http://www.asyura2.com/15/senkyo195/msg/911.html
Tweet |
http://mewrun7.exblog.jp/23837860/
2015年 11月 04日
日中韓首脳会談のため韓国を訪問中の安倍首相は、2日、韓国の朴槿恵大統領とソウルの青瓦台(大統領府)で初めて2人きりの首脳会談を行なった。(@@)
<12年末に安倍二次政権が発足してからは、14年3月、日韓関係の改善を望むオバマ大統領が間にはいる形で、日米韓の首脳会談を行なったことが1回あるだけ。^^;>
安倍首相は、就任以来、米国からしつこく日韓、日中関係を修復するようにとの要請(指示)を受けているし。党内の親韓、親中派の議員や経済団体からも、いい加減に中韓との関係を改善させるようにとの声が強まっているる感じがある。(~_~;)
また実際のところ、北朝鮮がアブナイ動きを強めている中、北朝鮮に対応するためには、米国と韓国との連携が重要になるし。
安倍氏らの天敵・中国がアジア征服(?)を目指して、こちらも南シナ海進出などのアブナイ動きが目立つようになっている中、韓国が中国に取り込まれるのを防ぐ必要があるわけで。<そのために安保法制も整備したのだし。>
安倍首相も、特に今回は日韓関係の修復を第一に考えて、訪韓したのではないかと思われる。(・・)
<ちなみに、mewはよく、安倍首相らの超保守派の中には、中朝韓の国や民族を嫌悪、敵視している人が少なくないと書くのだけど・・・。
安倍氏に関して言えば、mewの見る限り、中国や北朝鮮をかなり強く敵視しているものの(中国に軍事的、経済的に勝つために国政を行なっていると言っても過言ではないほど?)、韓国のことは慰安婦の強制連行+αの歴史認識の問題を除いては、さほど悪くは思っていないようにも思われる。(妻・昭恵さんは韓国の歌手や料理が大好きで、日韓交流のイベントに積極的に出席して夫人&婦人外交を行なっているしね。(・・))>
ただ、前回も書いたように、安倍首相、朴大統領とも超保守系の支持者が多いため、関係改善のためにあまり妥協や譲歩をすると、支持者から反発をくらって、支持率が低下するおそれが大きいのが困りもので。今回の3国の会談にも、日韓首脳会談にも、その影響があらわれているように見えた。(-_-;)
* * * * *
『慰安婦、解決の道筋見えず=日韓首脳3年半ぶり会談
【ソウル時事】安倍晋三首相は2日、韓国の朴槿恵大統領とソウルの青瓦台(大統領府)で初めて会談した。
日韓首脳の会談は2012年5月以来、3年半ぶり。両首脳は最大の懸案である、いわゆる従軍慰安婦問題について、「早期妥結」に向け交渉を加速させることで合意した。ただ、双方の立場には隔たりが大きく、解決への道筋は見えていない。
約1時間40分に及んだ会談で、朴大統領は慰安婦問題について「両国関係改善の最も大きな障害だ」と述べ、早期解決を要求。首相は「未来志向の関係を築いていくため、将来の世代の障害にならないようにすることが重要だ」と同意した。両首脳は、今年が国交正常化50年に当たることを踏まえ、外務省局長級で進めている協議を加速させることで一致した。
朴政権は、慰安婦問題を解決したと見なすための具体的な条件を明示しているわけではない。ただ、韓国の元慰安婦支援団体は日本政府が法的責任を認めるよう主張しており、要求水準をこれより下げるのは困難とみられる。これに対し日本政府は、法的問題は1965年の日韓請求権協定で「完全かつ最終的に解決した」との立場だ。
これに関し、日本政府関係者は2日、「人道的見地に立った対応は法的問題とは別だ」と指摘した。ただ、日本側は仮に法的問題を棚上げして政府間で合意しても、韓国政府が国内の批判にさらされればほごにしかねないと警戒しており、踏み込んだ解決案は提示できていないのが実情だ。
両国間には他にも、韓国人元徴用工の賠償請求権問題や、産経新聞前ソウル支局長への懲役求刑、韓国による日本産水産物の輸入規制などの懸案が山積している。これらに関し、首相は会談で日本の立場を主張し、韓国側の善処を求めた。
一方、首相は中国が南シナ海で人工島を造成している問題に言及。米軍の艦艇派遣を「直ちに支持した」と説明した上で、「開かれた自由で平和な海を守るため、米韓と連携していきたい」と述べ、米国の同盟国として日本と足並みをそろえるよう促した。(時事通信15年11月2日)』
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
『共同会見なし、昼食会もなし 慰安婦、産経前ソウル支局長問題…懸案山積、記者質問を回避か 不満表明との見方も
韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と安倍晋三首相は首脳会談後、共同記者会見を行わなかった。日韓両国の関係改善を内外にアピールする機会にもなり得たが、朴大統領は結局、リスクを冒すのを避けた。懸案が山積する両国関係の危うさが逆に浮かび上がる形となった。(坂本一之、ソウル 藤本欣也)
国家元首である韓国の大統領には警備上の問題などから、記者団の取材にしばしば応じる慣例はない。大統領単独の記者会見もまれで、年初に1回、大統領府で開かれるぐらいだ。
特に朴大統領の場合は、歴代大統領に比べても会見の数が少ない。2013年の政権発足以降、国内メディアのインタビューにも応じていない。朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領を父親に持ち、毀誉褒貶(きよほうへん)にさらされてきただけに、「メディアへの不信感があるようだ」(報道関係者)。
ただ、外国の指導者が韓国を訪問した際には、共同記者会見が行われるケースがある。最近では、今年5月にブルガリアの大統領、7月にホンジュラスの大統領、10月にドイツの大統領が訪韓した際に共同記者会見が開かれている。国家元首ではない首相の場合でも行われている。
■ ■
今回、安倍首相は公式訪問ではなかったものの、朴大統領が安倍首相との共同記者会見を決断すれば、内外に「日韓関係新時代」を打ち出すことはできた。日韓の関係修復を求めていた米国に対しても、朴大統領自身の成果としてアピールできたが、見送った。
背景には、慰安婦問題などをめぐって首脳会談の調整が難航した経緯がある。韓国紙、朝鮮日報は10月29日付の紙面で、「水面下の調整で成果がなければ、大統領府は、安倍首相との昼食会や共同記者会見を行わないという形で不満を表すことを検討するだろう」との見方を報じている。
また、共同記者会見を行えば、慰安婦問題のほかにも、朴大統領への名誉毀損(きそん)で在宅起訴された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長の問題や、南シナ海での中国の人工島建設問題などで、日本の記者から質問を受ける可能性もあった。
朴大統領が安倍首相との共同記者会見や昼食会を行わなかったことについて、「初の首脳会談の成果がない中で必要以上に友好ムードを醸し出し、国内世論を刺激するのを避けた」(外交筋)との見方もある。
■ ■
菅義偉(すが・よしひで)官房長官は2日夕の記者会見で、共同記者会見がなかった理由について「承知していない」と説明。その上で、「共同会見するという決まりも何もない」と述べ、安倍首相と朴大統領が並んで会見することが規則になっているわけではないことを強調した。
しかし首相周辺は、共同記者会見を見送ったことに「深い意味はない」と述べるにとどめ、歯切れが悪い。首脳会談が開かれれば、成果を自らの言葉で自国民や世界に発信するのが外交では通例だからだ。
政府高官は「日本から共同会見を止めようと提案した事実はない」と明言。韓国側からの提案であったことを示唆する。
また、日本の外務省幹部は「慰安婦問題は韓国の内政問題となっている」と指摘する。記者会見での発言が国内世論をあおることになることを警戒する韓国政府に、日本が配慮した姿勢が透けてみえる。
日本政府にとっても慰安婦問題がさらにこじれれば、議長国として開く来年の日中韓首脳会談の開催が危ぶまれることになる。両政府ともに不測のトラブルを回避したい思いは共通だ。
外交筋は「もともと成果を求める会談ではない」と述べ、“無難な”日韓首脳対話のスタートに腐心した舞台裏を思わせた。産経新聞15年11月2日)』
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
『<日韓首脳会談>与党、外交進展アピール
安倍晋三首相が2日、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と初の首脳会談を行ったことで、与党は来夏の参院選に向け、アジア外交の進展をアピールする考えだ。ただ、保守色が強まる自民党内で中韓両国への強い姿勢を求める動きも消えておらず、党内保守派への目配りも必要となりそうだ。【中島和哉、田所柳子】
◇保守派、歴史問題で反発も
「安倍政権の東アジア外交にとって大きな前進だ」。自民党のベテラン議員は胸をなで下ろした。公明党の山口那津男代表も東京都内の会合で「まずは会って胸襟を開き、一つ一つ解決に結びつけていく営みが重要だ」と評価した。冷却化していた東アジア外交の前進は、与党にとって参院選への弾みだ。9月に成立した安全保障関連法の審議では、野党が「安全保障の要は外交努力だが、中国や韓国など(との対話)が抜け落ちている」(社民党幹部)と反発。自民党内でも「近隣外交を無視して安全保障は成り立たない」(閣僚経験者)との批判がくすぶっていたためだ。
特に日韓の最大の懸案である慰安婦問題の「早期妥結」で一致したことで歩み寄りへの期待は強く、別の閣僚経験者は「個別事案にこだわって正当化する試みは、もうやめなければならない」と日中韓それぞれに前向きな議論を求めた。
ただ、自民党内には慰安婦や歴史認識問題で、中韓との歩み寄りに抵抗感を持つ議員も少なくない。今年6月に報道機関への圧力発言が飛び出した若手勉強会「文化芸術懇話会」の参加議員は、慰安婦問題に関し「強制連行があったという事実はないと認識してもらわなければならない」と語った。首相に近い稲田朋美政調会長は1日のフジテレビ番組で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に中国の「南京大虐殺」資料が登録されたことに関連し、「日本が不快感を表明するためにも拠出金問題を提示するのは意味がある」と語った。対中関係では南京事件問題がくすぶり続けそうだ。
党内のリベラル派議員には「未来志向とは和解の道であり、対立の道ではない」と保守派をけん制する声があるが、大きな流れにはなっていない。政府が演出した「雪解けムード」も、中韓両国の今後の発信によっては、不満が噴出する可能性も残る。野党からは2日、「侵略戦争と植民地支配への反省を土台に据えることが大事だ」(共産党の山下芳生書記局長)など、今後のアジア外交に注文を付ける声が出た。(毎日新聞15年11月2日)』
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜
安倍首相は2日夜、BSフジのプライムNEWSに出演。慰安婦問題の解決に意欲を示したという。^_^;
『会談後、安倍首相は、いわゆる「従軍慰安婦」問題については、「国交正常化50年の年であるということを念頭に置きながら、できるだけ早期の妥結を目指してですね、交渉を加速させていこうということで、一致をいたしました」と述べた。
いわゆる「慰安婦」問題は、1965年の日韓の請求権協定によって、完全かつ最終的に解決済みというのが政府のスタンス。』
『安倍首相は、「おそらく多くの日本の方々は、ゴールポストが動いているという実感を持っておられるんだろうと思いますね。ですから、大切なことはですね、お互いに合意をすれば、そのあとはもう、この問題はもう、再び提議をしないということだろうと思います」、「政権が変わるたびに、提議をされているということがないようにしなければならないと、いずれにしてもですね。それは合意、妥結ということは、そういうことだろうと思ってます」と述べた。
今回、妥結という形で、いわゆる「慰安婦」問題にけりをつける決意を見せた安倍首相。』(FNN15年11月2日)』
* * * * *
とはいえ、日本と韓国、とりわけ安倍首相と朴大統領、そして彼らの周辺の人たちの間では、「早期の妥結」の内容に関するイメージ、認識の差異がかなり大きいと思われ・・・。
やはり日韓の関係を改善して、東アジアが平和で安定した状態を維持するには、まずは安倍政権を早く終わらせることが近道になるのではないかと思うmewなのだった。(@@)
THANKS
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK195掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。