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国会は開かない!集会は弾圧する!安倍さんの本当の理由
http://mainichibooks.com/sundaymainichi/column/2015/11/15/post-445.html
サンデー毎日 2015年11月15日号
牧太郎の青い空白い雲 連載545
安倍政権を批判する動きに「弾圧らしき出来事」が続いている。
1万4000人を超える学者・研究者が賛同している「安全保障関連法に反対する学者の会」がシンポジウムを開こうとしたら「政治的」という理由で、立教大が会場の使用を断った。立教大はホームページで「自由の学府」「開かれた大学」と強調しているのに、どう考えても権力者・安倍さんに遠慮している!としか思えない。
大学は開かれた公共機関。「学者の会」は昔の新左翼のような暴力集団ではない。(結果的に安倍批判の立場になっているが)政治団体ではない。研究者らが学術的視点から憲法問題を語る集団だ。
「集団的自衛権の行使」は違憲! と、明々白々の事実を言っているにすぎない。
立教大は「大学の自治」を放棄した。権力者の言いなり。これは、事実上の弾圧である。
10月25日、この「岐路に立つ日本の立憲主義・民主主義・平和主義」のシンポジウム(共催・SEALDs(シールズ))は法政大の市ヶ谷・外濠(そと ぼり)校舎で行われ、1000人以上が詰め掛けた。席がなくなり立ち見。床に座る人も出た。
まあ、はっきり言ってネットの時代、会場を貸さない「弾圧」はほとんど意味ないかもしれないが。
× × ×
安倍政権が、この種の「間接的弾圧」に期待するのは、己の「バカさ加減」が明るみに出るのが怖いからである。「安保のお手本」を隠したいのだ。
安倍さんがやろうとしていることは、すべて「第三次アーミテージ・ナイ報告 米日同盟 アジアに安定を定着させる」(CSIS〈戦略国際問題研究所〉)という「お手本」にある。
知日派といわれる、執筆者リチャード・L・アーミテージとジョセフ・S・ナイは「米国が一流国家であり続けることには寸分の疑いもない。しかしながら、日本には決定しなければならないことがある。つまり、日本は一流国家であり続けたいのか、それとも二流国家に成り下がって構わないのか? 日本の国民と政府が二流のステータスに甘んじるなら、この報告書は不要であろう」と脅し文句? 次々に「提言」というスタイルで、日本に"命令"する。
「エネルギーコストの高騰は円の高騰を伴うため、エネルギー依存の高い産業の国外流出を食い止めるためには原子力発電の再開は賢明である。福島を教訓に、東京は、安全な原子炉設計と堅実な規制の実施を促進するための指導的役割を再開すべきである」
そして、肝心の集団的自衛権だ。
「日本は地域の有事における自国の防衛と米国との共同防衛を含めることで責任の範囲を拡大する必要がある。同盟国には、日本の領域をはるかに超えて拡張した、より堅牢で、共有され、相互運用の可能な情報・監視・偵察(ISR)の能力と運用が必要である」
安倍内閣がやろうとしていることは、すべて2012年8月に発表されたアーミテージ・ナイ報告書という「お手本」に網羅されている。
安倍政権は己の判断で、安保法を決断したのではない。ただ、アメリカの"命令"に忠実だっただけ。その「カラクリ」を暴かれるのが怖いのだ。
だから学者、ジャーナリストの集会に神経をとがらせる。(通常国会で山本太郎議員が指摘しているが)これを追及される可能性がある「臨時国会」も怖いのだ。
× × ×
安倍さんが知られたくないのは「新三本の矢」も"アメリカの命令"であったことだ。2020年ごろまでに国内総生産(GDP)600兆円、希望出生率1・8......というアレである。
この報告書の冒頭で、両氏は「日本の人口は劇的に老齢化し、出生率は低下している。日本の債務対GDP比は、200パーセントである。日本では、6年間に6人の首相が交代した。そして、多数の若い日本人の間に厭世(えんせい)観と内向性が増大している」と指摘した。安倍さん、それでいいんですか?と言われて「1億総活躍」と言い出した。
はっきり言おう。安倍政権になってから、日本はアメリカの属国になった。悲しいことだが、その真実を隠したい面々がいる限り、安倍さんは逃げ回り「言論弾圧」は続くだろう。
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