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見逃してはならない駐沖縄米国総領事の発言
http://new-party-9.net/archives/2915
2015年11月14日 天木直人のブログ 新党憲法9条
またしても米国の在沖縄総領事が失言してくれた。
共同新聞が書いて東京新聞がそれをきょう11月14日の紙面で書いた。
在沖縄の米国総領事であるジョエル・エレンライクという人物が共同通信とのインタビューで問題発言をしたと。
何と言ったか。
辺野古移設問題は日米同盟を強化する在日米軍再編計画の中では小さな問題の一つ(ONE SMALL PART)に過ぎないと言ったというのだ。
追及されてあわてて釈明している。
地元住民が反対している問題そのものは小さくないが、日米関係や米国と沖縄の関係を考えれば部分的なものという趣旨だと。
失言の上塗りだ。
この発言こそ、沖縄住民いや、日本国民に対する差別意識の表れだ。
米国の軍事戦略に協力するのは当然で、日本は米国の占領下にあるという意識がこのような発言につながったのだ。
翁長知事の沖縄は、この発言を見逃してはいけない。
もはや辺野古問題は安倍政権と沖縄だけの問題ではない。
日本と米国の関係の根幹にかかわるこの国の最大の政治・外交問題である。
国論を二分する問題である。
ならば、私を含め、辺野古移設に反対する立場の者たちは、あらゆる手段を用いて勝利を勝ち取る必要がある。
それには、最も効果的な外交・政治的戦略を使うのだ。
この発言にこれ以上ない怒りの声を上げるのだ。
そして、この発言を、オバマ政権の沖縄差別、日本国民差別のあらわれだと強調し、世界に訴えるのだ。
ケネディ大使、オバマ大統領を名指しで批判するのだ。
米国の大統領選挙に影響を及ぼすまでに大きくするのだ。
間違いなく米国は辺野古移設をあきらめざるを得なくなる。
たったひとつの軽率な失言でも世の中を変えることがある(了)
◇
辺野古反対「小さな問題にすぎない」 沖縄米総領事が見解
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201511/CK2015111402000117.html
2015年11月14日 東京新聞
ジョエル・エレンライク駐沖縄米総領事は十三日、沖縄県浦添市で共同通信社の単独インタビューに応じた。米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対が強い沖縄の民意について「非常に重要で深刻な問題だが、基地負担を軽減し、日米同盟を強化する在日米軍再編計画の中では小さな問題(one small part)にすぎない」との見解を示した。
沖縄の基地問題に深く関わる米政府担当者が、地元民意を軽視した発言として批判を呼ぶ可能性がある。
エレンライク氏は、日本政府と沖縄県の対立が激化し、移設計画が滞った場合でも「(日米関係に)影響は全くない。日米同盟は、かつてないほど強固で揺るぎないものだ」と強調した。移設が停滞すれば、日米同盟に悪影響を及ぼす可能性があると主張する日本政府との認識の違いが浮き彫りになった。
「小さな問題」との発言について記者が真意を確認したのに対し「(地元が反対しているという)問題そのものは小さくない。ただ、日米関係や米国と沖縄の関係を考えれば、部分的なものという趣旨だ」と釈明した。
辺野古沿岸部の埋め立て承認をめぐって日本政府と沖縄県が「法廷闘争」に入る状況に関しては「言及を控えたい。中立でありたい」と述べた。
在日米軍再編計画により、沖縄に駐留している海兵隊の約半数が海外に移転することを挙げ、沖縄の基地負担軽減に取り組む姿勢を強調した。
エレンライク氏は、今年八月に駐沖縄米総領事に就任した。
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