11. 2015年11月12日 23:15:38
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【民主党解党論】前原氏「年内に新党を」「岡田代表と考え同じ」「橋下氏らも排除しない」 2015.11.12 22:59 産経新聞 民主党の前原誠司元外相は12日、園遊会の場で岡田克也代表に対し、年内に民主党を解党し、維新の党と新党を結成すべきだとの考えを伝えた。その後、記者団にも新党結成の必要性を強調した。記者団とのやり取りの詳報は次の通り。 ◇ −−岡田氏は記者会見で「本質的が変わらなければ看板の掛け替えにすぎない」と言ったが 「それはその通りだ。政策の対立軸をしっかり示し、新しい旗を掲げ、そこで野党の結集を図るプロセスは大事だ。単なる看板の掛け替えではダメだというのはその通りだ」 −−11日夜の細野豪志政調会長や維新の党の江田憲司前代表らとの会合では、どういうことで一致したのか 「1強多弱の状況を打破しなければいけないとなれば、野党第一党の民主党が他を糾合していかなければいけない。新たな旗を立て、年内に民主党も解党出直し、他党にもそれを求め、より大きなものをつくっていくというプロセスを取るのが大事ではないかと思っているし、何人かの仲間とその確認を昨日した」 −−今日の園遊会で岡田氏と話していた 「私の気持ちを話した。方向性は全く、考え方に違いはなかったと思っている」 −−解党、新党結成には民主党内でも批判があるが 「政権交代をもう一回目指そうということについて異論を言う人はいないと思う。どこと組むとかになると、『そこは嫌だ』という意見が出てくる。何を政権交代で自民党の対立軸にするのかという旗をしっかり掲げ、その下に一人一人が集まるということになれば、そのプロセスにおいてそんなに好き嫌いではなくて、大義の下に集まれるのではないかと思う」 −−年内に解党、新党だとなると、時間が限られている 「いろいろな方々に自分の本意を説明し、賛同いただける方々もいるので、そういう方々と手分けをしたい。何よりも岡田執行部だから、岡田さんと話をして、岡田代表にはそういう決断をいただけるように私なりに努力していきたい」 −−解党、新党がうまくいかなかったら、同じ考えを持つ方だけで新党をつくる考えはあるか 「これから力を合わせていこうということだから、できなかったことを考えるのはおかしな話だ。そのために努力を皆でしていく。方向性についてはそんなに大きな違いはないので、プロセスをどう歩んでいくかということについて忌憚のない話をしながら、結実するように、われわれも柔軟な考え方を持って、自分の考え方が全てベストだとは思わないので、大きな方向性に行くためにはどうしたらいいかという衆知を集めたい」 −−民主党全体をまとめて新党の形にしなければいけなくなるが 「そこは逆に岡田さんが記者会見で仰ったように、看板の掛け替えとみられてはいけないので、何をやる党なのかという旗が大事だ。私が他党との合併を言っていないのは、自民党に代わる対立軸を国民は求めていると思う。そこをしっかりと掲げることが大事だ。私に言わせると、ある程度の国民の負担はいただきながら、日本の構造問題である少子化とか高齢化の安心のセーフティーネットとかをしっかりとつくる」 「外交・安全保障政策では現実的な対応をしていく。そして何よりも現状を変えるという意味においての改革勢力になる。それは私の思いだが、そういうような旗が共有できるのであれば、皆で旗の下に集まっていくということで。できるだけ大きな家をつくることが大事だ」 −−解党に至る方法はトップダウンか 「こだわらない。岡田さんはわれわれが選んだ代表だから、大きな家をつくるために、そこの本質的な意見は全く違いがないので、そこは今の執行部にお考えいただくということではないかと思う」 −−細野氏は党幹部ということで、昨日の動きに風当たりが強い 「細野さんがその思いをしっかり伝え、しっかりと説明することが大事だ。彼の今の党に対する危機感、もう一度政権交代を皆でやりたいという思いというのはよく分かるので、説明をすればご理解をいただけることではないかと思う」 −−岡田氏に正式に考えを改めて伝える場面は 「園遊会で会ったときも『またお会いしましょう』ということで話をさせていただいたので、またお時間があればじっくり話をさせていただきたい」 −−「大きな家」の中には橋下徹大阪市長ら「おおさか維新の会」系も含まれるのか 「私は大阪系で付き合いを親しくさせてもらっているのは橋下さんだけなので、他の方はよく分からないが、少なくとも今まで何年かお付き合いをする中で、例えば関西国際空港と伊丹空港の統合の時に努力をいただいたとか、知事の時にダムの中止で協力をいただいたとか、地方の裏負担、『ぼったくりバー』と彼が言っていたことについて、共に解消するための努力をしたとか、改革のケミストリーは彼とは共有している。なおかつ彼は安倍(晋三首相)さんには頑張ってもらいたいが、政権交代可能な野党の存在は必要だと。野党再編にも非常に思いを持っている方だと認識している。掲げる旗をしっかり掲げた中で、橋下さん以外の方も排除しない。旗の下に集まる人は大きく集まることでいいのではないか」 −−今の執行部は自民党の安保法制について憲法違反だとしているが 「この間の議員懇談会でもその議論が出て、われわれは安全保障関連法案には反対していた。党内が一致してそれに対して対応した。それについてはそれぞれの思いはあっても、党で決まったことについてはそれを大事にしていこうということだったと思う。通った後に廃止だということは党内のプロセスを踏んでいない。そこは今後の議論だと思う。岡田氏、枝野幸男幹事氏もそこはわれわれの思いを忖度してもらって、少なくとも憲法違反というものについては白紙という言い方に変えていただいていると思っている。そこは今後議論する余地は十二分にあるかと思う」 http://www.sankei.com/politics/news/151112/plt1511120028-n1.html |