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古賀誠元幹事長「痛み共有できる政治家必要」  保守はどこへ 自民党60年
http://www.asyura2.com/15/senkyo196/msg/584.html
投稿者 あっしら 日時 2015 年 11 月 16 日 05:16:57: Mo7ApAlflbQ6s
 


古賀誠元幹事長「痛み共有できる政治家必要」
保守はどこへ 自民党60年
2015/11/14 2:00

 自民党は15日に立党60年を迎える。戦後のほとんどの期間、政権与党だった自民党が果たしてきた役割や、次の10年に向けた課題は何か。元幹事長の古賀誠氏に聞いた。

■「泥水吸った政治家、いまはまれ」

 ――自民党が果たしてきた役割をどう総括しますか。


古賀氏は「政治家の哲学が置き去りにされている」と語る

 「戦後政治は成功した。資源もない国が大きな経済的発展をとげた。他の多くの国に比べて平等で公平な国づくりができた。その意味で自民党は政権の役割をしっかり果たすことができた」

 ――1996年に衆院は小選挙区制度になり、政治家の質が低下したとも言われます。

 「マックス・ウェーバーの『職業としての政治』を目指すのなら、自分に哲学がなければいけない。(国会議員の)バッジは一つの手段。国家、国民に対する役割をどう果たすかだ。しかし、いまはバッジが光り輝き、政治家の哲学が置き去りにされている」

 「僕や菅義偉官房長官のように(政治家になるまでに)泥水をすすった人は、いまはまれだ。(政治家になってからも)学問をする政治家でなければいけない」

 ――政権与党は将来の首相や閣僚を育てる責任があります。いまの自民党にその育成システムがありますか。

 「皆無といっていい。派閥の功罪はあるが、我々は先輩の背中をみて教わった。人間社会の基本が政治家にとって一番大事だ。『党が責任をもって人材を育てればいい』という人もいるが、どうやってできるのか。人をどうやって見つけ、育てるのかが、政権与党として発展していけるかの分水嶺になる」

 ――かつては成長したパイを分けあう中心に政治家がいました。パイがなくなり、政治家が地方とのつながりを保つのが難しくなりました。

 「いまは負担の分配をしなければいけない。利益の分配から負担の分配へ。夢やバラ色の演説で通っていた時代から、痛みを国民と共有する時代となった。いよいよ国と国民に責任を持つ使命感のある政治家が必要になる。財政は正常な形に戻さなければいけない。しかしそれには勇気がいる」

 「よほど政治家への信頼がなければいけない。公募でよその土地から来て『痛みを』と言っても、何がわかるのかと。分配の時代は少々間違った人でもよかった」

 ――痛みをお願いする政党に自民党はなりきれていますか。

 「いや。立党60年を契機にどう変わるかだ。利益の分配より100倍エネルギーが必要だ」

■安倍政権「ムチ少ない」

 ――現在「安倍1強」と言われますが、それも負担の分配の時代と関係がありますか。

 「ある。利益の時代と、負担の時代で必要になるリーダーの資質には大きな違いがある。利益の時代は、上と下、右と左を足して2で割ればよかった。いまは右も左も全部、負担の分配だ。足して割るというのでコンセンサスはつくれない」

 「痛みの時代のリーダーは、自分の責任で政治を動かし、自らコンセンサスをつくらないといけない。『安倍1強』といういまのシステムはマイナスだけではない。そういう意味で安倍さんは今のリーダーにふさわしい。ただ強固な指導力をもったリーダーだからこそ、独裁政治につながる危険性があれば党が抑えなければいけない。チェックアンドバランスを働かさないといけない」

 ――業界団体も、パイの配分がなければ党との関係も変わってきます。


「財政規律は大きなテーマ」と語る古賀氏

 「負担の分配である以上、業界団体とのつながりが弱くなるのは当たり前だ。政権与党の役割は思い切って本音で信頼関係をつくり上げるしかない。アメとムチというが、まだアメが多くムチが少ない。自民党にもそういう気概が必要になってくる。変わっていくことを恐れてはいけない」

 ――いまの安倍政権は歳出削減には後ろ向きで、ムチが少ないのではないですか。

 「その通りだ。もう一段大きくステップしてほしい。財政規律は大きなテーマにすべきだ」

 ――強力なリーダーというと、古賀氏が名誉会長を務める宏池会(岸田派)の岸田文雄会長はいかがですか。

 「人柄は申し分ない。あとは自分がトップになったときの目指すべき哲学を持ってほしい。いまは(外相という)忙しいポストで勉強する時間もなく何でもいっぺんにお願いするのは酷だが、保守本流の哲学をこれからみがいてほしい」

 ――今後の10年に向けて一言。

 「自民党政権が続いたのは国民が国民政党として認めてくれたからだ。特定のイデオロギーではなく、中間の幅広い人の願いをかなえさせることができた。反対も賛成もあるが、真ん中の広いグレーゾーンが支持できる政党を目指すべきで、独裁になってはいけない」

(聞き手は酒井恒平)

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO93965980T11C15A1I10000/

 

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コメント
 
1. 罵愚 2015年11月16日 06:04:58 : /bmsqcIot4voM : EbdRqpTWhA
 保守の皮をかぶったコミュニストだな、ほんもののコミュニストではない似非コミュだ。ほんものの保守でもない、利権屋保守でもある。

2. 2015年11月16日 11:40:23 : XkpLtifPpU
>僕や菅義偉官房長官のように(政治家になるまでに)泥水をすすった人は、いまはまれだ。

それで、その経験がどう活きて、後輩にどう受け継がれたか考えたことがあるのか?

今の菅を見ると、泥水をすすって泥水に染まっただけではないのか。


3. 罵愚 2015年11月17日 03:25:58 : /bmsqcIot4voM : EbdRqpTWhA
 菅義偉は歴史に残る名官房長官だよ…民主党の3バカ時代の官房長官は…誰だっけ?

4. 2015年11月18日 04:31:29 : FxUcssE0UQ

売国奴が保守を語るなや 呆

古賀誠

幼少に親を亡くしていると精神状態が不安定になるソイツの場合

だから外人参政権付与とかふざけたことをヌかすようになるわけだ


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