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民主党が自民党にどうしても勝てない理由ー(天木直人氏)
http://www.asyura2.com/15/senkyo196/msg/741.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 11 月 19 日 20:30:05: igsppGRN/E9PQ
 

民主党が自民党にどうしても勝てない理由ー(天木直人氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1snstru
18th Nov 2015 市村 悦延 · @hellotomhanks


民主党が第二の自民党であるとか、自民党の補完政党であるとか、さんざん指摘されて久しい。

 そして、それは正しい。

 民主党の中心勢力が、今も昔も、その政策において自民党と大差ないからだ。

 少なくとも外交に関してはそうだ。

 その証拠をきのう11月18日の朝日新聞に見つけた。

 TPP交渉の背景を検証をする連載記事(けいざい深話)の第一回目に

次のようなエピソードが紹介されている。

 すなわち民主党が参加表明したTPP交渉にについて、

安倍自民党は政権奪還を目指した衆院選挙で、

「ウソをつかない。TPP断固反対。ブレない。自民党」を掲げた。

 ところが政権を取った途端、TPP推進に豹変した。

 この背景について、安倍首相が側近に次のように語ったというのだ。

 「民主党がズタズタにした日米関係を取り戻したい」と。

 民主党が日米関係をズタズタにした。

 これは民主党批判の決まり文句になっている。

 しかし、民主党政権のどこが日米政権をズタズタにしたというのか。

 鳩山首相の、普天間基地の最低でも県外発言、あるいは東アジア共同体発言が、

それだということになっているが、それぐらいしか思いつかない。

 しかも、その発言さえ、十分な検証なく誇張され、鳩山一人が悪者にされて終わっている。

 どこが日米関係をズタズタにしたのだと、民主党は党を上げて自民党に激怒しなくてはおかしいのだ。

 ところが、まったくその気配がない。

 なぜか。

 それは民主党の中心が、自民党と同様に日米同盟優先論者であるからだ。

 日米同盟を損なったと言われれば、申し訳ない、と思って引き下がってしまうからだ。

 ひるがえって、野党に下った民主党は、

なぜ安倍首相がここまで中国との関係をズタズタにしたというのに、それを激しく批判しないのか。

 それは民主党の中枢が、自民党と同じく、中国を警戒、敵視しているからだ。

 かつて中国漁船が領海侵犯したとき、民主党はどのような対応をとったか。

 前原国交大臣(当時)は日中間に存在した日中間の了解をやぶっていきなり船長を逮捕し、

枝野幹事長(当時)に至っては、中国など誰も法の支配が通用する国とは思っていない、

などと口を極めて切り捨てた。

 要するに、いまも昔も、民主党の中心に居座り続ける連中は、

日米同盟重視と中国警戒で、見事に安倍自民党と一致しているのだ。

 これでは自民党に勝てるはずがない。

 すくなくともその外交政策においてはまったく勝てない。

 

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コメント
 
1. 2015年11月19日 20:38:22 : vXDeWCC7Fk
(けいざい深話)検証TPP:1 米へ、いきなり「最後通牒」
2015年11月18日05時00分 朝日新聞

 ■けいざいSHINWA

 米国南部の中心都市、アトランタにあるホテルの7階会議室。夜を徹しての交渉が続いた環太平洋経済連携協定(TPP)がようやく合意に達した10月5日早朝、TPP担当相の甘利明は、米通商代表部(USTR)代表のフロマンと向き合っていた。

 「顔を見たくもないと思ったこともあったログイン前の続きが、いまは家族同然だ」。固く握手しながら、甘利がそう語りかけると、フロマンは「いろいろあったな」とうなずき、笑った。

 ふたりは20分で日米協議を決着させると、そのまま参加12カ国の閣僚会合に向かった。甘利はその場でTPPが合意した意義をこう宣言した。「21世紀型のルールができた。これが世界のスタンダードになる」

 米国が主導して2010年3月に始まったTPP交渉に日本が参加したのは13年7月。国内総生産(GDP)で12カ国の約8割を占める日米交渉の行方は、常に最大の懸案であり続けた。

 甘利が「家族」と評したふたりの関係は当初、まったく異なるものだった。

 66歳の甘利よりひとまわり若いフロマンは、大統領のオバマとはハーバード大の級友だ。法律家らしく、論理的にぐいぐいと詰めてくる。甘利に対しては「関税を残せるのはコメくらいだ」と言い続けた。

 交渉参加から5カ月後の12月1日昼、甘利は、アジア各国の歴訪で日本に立ち寄ったフロマンを都内の高級料亭に招いた。その時に「事件」は起こる。

 甘利は農家の反発が強いため、コメや牛肉などの関税は撤廃できない事情を説明し、理解を求めた。それでも関税撤廃にこだわるフロマンに、「ここからは1センチも譲れない。最終的な回答だ」と言い切った。甘利の語気の強さに影響されたのか、通訳がこれを「最後通牒(つうちょう)(ultimatum)」と訳してしまう。

 最後通牒とは相手が受け入れなければ交渉を打ち切る意思を意味する。すでにいらだちを募らせていたフロマンは「同盟国に対して最後通牒とは何事だ」と激怒、食事をとることもなく席を立った。

 日米交渉は「どん底」から始まった。

    ■  ■

 当初のTPPは、関税をなくしたり、投資など幅広い経済のルールを共通にしたりすることで、ヒト、モノ、カネの流れを活発にするという高い理念があった。米国などは11年11月のハワイ会合で、この原則を「ホノルル宣言」として採択した。

 日本がコメや牛肉などの関税撤廃を拒否する「聖域」をつくることは、この宣言と矛盾してしまう。

 「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。自民党」。安倍政権が誕生した12年12月の衆院選で、自民党はそんなポスターを全国に貼った。公約にも「聖域なき関税撤廃なら交渉参加に反対」と盛り込んだ。交渉参加の意思を表明していた民主党政権の「逆張り」の戦術で、選挙は農村部でも圧勝した。

 ところが、首相となった安倍晋三は一転して交渉参加を模索する。首相周辺のひとりは安倍が「民主党がずたずたにした日米関係を取り戻したい」と語ったのを覚えている。問題は「公約違反」と問われかねないことだった。

 13年1月の夜、東京・赤坂にある議員宿舎に、官房長官の菅義偉、経済産業相の茂木敏充、外相の岸田文雄、農林水産相の林芳正が集まった。安倍の訪米を控え、TPPにどう臨むか話し合うためだった。「公約を受け継ぐかたちにしないと」。ある出席者はそう口にしたが、関税撤廃の「例外」が本当にあり得るのか、米国側の感触は誰もつかんでいなかった。

 安倍は訪米前のインタビューで「聖域があるかないか事務方の交渉で建前を乗り越えるのは難しい。首脳同士で確認したい」と語った。実際、TPPに関してはシナリオのないトップの「直談判」となった。

 「一方的にすべての関税撤廃をあらかじめ約束することは求められない」。2月22日に公表された日米両首脳の共同声明は、安倍が交渉入りだけは表明できる内容になった。ただ、米国は協議のなかで日本市場をこじ開ける戦略を描いていた。交渉が始まるとそれはすぐ明らかになる。

 聖域を守りつつ、TPPをまとめる――。日本はこの「矛盾」に最後まで苦しみ続ける。

 =敬称略(鯨岡仁)

http://www.asahi.com/articles/DA3S12072841.html


2. 2015年11月19日 21:12:41 : nZRHQm1dWo
そりゃ反安倍が一生懸命常日頃から民主を叩けばそうなりますよ
自民党のために一生懸命頑張っているようなもの

3. 2015年11月19日 22:32:41 : LY52bYZiZQ
Domestic | 2015年 11月 19日 21:15 JST
予算に竹下氏、外務は岸氏
 自民党は19日、衆院の常任、特別委員長らの人事を内定した。予算委員長に竹下亘前復興相を起用し、外務委員長に岸信夫元外務副大臣を充てる。保岡興治憲法審査会会長ら3人は続投。災害対策特別委員長には野田聖子前総務会長が就く。議院運営委員長には河村建夫元官房長官が内定済み。来年1月4日召集の通常国会で選任される。新たな委員長候補は次の通り。(敬称略)

 〖常任委員長〗

 ▽内閣 西村康稔▽法務 葉梨康弘▽外務 岸信夫▽財務金融 宮下一郎▽文部科学 谷川弥一▽農林水産 小里泰弘▽国土交通 谷公一▽環境 赤沢亮正 ▽安全保障 左藤章▽国家基本政策 浜田靖一▽予算 竹下亘


{共同通信}

http://jp.reuters.com/article/2015/11/19/idJP2015111901001227


4. 2015年11月20日 01:23:47 : YxpFguEt7k
「すくなくともその外交政策においてはまったく勝てない。」

外交政策が選挙の争点になったことなどあっただろうか?
もっと身近な問題において差異がないから、だと思います。

具体的には消費者層においては消費税、第一次産業層においてはTPPについての政策が同じだからだと思いますね。

簡単に言えば、菅直人氏が全ての元凶なのです。


5. 2015年11月20日 10:13:45 : OHdkCiO8Z6
今の政権でさんざん国内のナショナリズムを煽りたてているからね
民主党が違う方向性を打ち出したところで情勢が変わらない限り勝てない、
というか反発されるのがオチ

国政選挙と地方選挙の違う点はここだ
確かに国政選挙の争点にはならないが、より意識の深い部分では判断材料にはなるだろう
クニというのはやっぱり自分のアイデンティティの一部だからね


6. 2015年11月20日 10:33:06 : bS4iUTIoqo
というか、問題の多くの根は、日本がアメリカの植民地だということだ
ここを変えるのは非常に困難だがこれをやらないとその他の問題はいつまでも解決しない

沖縄がどうとか原発、TPPとか安保法案とか
そういうの全部瑣末なことなんだよ
そういう瑣末な点で全てにおいて勝利しようとするのが間違い
最終的にどうやって勝利するか
この絵図が描けないと無理だろ
ブサヨは局地戦にリソース注いでいるけど大して意味ないんだよ

自立、自主独立、アメリカの植民地から脱却
これを訴えて国民意識を高めないといつまで経っても同じ事繰り返すだけだと思うんだが
本当に重要なことが分らずに目の前の問題は目の前にあるために大きく見えるから
それが重要なことだと勘違いしているんだよな

結局物事の優先順位が分らないお馬鹿さんがあれもこれもとその時々の状況に応じてリアクションしているだけ
ほんと、見ててアホだなぁとしか思えんわ


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