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2015年 11月 15日
先週アップした『小沢の野党構想への提言&共産党が第2党に+政府による沖縄差別の実例、ここにあり』に関連する記事を・・・。
民主党の前原誠司氏らが、先週、維新の党の江田憲司氏と会談。年内にも民主、維新を解党して、新党を作るべきだという意見で一致したという。^^;
この民主解党の件は、また追々書いて行きたいと思うのだけど。<mewは、前原くんたちが先に出て行って、維新と新党を作ればいいじゃんって思ってるんだけどね。(++)>
今回は、昨日、前原氏がTV番組に出演した際の発言で、印象深かったもの&小沢一郎氏の発言について書いてみたい。(・・)
* * * * *
前原氏は14日朝、読売テレビの「ウェークアップ!ぷらす」に出演。民主党の解党&野党再編
などについて、自分の考えを語ったのだが・・・。
まず、保守性の高い前原氏は、案の定、共産党を完全に嫌っているようで。共産党を白アリ呼ばわりするようなヒドイ表現を用いて、同党との選挙協力を否定した。(-"-)
『−−例え選挙協力であっても共産党と手を組むわけにはいかない、というスタンスか
「共産党とはまったく違う。私は京都なので、非常に共産党が強いところで戦ってきた。共産党の本質はよく分かっているつもりだ。シロアリみたいなものだ。ここと協力をしたら土台が崩れる。 われわれはやはり、外交・安全保障は政権交代があってもそれほど大きく変わらない、現実的な柱で。しかし内政は、『小さな政府』や新自由主義とは対峙(たいじ)していく。大きな野党の家を、共産党が主導するのではなくて、民主党が中心となって作っていくことが大事だと思う」(産経新聞15年11月14日)』
また、前原氏と言えば、かつて民主党内で「小沢派vs.非小沢派」の対立が続いていた頃、非小沢派というより反小沢派の代表格だったのだけど。
昨日の番組では、小沢一郎氏を評価する発言を行なっていたのは、かなり興味深いことだった。(・o・)
『 −−問題は政権担当能力があるかどうかだ。「大きな家」の前に、しっかりと政策や理念を一緒にして、むしろ小さくなる可能性も含めて考えていくべきではないか
「それでは今までの繰り返しだ。みんなの党も割れて、維新も割れて…。国民は(分裂には)期待していない。民主党を割ることなんて誰も期待していないでしょう? 民主党の最も低いときの支持率は2・8%だったが、そこから政権交代を実現した。なぜかというと自由党との合併が大きかった。小沢一郎さんという剛腕がいて『党名も民主党でいい』『政策も民主党のままでいい』とおっしゃった。小沢さんはおそらく軒先を借りて母屋を取るという自信があったのだと思うが、それぐらいの度量を持って、どうやって野党をまとめて自公の対抗勢力を作っていくか、これしか考えていない」(産経新聞15年11月14日)』
* * * * *
民主党内には、小沢アレルギーが強い議員がかなりいるのだけど。他方で、党をまとめて野党再編を行うには、小沢氏のような手腕(豪腕)が必要だと考え、再評価する者もいるようなのだ。(・・)
『民主内に“小沢スタイル”復活期待の声 根強いアレルギーも
解党案が持ち上がった背景には、一向に党勢が強まらない現状がある。実は、民主党内から「あの人の手法はうまかった。こんな時にこそいてくれたら…」との声が上がる人物がいる。「生活の党と山本太郎となかまたち」の小沢一郎代表だ。「壊し屋」「剛腕」の異名を持つ小沢氏だが、ある党参院議員は「民主党時代には世論の目がどんなに与党に向いていても、党代表選をかぶせたりと逆風を一気にはねのけた」と振り返り“小沢スタイル”の復活に期待をにじませた。
小沢氏は現在、水面下で野党再編に動いているとされており、今後の動向に注目が集まる。「改選を控えた参院議員にとってみては、今の状況は最悪。執行部もあれがいい、これは駄目などと言っている場合ではないでしょう」(永田町関係者)。党内には小沢アレルギーが根強く残っているのも事実だが、党に残した“スタイル”がうごめきだした。(スポニチ15年11月13日)』
* * * * * ☆
それにしても、前原氏の「白アリ」発言は、あまりにヒドイものだと思うし。mewは、この発言をきいて、改めて「とっとと民主党を出てってちょ」という思いが強くなったところがある。(-"-)
このブログで何度も書いているのだが。安倍首相&超保守仲間を筆頭に、保守派の政治家の中には、いわゆる左派系の社民党や共産党に対するアレルギーが強かったり、それらを忌み嫌っていたりする人たちが多くて。国会の答弁や記者会見など公の場で、劣悪な表現を用いて批判するケースが少なくないのが実情だ。(-"-)
でも、mewは、首相や閣僚、国会議員などは、たとえ自分と思想が合わないとしても、国会でそれ相当の立場にある政党やその議員をきちんと尊重する姿勢を持つべきだと思うのである。(・・)
そして、他党の考え方や政策を批判することは構わないけど。上のように「白アリみたいなもの」「ここと協力をしたら土台が崩れる」というような表現を用いて批判を行なうのは、と〜っても失礼で問題のある行為だと思うし。そういう人は、ひとりの国会議員、社会人としての資質に欠けるのではないかと。ましてや、政権を担当する資格はないと考える。(-"-)
しかし、彼らの共産党アレルギーはそう簡単におさまるものではないと思われ・・・。
民主党内では、今後さらに、共産党との関わり方をめぐって、論争や対立が激しくなるのではないかと察する。(@@)
* * * * *
そして、これも何度も書いているように、mewは03年秋に、民主党が小沢自由党と一緒になるというニュースを見た時「小沢がはいるのは、イヤだ〜!」「民主党が壊される〜」とかわめいていたのであるが・・・。 (゚Д゚)
ただ、前原氏も話していたが、民主党は05年の衆院選惨敗&06年2〜3月の前原代表の時の永田メール事件で大きなダメージを受けたものの、同年4月に小沢氏が代表になってから、徐々に支持率が回復。09年には、ついに政権をとるに至ったわけで。
やはり小沢氏のような「剛腕がいて『党名も民主党でいい』『政策も民主党のままでいい』というぐらいの度量を持って野党をまとめて行く」ような人が必要なリーダーが必要なのは確かだと思う。(・・)
でも、前原氏は「(小沢氏ぐらいの)度量を持って、どうやって野党をまとめて自公の対抗勢力を作っていくか、これしか考えていない」とかエラそ〜にわかったようなクチをきいている割には、早速、共産党とは一緒にやれないなどと言い出しているわけで。(保守系の維新、おおさかはOKだけど。たぶん社民や生活もイヤだと言い出しそうな気がする。^^;)
そんな度量の小さい人は、野党再編のリーダーにはなれないのである。(ーー゛)
* * * * *
その点、小沢氏は、先週も少し取り上げたのだけど。ド〜ンと構えているのだ。(**)
先週の記事よりも詳しく小沢氏の講演内容を掲載している記事を見つけたので、ここにアップしておこう。
『「共産党はすごい決断をよくした」野党協力に関して、小沢代表
小沢一郎代表は11月4日、石川県小松市内で講演に招かれ日本政治の現況について話しました。その中の野党協力に関しての発言要旨を下記にご紹介します。
今、安倍政権の下で日本の政治が執り行われています。自公政権が日本の将来、国民の皆さんにとって本当に良い政治を行っているのなら、私は決して批判しません。しかし今日の安倍政権の政権運営を見ますと、日本の将来にとって本当に危ういやり方をしています。国民の皆さんの生活を守っていくという観点からしても、このままでは国民生活、経済社会は崩壊してしまうのではないかと感じています。
ところが今、政治は一強多弱です。自民党以外は小さな政党ばかりです。しかしながら国民の間では、格差が拡がり、生活の先行き・見通しが立たないなどいろんな問題で自民党政権に不満を持っているはずです。野党がその受け皿を作れば、必ず国民皆さんの支援が得られると思います。我々の側に責任があるのです。
そういうことを言い続けてきたら、思いがけず、最初に反応したのが共産党でした。皆さん共産党と言うと、私もそうでしたが、色眼鏡で見がちです。共産党が今まで全選挙区で候補者を立ててきたことから私は、志位さんに会うと「利敵行為だ。自民党の補完勢力ではないか。共産党が候補者を立てなければ、こちらがとれるのに」といつもからかっていました。(下につづく)
* * * * * ☆
ところが共産党は本気になって変わりました。まさか共産党があそこまで決断するとは思いませんでした。今まで日米安保条約に反対と言っていたのが、ある以上しようがない。自衛隊もある以上しようがない。日本が攻撃を受けたら自衛隊で反撃する。必要ならば日米安保でもって米国にも頼むと言っています。そして君主制についても、「憲法を守るのだから(天皇制の規定を含む)憲法も守る」と180度転換しました。すごい決断を本当によくしたなと思います。
もちろん我々が共産党と一緒の政党になるという話ではありません。ただ共産党が現在の日本の国家体制を基本的に認めたわけですし、「自民党政権は国民のためにならない。だから変えなくてはいけない。そのためには野党協力する」という点では共産党と一致できると思います。野党結集しなければ、来年の参議院選挙ではべた負けになると分かっていながら二の足を踏んでいる他野党に「共産党に先を越されてどうするんだ」と私は言っています。
「共産党と共闘するなんてけしからん」と言う人がいます。だけど皆さん考えていただきたい。明治維新はどうやってできましたか。薩摩と長州が手を握って初めて明治維新ができたのです。その前年に薩摩と長州は蛤御門をめぐって殺し合いの戦争をしています。非常に仲が悪かったのです。しかしこのままではいけない。討幕のため、文明開化の世を作るために手を結ぼうということで、坂本龍馬のあっせんを得て薩長連合ができ討幕、明治維新が実現したのです。
政治の目的は何だということを政治家は考えなければいけない。それは国民のために、国民の生活を守るためにあります。政党がどうだとか。あいつが好きだとか嫌いだとか。そんなことを言っていたのでは政治になりません。
私は何とかして、今年中に野党の連携のための基本的な合意をきちんととりつけて、来年の参議院選挙、その後に来る衆議院選挙に臨みたいと思います。国民皆さんの力を結集して国民のための政権を作ることができるようぜひともご協力をお願い申し上げます。」(BLOGOS15年11月13日)』
* * * * *
ちなみに小沢氏も、維新の党との連携をアタマに置いて、具体的に色々と動いているのだ。(・・)
維新には、松野頼久代表、石関貴史氏など、民主党時代に小沢Gとともに活動していた議員が何人もいるし。
昨年の衆院選の前には、小沢Gの松木謙公氏や太田和美氏を維新の党に入れて、当選させることに成功。維新には当選回数の多い議員があまりいないため、松木氏は、いまや維新の役員として活動しているほどだ。(・o・)
<松木くんは、この間、大阪維新の事務所に「通帳と印鑑を渡せ」って、乗り込んで行ってたです。^^;>
また、小沢氏は、あまり他人のパーティーには出ないのだが。先週には、維新の石関氏のパーティーに友人として出席したとのこと。(++)
『野党再編近し? 生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎共同代表は11日、都内で、かつて率いた民主党時代の同僚で、今は維新の党に所属している石関貴史衆院議員のパーティーに出席、来賓としてあいさつした。
「友人の1人」と強調した上で「党は違うので、遠くから眺めているが、大変頼もしい。期待している」と激励した。
会合には、東西分裂問題が泥沼化している維新の党の松野頼久代表や、日本を元気にする会のアントニオ猪木参院議員、民主党の議員も出席。会場だけを見れば、さながら「野党再編前夜」の様相だった。
小沢氏とともにあいさつした松野氏は、自民党に代わる政権交代可能な勢力の結集に意欲を示し、「野党議員をやるために、僕たちは国会議員をやっているのではない。もう1度、1つの旗を立てていろんな政党が集まり、年内に100人規模のものをつくれば、次の選挙で政権を狙える」と述べた。猪木氏は「今月末に(石関氏と)いっしょにキューバに行く」関係として、乾杯の音頭を取った。
維新の党のゴタゴタで、民主党との連携は不透明。共産党が提唱した「野党による暫定連立政権」にも、民主党などは抵抗を隠さず、野党再編の見通しはまだ立たない。この日のパーティーに参加した各党が、実際に一堂に会する日は、やって来るのだろうか。(日刊スポーツ15年11月11日)』
先週も書いたように、mewは小沢氏が前面に出るような形は望ましくないと思うのだけど。民主党代表時代に、保守派の前原、野田Gをおさえ込んで、自民党に対峙し得るリベラル政党作りを進めた&政権交代を実現してくれたことは、mewにとって本当に有難いことだったし。
今回もこれまでの経験と人脈を活かす形で、前原主導の「民維解党&合併」を封じ、リベラル志向の野党再編に一役買ってくれることを期待しているmewなのだった。(@@)
THANKS
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