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安倍暴政を止めるには主権者が連帯するしかないー(植草一秀氏)
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16th Nov 2015 市村 悦延 · @hellotomhanks
この国を米国が支配し続けていることを、現実を洞察する力を持つすべての識者が知っている。
日本は敗戦したが、その敗戦の事実を否認し続けてきた。
白井聡氏が言う「永続敗戦」の状況が続いている。
戦争責任は曖昧にされ、米国は戦争責任者を、戦後日本の統治のために利用してきた。
戦争責任を負う者は、米国に隷従することによって、その責任を免れ、
敗戦後の日本でも引き続き、権力の中枢に居座り続けることを許されてきた。
このなかで、敗戦国日本のなかにも、
独立国日本としての矜持を示そうとしてきた人物が少なからず存在する。
彼らは、日本が真の独立を果たすということは、
米国に対しても、言うべきことを言う、
そして、米軍による日本勢力状態に終止符を打つことであると主張してきた。
しかしながら、米国は、こうした矜持を示す日本の指導者を徹底的に攻撃し続けた。
その結果として、大多数の日本の政治家が、
ただ米国にひれ伏すだけの、ポチ、僕に成り下がってきた。
そのなれの果てが日本の現状である。
米国を頂点とし、官僚機構、大資本、御用政治屋、電波産業が四方を固める、
悪徳ピラミッド
が、この国の統治の構造である。
この米国支配の構造を打破すること。
これが2009年の政権交代によって明示された目標であった。
辺野古基地建設にNOの意思を示す。
官僚の天下り利権を根絶する
企業団体献金を全面禁止する
という抜本的な変革の方針が明示された。
米官業政電の既得権勢力は震撼した。
この政権が盤石の政権基盤を保持することになれば、
戦後65年の間、維持し続けてきた既得権が失われる。
この政権を根こそぎ破壊し尽くすことが目論まれたのである。
政権交代が実現したのは2009年9月のことだが、
改革者に対する攻撃は、はるかに早い時点で始動していた。
改革を牽引したのが小沢一郎氏と鳩山友紀夫氏である。
小沢氏は2006年春に民主党がまさに解党の危機に直面した際に、
火中の栗を拾うかたちで民主党代表に就任した。
民主党の大躍進が始動したのはここからである。
そして、わずか3年の時間で、政権交代実現の大業を成就した。
3年という時間は、短いが、しかし、巨大なエネルギーを発揮し得る時間である。
小沢−鳩山政権の衝撃はあまりにも大きかった。
だからこそ、米国を頂点とする悪徳ピラミッド勢力は、
目的のためには手段を選ばぬ手法で総攻撃を仕掛けてきた。
2009年に誕生した鳩山政権は破壊され、
民主党の良心といえる存在であった小沢新党=「国民の生活が第一」はせん滅攻撃の対象とされた。
2012年末には、小沢−鳩山民主党政権はあとかたもなく破壊され尽くされていた。
そして、悪夢の安倍暴走政権が生み出された。
2012年11月14日の党首討論から丸3年の時間が経過した。
この時間のなかで、日本は一気に戦前にまで時計の針を逆戻しされたのである。
安倍暴政は憲法を破壊し、立憲主義を破壊し、平和主義を破壊し、基本的人権の尊重を破壊する。
そして、橋下維新をメディアの力で押し上げて、この国にファシズムを埋め込もうとしている。
これを阻止するには、まず、2016年7月の参院選で、
安倍暴政に立ち向かう主権者勢力が勝利しなければならない。
そのために、オールジャパンの闘いを展開する。
戦争と弱肉強食=NO!
平和と共生=YES!
である。
この闘いに勝利して、
主権者が日本を取り戻す!
これから、参院選の立候補者情報を集積する。
そして、主権者勢力によるオールジャパン候補者の支援体制を構築する。
具体的行動に取りかからねばならない。
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