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2015年11月10日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆「安倍晋三政権の安泰」のみに専念している安倍晋三首相の足下が、大きく揺らぎ始めている。10月7日の第3次改造人事から外れた「大臣ポスト待機組」(別名・大臣病患者)の大半、そのなかでもとくに「高級官僚出身者」が、「入閣できずガッカリした」と欲求不満を自民党内に充満させているからだ。「高級官僚出身者」にとっては、「昇格人事」のみが、最大の生き甲斐であり、それが外れたとなれば、当然意気消沈し、それが怒りに転じてくる。
たとえば、谷垣禎一幹事長を補佐する高級官僚出身のT衆院議員(当選7回)などは、「安倍晋三首相の総裁再選のために、党内世論の引き締めに尽力してきたのに、閣僚留任者が多く、小幅人事に終わり、何の見返りもない」と不満タラタラのようだ。
さりとて、これらの不満分子は、いまのところ、安倍晋三首相に面と向かって、叛旗を翻したり、退陣を求めたりする勇気はない。「面従腹背」の姿勢で、愛想を振り撒いたり、オベンチャラを言うのが精一杯の様子で、「時がくれば、いつでも反逆することを辞さない」構えだ。
◆そこで、いま自民党内で険悪さを増しているのが、「安倍晋三首相・側近グループVS小泉純一郎元首相・小泉進次郎自民党農林部会長」の対立構図である。反安倍晋三首相勢力が日々、水面下で増殖しているのが、「小泉父子シンパ」だという。2016年NHKの大河ドラマ「真田丸」の「真田昌幸・幸村父子」にあやかって、「小泉純一郎・進次郎父子」の蜂起を心待ちにしている者が、跡を絶たない状況にある。
「安倍晋三首相・側近グループ」が、自民党内で嫌われている最大の理由は、「党内の言論統制」を強めていることだ。自民党には元来、「談論風発」「百家争鳴」を許すおおらかな風土があった。そして、自民党の最高議決機関である総務会で賛否両論が激突しても、最後は一本にまとまり、「総務全員賛成」により、政策を決定して、閣議決定、国会上程の手続きを踏んでいく。
◆ところが、安倍晋三首相の下では、「上意下達」が原則となり、安倍晋三首相の意向を自民党に下達するいわゆる「独裁政治」が行われている。
安倍晋三首相は、日本国憲法第53条が「内閣は、国会の臨時会の召集を決定することができる。いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は、その召集を決定しなければならない」と規定していて、野党議員の「4分の1以上」が、臨時国会召集を求めているにもかかわらず、「いつまでに召集する」という日数の要件を規定していないのをよいことに、召集せず、「閉会中審議」で逃げ切ろうとしている。
これは、安倍晋三首相が国会審議に出席したくないと「登校拒否症候群」に罹っているためだという。内閣改造人事を行い、TPP交渉も大筋合意し、沖縄米軍普天間飛行場の辺野古への移設工事強行、閣僚の資質問題、原発再稼動など野党が質問したい案件が続出しているのに、これに応じず、「逃げ切ろう」としている。しかも、「新3本の矢」「1億総活躍」などと風船のようなキャッチ・フレーズを飛ばして、国民有権者を「まやかそう」としている。
こうした政治姿勢に対して、小泉純一郎元首相が、怒り心頭だという。小泉父子シンパは、安倍晋三首相に「面従腹背」していながら、腹の底では、「強く反発」していて、バラバラになってきているという。
従って、「一旦、事あらば、小泉父子の下に駆け付けて、どっと雪崩れ込んでいく」と腹を決めている者が増殖しているのだ。安倍晋三首相の政治的命運は、すでにピークを過ぎており、いつ尽きてもおかしくない状態にある。
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