http://www.asyura2.com/15/senkyo196/msg/248.html
Tweet |
11月6日、ハッチ米上院財政委員長はTPPの部分的な再交渉を行う必要がある可能性があると述べた。記者団の質問に答える委員長。5月7日撮影。(2015年 ロイター/Gary Cameron)
TPPで二度目のちゃぶ台返しをやりかねない米国
http://new-party-9.net/archives/2888
2015年11月8日 天木直人のブログ 新党憲法9条
「大筋合意」が喧伝されたTPP交渉だったが、はやくも米国議員から再交渉の言葉が出て来たのには驚かされる。
米国のハッチ上院財政委員長(共和党)が11月6日、ワシントン市内で講演し、「米通商代表部は再交渉することになるかもしれない」と述べたというのだ。
ハッチ議員は米国議会ではTPPを推進する筆頭格であるという。
そのハッチ議員が合意されたTPPは不満だと言っているのだ。
そしてその理由は米国に不利になるからだという。
すなわちバイオ医薬品の独占販売権を損ねるデータ保存期間について新興国に譲歩したから不満だというのだ。
ハッチ議員でさえこうだから、はじめからTPPに反対する議員に至っては、今度合意されたTPPは、いたるところで米国の利権を損ねる、ということになるだろう。
ふざけるな、ということだ。
日本はTPPの為にどうしたら国内産業の受ける打撃を最小限に防ごうと必死になっているというのに。
これは、裏を返せば、米国は、他の国の利益を奪い取るものでなければTPPは認められない、まだ奪い方が足らない、と言っているに等しい。
これ以上のちゃぶ台返しはない。
かつて甘利大臣がフロマン代表と合意して、やっと合意にこぎつけた、この程度の譲歩ですんだ、と喜んで日本国民に発表したことがあった。
ところがフロマンはその直後に、「米国議会から受け入れられなかった」と言って、合意は白紙だと甘利大臣に一方的に伝えて来て、甘利大臣に恥を書かせたことがあった。
そのちゃぶ台返しが再び起ころうとしているのだ。
しかも今度は12か国を巻き込んで合意させたTPP協定そのものがちゃぶ台返しされるのだ。
究極の茶番だ。
TPP交渉は初めから終わりまで米国の、米国による、米国の為の交渉だったということである。
米国の手で潰すのなら大歓迎だ(了)
◇
TPP、部分的な再交渉必要=米上院財政委員長
http://jp.reuters.com/article/2015/11/06/tpp-hatch-idJPKCN0SV2IH20151106
2015年 11月 7日 03:22 JST
[ワシントン 6日 ロイター] - 米議会上院財政委員会のハッチ委員長(共和党)は6日、米政府は環太平洋連携協定(TPP)の部分的な再交渉を行う必要がある可能性があると述べた。
ハッチ委員長は米国商工会議所で行った講演で「再交渉は困難になる可能性があるが、再交渉を行わないことはTPPが成立しないことを意味する可能性がある」と述べた。
オバマ大統領は前日、TPPに署名する計画であることを議会に通達。議会での承認手続きは来年の大統領選挙活動期間中に行われる公算が大きくなっている。
TPPについては通商代表部(USTR)のフロマン代表が、部分的に再交渉することになれば合意全体に悪影響を与えるとの見方を示している。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK196掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。