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「「緊急事態条項が加わると、国会は空洞化し、三権分立が崩れます。」吉田氏インタビュー:岩上安身氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/18816.html
2015/11/13 晴耕雨読
https://twitter.com/iwakamiyasumi
11月12日(木)「岩上安身による社会民主党党首・吉田忠智氏インタビュー」の模様を実況します。
日本共産党が提唱する「国民連合政府」構想への対応をはじめ、主に野党再編の動きについておうかがいします。
岩上「今日は、社民党党首の吉田忠智さんにお越しいただきました。日頃、福島みずほさんにはよくご登場いただくのですが、今日は吉田さんです」
吉田氏「私も、福島さんの積極性を見習わなければ、と思っているのですが(笑)」
岩上「まず、安保法制の『可決・成立』についてですが」
吉田氏「委員でもない自民党の参議院議員が『かまくら』を作って取り囲んだんですね。これは、水に流していい話ではありませんね。議事録も改竄されました。委員会室にいましたが、声は聞こえませんでした」
岩上「岩波書店の雑誌『世界』に載っている前田哲男さんの論考が重要だ、ということですが」
吉田氏「日英同盟、日独伊軍軍事同盟、そして日米同盟によって日本の軍隊が海外に出て行くようになった、と論じています。今回の安保法制で同じことを繰り返していると」
岩上「日本は、米国の占領状態が継続していて、自衛隊の中枢を握っている。これは由々しき事態ではないでしょうか」
吉田氏「戦争法の可決をうけて、調整メカニズムが本格的に動き出すことになりましたね」
吉田氏「日本の自衛隊が米軍と一体化することは、憲法の国民主権に違反する、さらには立憲主義にも違反するものです。私は、強い危機感を持ちますね」
吉田氏「憲法解釈を変えた理由というのが、安全保障環境が変わったから、というもの。安全保障環境なんて、日々、変わるわけじゃないですか。そうなると、政権が変わるたびに憲法解釈を変えられることになってしまう。立憲主義に違反しています」
岩上「安保法制の適用第一弾は南スーダンでの駆け付け警護だと言われます。ここでは、自衛隊が石油利権を持っている中国軍を守ることになります。安保法制は、中国の脅威に対するものじゃなかったんでしょうか?」
岩上「日本共産党の小池晃議員が、防衛省の秘密文書として、安保法制の成立を前提とした自衛隊の秘密文書が存在することを明らかにしました」
吉田氏「安倍総理は米国議会で『夏までに』と演説。国会軽視、国民軽視もはなはだしいと思います」
岩上「今回の安保法制の『可決・成立』に関して、社民党はどのような方針を示しているのでしょうか」
吉田氏「憲法を守らない、国民の暮らしを守らない安倍政権を、来年夏の参院選でストップさせなければならないと思います」
吉田氏「共産党の志位和夫委員長と会いました。国民連合政府構想は、非常に前向きな提案だと思います。各選挙区によって色々と事情がありますから、これから意見を集約していくことになると思います」
岩上「社民党(旧社会党)は結党から70周年なんですね。旧社会党時代は野党第1党として衆参両院で最大250人の国会議員を擁しました。しかし、現在は5人にとどまっています。吉田党首の当選も危ういのではないか、などとも報じられています」
吉田氏「私と福島みずほさんの二枚看板でやっていきたいと思います。私は九州大学農学部を出て、元々自治労の出身です。ですから、組合のほうにネットワークを持っています。全国を回って、地を這うような活動をしています」
岩上「共産党の国民連合政府構想が出た時、どのようにお感じになりましたか」
吉田氏「今はまさに立憲主義の危機だと思っていますので、非常に前向きに捉えました」
吉田氏「社民党の立場としては、選挙を戦う上では一定の政策のすり合わせが必要だと思います。格差解消、脱原発などです。政策的に、共産党と社民党はかなり近い。民主党も、選挙協力自体は否定していません」
岩上「民主党に解党の動きが出ています。しかし、第2自民党になってしまっては意味がないと思います」
吉田氏「市民の皆さんから、次の参院選では野党が協力してください、という声を非常によく聞きます。民主党の皆さんには、そのことを重く受け止めてほしい」
岩上「安倍総理は閉会中審査で、憲法改正は『緊急事態条項からやる』と明言しました。これは大変な問題ではないでしょうか。緊急事態というのは、戒厳令に近い。緊急事態の下では、首相は緊急の財政支出も行えるようになります」
吉田氏「緊急事態条項が加わると、国会は空洞化し、三権分立が崩れます。私も街頭などで、この問題の危険性を訴えていきたいと思います。昨日、総理は大変な発言をしたと受け止めるべきだと思います」
岩上「先日、日本武道館で1万人超の人々が集まって改憲集会が行われました。これに、民主党の松原仁議員が参加しているんですね。こういう集会に出るなら、自民党に行けよって思いますけれども。この集会は、日本会議そのものですよ」
岩上「この集会には、九電の相談役が出席して、改憲を主張ししています。原発を抱えたまま戦争のできる国になろうというのでしょうか?」
吉田氏「日本は沿岸線に原発を抱えている。一発を撃ち込まれたら終わり。非常に危険です」
岩上「社民党の自衛隊と日米安保に関するスタンスをお聞きしたいと思います」
吉田氏「村山政権時に自衛隊は合憲としました。今も、存在は合憲としていますが、米軍と一体化する在り方は非常に問題だと思っています」
岩上「改憲発議の実現性についてお聞きしたいと思います。衆議院では、自公とおおさか維新をあわせて、既に3分の2を超えています」
吉田氏「公明党の今回の姿勢は残念です。平和の党として、最後の一線は守ってほしいと思います」
岩上「参議院では、改憲勢力はまだ3分の2に達していないのですが、民主党の前原誠司氏、長島昭久氏、細野豪志氏らは改憲に賛成だとしています。ここに江田憲司氏らが加わると、本当に現実味を帯びてきます」
吉田氏「まず、自民党の憲法改正草案の危険性を国民の皆さんに訴えていくことが大事だと思います。そのうえで、選挙協力をしていく、と。少なくとも、1人区では競合しないことですね」
吉田氏「来年の参院選は、まさに憲法改正が問われる選挙ですから、社民党としてしっかりやっていきたいと思います。また、他党とも、踏み込んだ選挙協力をやっていきたいと思います」
以上で社民党党首・吉田忠智氏インタビューの実況を終了します。動画アーカイブは準備が整い次第、IWJのホームページ(http://iwj.co.jp/ )に掲載いたします。
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