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2015年 11月 19日
11月中旬になって、民主党の前原誠司氏らが、急に民主党の解党&維新との新党結成論を主張し始めたことから、プチ騒動に発展しつつある。(~_~;)
mewは、民主党全体の支持者or固定支持者ではないのだけど。(mewと考えが合わないMくんみたいな保守派が少なからずいるので、部分的な支持者にしかなれないのよね。^^;)
民主党が96年に結党して以来、自民党に対抗できる大きな「中道政党」として育ち、常に政権交代を争えるようになって欲しいと願って、ず〜っと応援して来たし。このブログにも、10年前から、民主党についてアレコレ書いて来た。(・・)
でもって、今後の参考資料にもしたいので、今回の解党論についても、チョコチョコまとめておきたいと思うです。(++)
* * * * *
ことの始まりは、今月11日の夜。前原誠司元代表と細野豪志政調会長、維新の党の江田憲司前代表らが東京都内のホテルで会談を行なったのであるが。
この会談で、「野党再編に向けて、年内にも民主党が「解党」を決断して、維新と新党を結成すべきだという認識で一致した」というニュースが、一気に広がったからだ。(@@)
ちなみに、民主党や維新の党などの野党各党が、合併する形でorいったん解党した上で新党を作るという案は、以前から出ていたものだけど。
前原氏や維新の江田憲司氏らがこの時期に慌てて、このような話を持ち出して来たのは・・・
1・民主・維新の保守派は共産党を嫌悪しているので、共産党を含めた野党再編や選挙協力を阻止したい。野党再編は、自分たちが主導権をとって進めたい。
2・維新の分裂騒動(法廷闘争に発展)で、同党の比例当選者の身分が不安定になっている。彼らは既存政党である民主党に移れないので、早く新党を作る必要がある
3・新党を結成するなら、政党助成金を得るなどの都合上、年末までに作って届け出を済ませたい
・・・などの思惑があるからではないか考える。(~_~;)
* * * * *
前原氏や江田氏らは、何とか勢いをつけて、よほど一気に話を進めたかったのだろう。(**)
ふつうなら、ある程度メドが立つまでは、水面下で話を進めるところなのだが。この11日夜の3人の会談の時には、ホテルの前にカメラが何台も取材に来ており、事前にリークされていたのではないかと察する。^^;
さらに、12日には前原氏が、園遊会の際に(これもカメラに映るような場、赤坂御苑のはじっこで?)岡田代表に、解党論の提案を行なうパフォーマンスまで敢行した。^^;
『秋の園遊会で、政界再編の「密談」があった。民主党の前原元代表は、秋の園遊会の場で、岡田代表と、およそ5分間にわたって意見交換した。
この中で、前原元代表は、岡田代表に対し、自民党に対抗するため、年内に民主党を解党し、維新の党と新党を結成すべきだとの考えを伝えた。(FNN15年11月13日)』
しかし、岡田代表は、記者会見で前原氏と話をしたことは認めたものの、新党結成には否定的な発言を行なったとのこと。
『岡田氏は十二日の記者会見で、新党結成に関し「看板を掛け替えるだけでは駄目だ」と重ねて否定的な意向を表明。細野氏については「執行部の一員との自覚があれば軽々に発言しないはずだ」と不快感を示した。十二日の園遊会で会った前原氏と短時間話したことも明らかにした。
前原氏は記者団に「岡田氏に私の思いを伝えた。時間があればまたじっくり話したい」と強調。「自民党の一強多弱を打破するため、民主党も年内に解党し大きな勢力をつくることが大事だ」と語った。(中日新聞15年11月13日)』
<中日新聞は『(11日夜)江田氏はその後、別の場所で岡田氏とも会談。前原、細野両氏との協議内容を伝えた上で、あらためて民主、維新両党による新党設立を目指すべきだと求めた。岡田氏は拒否した』と伝えている。>
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他方、前原氏は、記者団に対して、改めて解党論について熱く語ったことから、民主党の保守勢力が、本気で年内の新党作りを目指している動いているのではないかという観測が広まったのだった。
『前原氏「年内に新党を」「岡田代表と考え同じ」「橋下氏らも排除しない」
民主党の前原誠司元外相は12日、園遊会の場で岡田克也代表に対し、年内に民主党を解党し、維新の党と新党を結成すべきだとの考えを伝えた。その後、記者団にも新党結成の必要性を強調した。記者団とのやり取りの詳報は次の通り。
◇
−−岡田氏は記者会見で「本質的が変わらなければ看板の掛け替えにすぎない」と言ったが
「それはその通りだ。政策の対立軸をしっかり示し、新しい旗を掲げ、そこで野党の結集を図るプロセスは大事だ。単なる看板の掛け替えではダメだというのはその通りだ」
−−11日夜の細野豪志政調会長や維新の党の江田憲司前代表らとの会合では、どういうことで一致したのか
「1強多弱の状況を打破しなければいけないとなれば、野党第一党の民主党が他を糾合していかなければいけない。新たな旗を立て、年内に民主党も解党出直し、他党にもそれを求め、より大きなものをつくっていくというプロセスを取るのが大事ではないかと思っているし、何人かの仲間とその確認を昨日した」
−−今日の園遊会で岡田氏と話していた
「私の気持ちを話した。方向性は全く、考え方に違いはなかったと思っている」
−−解党、新党結成には民主党内でも批判があるが
「政権交代をもう一回目指そうということについて異論を言う人はいないと思う。どこと組むとかになると、『そこは嫌だ』という意見が出てくる。何を政権交代で自民党の対立軸にするのかという旗をしっかり掲げ、その下に一人一人が集まるということになれば、そのプロセスにおいてそんなに好き嫌いではなくて、大義の下に集まれるのではないかと思う」
−−年内に解党、新党だとなると、時間が限られている
「いろいろな方々に自分の本意を説明し、賛同いただける方々もいるので、そういう方々と手分けをしたい。何よりも岡田執行部だから、岡田さんと話をして、岡田代表にはそういう決断をいただけるように私なりに努力していきたい」
−−解党、新党がうまくいかなかったら、同じ考えを持つ方だけで新党をつくる考えはあるか
「これから力を合わせていこうということだから、できなかったことを考えるのはおかしな話だ。そのために努力を皆でしていく。方向性についてはそんなに大きな違いはないので、プロセスをどう歩んでいくかということについて忌憚のない話をしながら、結実するように、われわれも柔軟な考え方を持って、自分の考え方が全てベストだとは思わないので、大きな方向性に行くためにはどうしたらいいかという衆知を集めたい」
−−民主党全体をまとめて新党の形にしなければいけなくなるが
「そこは逆に岡田さんが記者会見で仰ったように、看板の掛け替えとみられてはいけないので、何をやる党なのかという旗が大事だ。私が他党との合併を言っていないのは、自民党に代わる対立軸を国民は求めていると思う。そこをしっかりと掲げることが大事だ。私に言わせると、ある程度の国民の負担はいただきながら、日本の構造問題である少子化とか高齢化の安心のセーフティーネットとかをしっかりとつくる」
「外交・安全保障政策では現実的な対応をしていく。そして何よりも現状を変えるという意味においての改革勢力になる。それは私の思いだが、そういうような旗が共有できるのであれば、皆で旗の下に集まっていくということで。できるだけ大きな家をつくることが大事だ」
−−解党に至る方法はトップダウンか
「こだわらない。岡田さんはわれわれが選んだ代表だから、大きな家をつくるために、そこの本質的な意見は全く違いがないので、そこは今の執行部にお考えいただくということではないかと思う」
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−−細野氏は党幹部ということで、昨日の動きに風当たりが強い
「細野さんがその思いをしっかり伝え、しっかりと説明することが大事だ。彼の今の党に対する危機感、もう一度政権交代を皆でやりたいという思いというのはよく分かるので、説明をすればご理解をいただけることではないかと思う」
−−岡田氏に正式に考えを改めて伝える場面は
「園遊会で会ったときも『またお会いしましょう』ということで話をさせていただいたので、またお時間があればじっくり話をさせていただきたい」
−−「大きな家」の中には橋下徹大阪市長ら「おおさか維新の会」系も含まれるのか
「私は大阪系で付き合いを親しくさせてもらっているのは橋下さんだけなので、他の方はよく分からないが、少なくとも今まで何年かお付き合いをする中で、例えば関西国際空港と伊丹空港の統合の時に努力をいただいたとか、知事の時にダムの中止で協力をいただいたとか、地方の裏負担、『ぼったくりバー』と彼が言っていたことについて、共に解消するための努力をしたとか、改革のケミストリーは彼とは共有している。なおかつ彼は安倍(晋三首相)さんには頑張ってもらいたいが、政権交代可能な野党の存在は必要だと。野党再編にも非常に思いを持っている方だと認識している。掲げる旗をしっかり掲げた中で、橋下さん以外の方も排除しない。旗の下に集まる人は大きく集まることでいいのではないか」
−−今の執行部は自民党の安保法制について憲法違反だとしているが
「この間の議員懇談会でもその議論が出て、われわれは安全保障関連法案には反対していた。党内が一致してそれに対して対応した。それについてはそれぞれの思いはあっても、党で決まったことについてはそれを大事にしていこうということだったと思う。通った後に廃止だということは党内のプロセスを踏んでいない。そこは今後の議論だと思う。岡田氏、枝野幸男幹事氏もそこはわれわれの思いを忖度してもらって、少なくとも憲法違反というものについては白紙という言い方に変えていただいていると思っている。そこは今後議論する余地は十二分にあるかと思う」(産経新聞15年11月12日)』
* * * * *
『民主党と維新の党は合流も視野に政策協議を進めていますが、維新の党の分裂が法廷闘争にまで及んでいて、話し合いは停滞しています。
「これはもう12月19日からバンバンやりますよ、刑事告訴」(橋下 徹 大阪市長、先月)
「残念ながら、我が党として刑事告訴等の法的手段も辞さず」(維新の党 今井雅人 幹事長、先月)
先の見えない維新の党と、国民の信頼を取り戻せないままの民主党。11日夜の会談は、双方が持つ危機感のあらわれとも言えます。維新の党の議員は、現在の状況をこう話します。
「民主党の中で解党を求める人たちの種火が消えないよう、一生懸命うちわで、あおいでいる状態」(維新の党議員)
維新の党の松野代表は、民主党の解党に向けて期待感を示しました。
「非常にいいことですよね。私もできれば年内に両党、および他の政党まで含めて、改革勢力が解党して1つの旗のもとに集まるという形が好ましいんだと、ずっと言い続けてました」(維新の党 松野頼久 代表)
また、来年の参議院選挙を控えた民主党議員の間では、今の民主党のままでは戦えないという声が広がっています。
「今の執行部では来年の参院選挙は大惨敗するだろうと思う。年内中に全部決着つけてもらわないと困る。要するに、維新とどうしていくのか」(民主党 桜井 充 参院議員、4日)
一方、党のトップである岡田代表は12日、解党について全否定しました。
「どういう議論をしているのか承知しておりません。ただ、ご心配していただく必要はない、執行部は私。本質が変わらなければダメだと、看板の掛け替えではダメだと」(民主党 岡田克也 代表)
他の幹部からも解党については否定的な見方が・・・
「どうせ解党できないよ。党大会開いてマジョリティー取れるのか」(民主党幹部)
しかし、「解党」を巡って民主党の実力者と維新の党の江田氏との会談が表面化したことで、党内の路線対立は深刻化する可能性も出ています。(TBS15年11月13日)』
THANKS
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