢力

として結集する。

「オールジャパン新党」

とも呼べるような勢力の結集を図ることが求められている。

「オールジャパン」ブランドを確立し、

「オールジャパン候補者」

の統一リストを作成する。

現住所である所属政党には関わりなく、

一選挙区一候補者

のかたちで、

「オールジャパン候補者」

を選定し、これを主権者の間に広めてゆく。

何よりも大事なのは、

「政策」

である。

「政策があいまいな政党」

など、存在する意味がない。

この意味で、民主党は、すでに終わってしまっている政党である。

いまの民主党は、いわゆる「悪徳10人衆」が支配する、自公補完勢力に過ぎないのであって、

とても、政権交代を担い得る存在ではない。

逆に言えば、既得権勢力による日本支配を維持しようとする勢力は、日本の二大政党体制を

自公

自公補完勢力

によって構築しようと考えている。

だからこそ、民主、維新、大阪維新による野党再編に向けて情報を誘導しているのである。

これまで何度か指摘してきたが、そもそも橋下維新なる勢力が、

政界において一定の規模を獲得してきた理由は、メディアによる強引な情報工作にある。

通常の諸派勢力など、メディアは一切報道に乗せない。

橋下維新など、そもそも、その程度の存在である。

ところが、「みんな」や「橋下維新」は、マスメディアが巨大な広報戦略を展開して、

「人為的に」一定規模になるまで広告宣伝を行ってきたものである。

その狙いは明白である。

自公に対峙する、真正の日本刷新勢力が二大勢力の一角として、

その地位を確立することを阻止するためである。

「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」

という。

敵のこの戦略を洞察して、こちら側の戦略を構築しなければならない。

要するに、敵は、本当の意味での、既得権の敵対勢力が構築されることを、心底恐れているのだ。

そのために、自公補完勢力による第二勢力構築を目指している。

しかし、これは「第二自公勢力」であって、「自公対峙勢力」ではない。

主権者にとって重要なのは「政策」であって「政党」ではない。

主権者が求める政策が実現するなら、何党がそれをやっても構わない。

よく、

「○○党だからダメ」

との言葉を聞くがナンセンスだ。

基本政策を定めて、その基本政策によって、政治勢力の結集を図る。

政権が樹立されたら、その基本政策を実施する。

合意を形成できない施策は、議会多数の支持を得ることができないから実現できない。

だから、

「○○党だからダメ」

という懸念は杞憂に終わるのである。

原発を稼働させない

戦争法を廃止する

TPPに参加しない

辺野古に基地を造らせない

格差を是正する

の基本政策によって政治勢力の結集を図る。

党派は問わない。

そして、これらの動きを

主権者主導

で実現する。

これが

オールジャパン平和と共生

の連帯運動である。

オールジャパンのブランドを確立し、

オールジャパン候補を、日本中にくまなく浸透させる。

この力は、必ず、自公勢力に対峙し得るものになると考える。

オールジャパン運動を通じて、日本における

真の民主主義革命

を実現しようではないか。


 

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コメント
 
1. 2015年11月20日 21:36:10 : YxpFguEt7k
賛成です。ぜひお願いします。

植草氏、がんばってください。応援しております。


2. 2015年11月21日 06:53:53 : 7SObeJ4l6g
このような見方を一切報道しない日本のマスコミ。本質を外した報道ばかり。

3. 2015年11月21日 22:47:29 : T3xOivADJM
そうです 植草先生

何党の誰なんて全く無意味

頭脳明晰、絶対に裏切らない、志高き、愛に満ちた目のキラキラした人
そして人の心を掴める人

必須です


4. 2015年11月22日 08:00:24 : FoozYI3PZF
⚪️⚪️党だからダメというのがナンセンスだと言いながら、民主党は党として終わっているという部分がどうも違和感があるように感じます。

植草氏が民主、維新を認めていないのはよく分かります。私も個人的には認めていませんから。でも何か少し論調に違和感を感じるのは私だけでしょうか。

民主党を党として批判しているのは何時もの事ですが、オールジャパンの立ち上げにはその民主党議員も参加していますし、党ではなく政策を基軸にした議員個人でというならば、もう少し、共産や生活、それに社民、民主、維新松野組を加えて協議しているシールズや憲法学者やママの会なとの流れと連携した方が良いのではないかと思います。

来年の参院で勝ちにいかないような論調に途中で変わりましたが、他の皆は来年の参院選でねじれを構築する為に勝ちにいこうと連携を模索しているのです。

民主は終わっていると党として否定しながら、方や⚪️⚪️党ではダメという論調を否定するような論理矛盾を肯定するならば、寧ろ共産や生活小沢氏の議員個人での届け出政党なととその理念は合致するのではないか。

少し全体の流れから浮いてしまっているように感じるので、植草氏自身の理念まで変える必要はないと思いますが、逆に野党分断、来年の参院選の勝利の放棄と捉われないように、その方法論に少し幅を持たせた方が良いと私は思います。

何しろ我々国民側に取って大きな力になっているシールズは参院選に向けて野党5党と勝つ為の協議を重ねているのですし、そのシールズは来年の参院選で解散と言っているのです。

この時点で何時が天王山であるか分かると思うのですが、理想を追い求めるのは勿論大事ですが、単純に野党の連携だけではなく、勝負所の時間的な観点でもズレが生じるなら、野党の分断だけではなく、時間的にも力は分断しますので、国民側の力は分散され、分散すればする程、当然ですが政権交代は遠のきます。

それは、現実として最も大事であるべき政策が結果として一つも実現出来ないという事になるのが何故分からないのでしょうか。

沖縄選の時もそうでしたが、植草氏は正論ですが少し真面目過ぎるところがあるように感じますが、全体の流れと先の保証など何も無いことを前提にして来年の参院選を焦点にして、もう一度論理の組み立てをして欲しい気が致します。

何故なら、自公に勝つ為には足並みを揃える必要があり、同じ時、同じ場所、同じ政策で協力しなければとてもじゃありませんが、巨大権力になど勝てませんよ。少々甘いのではないかと思います。

都民


5. 2015年11月22日 11:53:57 : WzFlUn53lM
植草氏の言う様に二大政党が自民の補完勢力であってはたとえ政権交代しても自民党と変わらない、それは菅、野田政権で立証された。アメリカにとっては好都合になる。民主党に自民補完勢力がいる事は又同じことが繰り返される。この際しっかり分かれて欲しい。

6. 一主婦 2015年11月23日 20:26:30 : rfKiZAFzfsBYA : 780ihmUxid
>>5. WzFlUn53lM さん

やはり、選挙は政策が大切ですよね。
植草先生の仰る通りだと思います。
今回の大阪選も、その点では無理筋の選挙でしたね。あれでは無党派層が動きませんね。無党派層が棄権に走ってしまう心理も理解できます。どなたかが、他のスレットで、大坂選の選択肢を「絞首刑対銃撃刑」の選択選挙と表現していらっしゃいました。全くその通りだと思います。あれでは、選び様がありませんね。

国政選の「自公対民主中心」の選択肢も、大坂選とまるで同じだと思います。どちらを選んでもアメリカ、官僚、大企業側の1%の為の政治を掲げている政党の選択肢ですから、これでは無党派層は動きませんね。過去の数回の国政選での「鼻つまみ投票運動」でも敗戦に終わっていますね。その形では無理がありすぎるのですね。今回の大坂選での選択肢も、維新を倒す為に、維新よりちょっとマシの自公を嫌でも鼻をつまんで応援と言う形でした。この手法では無党派層を動かす事は無理のようですね。

やはり、選挙は国民の思いを「政策」に託して投票するものだと思います。「数」だけで勝っても、掲げている政策が、自民党と同じ1%の為の政策の政党を選んだのでは、意味がありませんね。それこそアメリカや官僚が望んでいると言う「自公から第二自公への政権交代」になってしまいます。ですから、本物の私たちのための政権交代にするためには、植草先生のお考えこそ大切なことだと私は思います。

何しろ、最大の有権者層は「無党派層」なのですから、その無党派層を動かす為には小手先の数だけの選択肢ではそっぽをかれてしまうと思います。自分たちの夢を託せる政策を掲げた政党の器がぜひとも必要なのだと思います。植草先生のその様な「超党派」からの「候補者選び」に私は大賛同しています。その候補者を国民派の政党党首の方々にバトンタッチさせて、本当に私たちの政権交代にする計画だそうですから、期待しています。

もうその計画は形を成し、発足し動き出していますから、夢物語でも甘いだけの計画では無いと思います。鼻から否定してしまっては何事も動き出しません。始動できません。どれが成功するのかもわかりませんから、成功しそうなもの同士をドッキングさせる方法もありだと思います。実際にその会は発足し、動き出しました。

その会で選抜した私たちのための候補者を、例えば共産党の「国民連合政府」の候補者として活用していただくか、小沢氏のオリーブの木の候補者として活用していただけるなら、それこそ、私たちの望む政策に賛同する候補者ぞろいの器での政権交代になると思います。ぜひ、実現させたいですね。

植草先生頑張って下さい。期待しております。


7. 2015年11月24日 23:13:45 : vzqkGKH79I
>04  都民さん
同意します
長年植草さんをご立派な方だと思ってきましたが今回のこのご意見にはちょっと
首をひねらざるを得ない
〈オールジャパン〉でこの指とまれと言ってとまりに来る人は果たしてどれ位いるのでしょうか
理想論だけでは政治は勝てません
矢張り小沢さんがおっしゃっているように取りあえずオリーブの木構想で参議員で捻じれ現象を起こすしか手はないと思います
民主党の第二自民の連中は数十人が離党して新党を作るでしょう
結構じゃないですか、結構けらだけ猫はいだらけ
これで自民の票も割れるんじゃないですか
大阪維新とくっつくかもしれませんがあの個性の強い橋下と事無くやっていけるとも思いませんが
兎に角狡猾な自公政権打倒に向かって頑張って頂きたい
私の無知からくる理解力の無さで誤解して受け取っていたならごめんなさいね

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