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2015年11月11日 「ジャーナリスト同盟」通信
<墓穴を掘った公明党?>
昨日YAHOO!ニュースで面白い記事を見つけた。信濃町の公明党が、代々木の共産党に喧嘩を売ったというのだ。NHKの日曜討論番組(10月25日)で公明の石田とかいう政調会長が、共産党の野党連合政権構想について「自衛隊違憲・日米安保廃棄といっていたのはどうなる?」などと反共政党よろしく喧嘩を売った。これには即座に志位委員長がツイッターで反撃、さらに山下書記長が「公明党は戦争の党に看板を変えるべきだ」と記者会見で追撃、これが機関紙同士の対決へと発展している。信濃町は戦争法を強行したことで、公明党創価学会内のインテリ層が強く反発、組織が揺らいでいる。この引き締めのための共公戦争にしたいのであろうが、筆者からすると、結論から言うと、信濃町が墓穴を掘った、と読めるのだが。
<日本共産党機関紙の威力>
最近の共産党機関紙「赤旗」を見たことも読んだこともないのだが、現役政治記者のころは、時おり特ダネ記事を発信していたのを記憶している。
もともと取材力のある機関紙で、とても公明新聞はついてはいけない。その威力を見せつける機会を、今回公明党の方が作ってくれたことになる。戦争法や特定秘密保護法など一連の安倍独裁政治は、公明党の支援でもって実現したものである。代々木は喜んで受けて立つだろう。
安倍独裁政治は、安倍の仲間である日本会議や財閥、神社本庁や統一教会がいくら逆立ちしても、不可能なことだった。公明党創価学会のかくかくたる成果なのだが、多数国民はこれに怒り狂っている。民意は信濃町にはない。
<太田と安倍の不可解な関係>
公明党創価学会は立党以来、平和と福祉に特化してきた政党と宗教団体である。それが安倍内閣の下で極右化してしまった。その犯人は太田である。太田と安倍の間に何があったのか。
ここを徹底的に洗う必要がある。何かが出てくるだろう。大臣ポストだけか、水面下のカネのことも、誰しもが注目している。官房機密費を洗う必要もあるだろうが、このあたりは大手の新聞記者よりも赤旗記者の方が鋭く、強い。
<闇取引の内実を暴け!>
太田と安倍、あるいは太田と石破の密約も聞いたことがある。そこへと山口や北側・井上が関与してくる。
一連の改憲軍拡路線は、公明党創立者の理念とは真逆の路線である。これに創価大学生や婦人部が反発して当然であろう。まじめな公明党員や創価学会員は、気が付いてみると、海賊船の中に押し込められていたようなものである。
最近おしゃべりした名古屋大学教授は「公明党市議が率先して戦争法反対の決議を市議会で行った事例もある」と教えてくれた。愛知県内のことである。
公党である公明党は、血税も受け取っている。透明性の確保は不可欠である。安倍や自民党との闇取引に国民の関心は強い。徹底取材の成果を期待したい。太田や山口らの政治資金を徹底的に洗えば、必ずや埃が出るだろう。
<池田大作氏を裏切った公明党本部>
池田大作氏の評価は様々であろうが、かつては創共協定を結んだ張本人である。有名な作家が仲立ちしたと記憶している。
彼の著作から戦争法や特定秘密保護法は飛び出してこない。信濃町に詳しい元自民党秘書は「池田さんが元気ならば、消費税8%も反対したろう。むろん、安倍・極右との連携もなかったはずだ。弱点は東京都が認可している宗教法人にある。ここをつかれると痛いので、権力にたてつくことが出来ない」と語っている。
事情通は「池田は太田の野心に気付いて学会本部から遠ざけて、公明党に追いやった」と指摘している。「市川雄一と親しい小沢一郎が、内部事情に詳しい」との指摘もある。
はっきり言えることは、公明党が創立者の池田氏を裏切ってしまった、という明白な事実である。これを解明することも興味深い。議会での追及も期待されている。共産党の責任も大きい。良心的な党員・学会員だけでなく、小沢の力も借りると、多くの事実が表面化するかもしれない。
<集団的自衛権行使容認強行の裏で>
憲法違反である集団的自衛権行使容認の閣議決定をした公明党である。背後の取引は何だったのか。
太田や山口ら公明執行部のみが知る疑惑である。彼らは墓場まで持ち込もうとするであろうが、おそらく無理であろう。必ずやボロを出す。
この場面で、創価学会は「従来の政府方針が正しい」という趣旨の意見を内外に明らかにして、太田らにけん制したもので、国民の多くはこれに賛同、期待した。
<飯島内閣参与の政教分離発言で沈黙した創価学会>
これに反撃を加えたのが、安倍の内閣参与という飯島である。
彼が訪米先で「政教分離問題がある」とコメントすると、信濃町全体が沈黙してしまった。飯島を参考人として国会に呼びつけて、真相を聞く必要があろう。これも闇の部分である。
<ヒントをくれた戦争遺児の遺言>
筆者に公明党のいかがわしい行動にヒントを与えてくれた人物は、木更津の栄養士の戦争遺児である。人々は戦争未亡人・戦争遺児のことを忘れがちである。しかし、人間であれば70年前の悲劇を忘却することなかれ、である。当事者の身になって考える日本人でありたい。
平和への思い込みは、抽象的なものではない。当事者にとって命を懸けて守るべきものなのだ。そんな彼女の一言が「池田先生は、決して太田を許さない」だった。彼女の平和への信念は、池田氏の思いそのものだった。だからこその、揺らぐことのない一言だった。
太田が特定秘密保護法を強行した場面で発したものだった。彼がまともな平和主義者、池田理念の体現者であれば、この時点で辞表を出す必要があった。しかし、太田は唯々諾々と安倍に従った。彼女は太田の裏切りを直感したことになる。
<木更津レイプ殺人事件追及も>
彼女は無念にも2014年4月28日、やくざレイプ犯による恐ろしい脅迫に遭遇して、非業の死を遂げてしまった。性凶悪殺人の犯人の妻も共犯者も学会員であることが、筆者の取材で判明した。やくざレイプ犯が実質経営する介護施設Kに引きずり込まれてしまったからである。
彼女の唯一の弱点は、多くの日本女性同様に110番しなかったことである。ひとり仏壇の前で3時間祈ることだけだった。無念の極みであろう。
それにしても、福祉に手を出しているやくざ施設を、千葉県が認可していたことが遠因である。背後に政治が関与しなかったものか。千葉県警の出番であろう。千葉県議会や木更津市議会も、この性凶悪殺人事件を引き起こした介護施設認可問題を追及する責任があろう。このことにも、共産党の追及が期待されている。
戦争遺児や池田氏の心からの平和主義を破壊した太田・山口の公明党を、人間としてこのまま放任することは許されるものではない。
2015年11月11日記(政治評論家・ジャーナリスト・日本記者クラブ会員)
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