http://www.asyura2.com/15/senkyo195/msg/874.html
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http://31634308.at.webry.info/201511/article_3.html
2015/11/03 21:01
このブログでは、何回も「もんじゅ」の問題を取り上げている。もんじゅは、増殖炉の冷却用の金属ナトリウムを流していた配管から、高温の金属ナトリウムが漏れて火災を起こして以来、本格運転はされていないという。それ以来、安全点検などの不備を何回も指摘されている。
この開発の従業員は、もう諦めてしまったのではないかと思っている。技術者が本当にこれを再開しようと思えば、自分の命を守るため、真剣に安全点検を行うはずである。それが、点検不備な点が1万点以上あるというから、もうやっていないというしかないと思っている。
ある意味、同じ仲間の原子力規制委員会も、もんじゅの運営が平均以下で、これ以上任せておけないと現体制を批判したそうである。
もんじゅ改善「手詰まり」 規制委、機構を聴取 対応批判
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201511/CK2015110302000114.html
2015年11月3日 朝刊
高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の点検漏れ問題で、原子力規制委員会は二日、運営する日本原子力研究開発機構の児玉敏雄理事長から安全管理体制の改善状況を聴いた。児玉氏が「(完了まで)もう少しだ」と進展を強調したのに対し、規制委側からはリスクの高いもんじゅの担い手としての資質を疑う声が相次いだ。
この日の臨時会で児玉氏は、来春をめどに組織的な問題点を洗い出し、職員の教育に注力することを説明し、「引き続きもんじゅの運営を担っていきたい」と訴えた。
これに対し、規制委の委員からは「手詰まりと聞こえる。ナトリウム漏れ事故を受けた一九九六年の改革以降、ずっと改善の機会はあったが、違反を繰り返している」(更田豊志(ふけたとよし)委員)などの批判が出た。
田中俊一委員長からも「(点検などは)検査があるからやる、というものでない。非常に心もとない」と、機構にはもんじゅの運営を任せられないとの発言があった。
規制委は四日にあらためて議論し、もんじゅを機構から切り離し、新たな組織に移管することなどを、所管する文部科学省に勧告する可能性が高い。
記事によれば、もんじゅを今の機構から切り離し、新たな組織に移管すると書かれている。しかし、組織をそのまま他の組織に移管しても、その中で従事する管理職、技術者、作業者が同じなら、存続させても全く意味がない。設備も、事故以来運転している気配はないので、配管系などは使えない状態と思われる。金属ナトリウムは常温では金属となり、高温でないと溶けない。融点が98℃、沸点が883℃である。だからプルトニウムの核反応である高温の熱交換材料として使う。
極めて危険で、他の国は全て撤退している。何度も書いているが、そこに働いている技術者自身が実用化出来るとは思っていないのではないか。
奇しくも、「阿修羅」の掲示板に、「もんじゅ」の調査事故担当者の謎の死について書かれている。記事を読めばわかるように、明らかに口外してはいけない様々な問題があったと容易に推測出来る。この隠蔽体質は、正に仲間の規制委員会でも看過できない問題が含まれていると考えている。
もはや別組織に移管するという問題ではなく、もんじゅ自体の開発を止めた方がいいということだ。
ナゾの死を遂げたもんじゅ調査担当者 死の直前の言葉〈週刊朝日〉
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/560.html
投稿者 赤かぶ 日時 2013 年 3 月 06 日
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130306-00000008-sasahi-soci
週刊朝日 2013年3月15日号
福島第一原発事故から2年。これまで「原子力ムラ」の弊害はさまざまに語られてきたが、彼らがどう結びつき、どう活動していたのか、その実態を示す証拠は少ない。しかし、動燃(動力炉・核燃料開発事業団=現在の日本原子力研究開発機構)の総務部次長だった故・西村成生(しげお)氏(当時49)が残した膨大な資料には、そのすべてが記録されていた。ジャーナリストの今西憲之氏と本誌取材班が、この「西村ファイル」を独占入手した。
* * *
西村氏は1996年1月13日、宿泊先のホテルで変死体で発見された。妻と上司、同僚に宛てた3通の遺書が発見され、警察は飛び降り自殺と断定。マスコミでも、“ナゾの死”は大きく報じられた。しかし、妻のトシ子さんはこう話す。
「夫の死について動燃に説明を求めても、ほとんど情報を出してくれない。会社にあったはずの遺品も返してくれず、逆にこちらの動向を探るような対応ばかりだった。遺書の内容や遺体の状況にも不審な点が多く、『これはおかしいな』と思い始めたんです」
不信感を募らせた遺族は、旧動燃を相手どって損害賠償を求める訴訟を起こしたが、2012年1月、敗訴が確定。しかしいまもトシ子さんは夫の死に疑念を持ち続けている。その理由の一つが、西村さんの残したファイルの存在だった。
中央大学法学部を卒業した69年に動燃に就職した西村氏は、20代半ばでトシ子さんと社内結婚、主に文書課や秘書課など事務畑を歩み、文書課長、総務部次長と順調に出世の階段を上っていった。
「文書課では、科学技術庁や通商産業省など国に提出する文書作成の責任者でした。文書の文言から句読点まで細かく気にしていた。そんな経歴もあって、幹部が出席する会合に同席し、議事録を取ることも重要な仕事でした」(トシ子さん)
几帳面でまじめな性格だった西村氏は、自らの仕事にかかわる資料を逐一、ファイルに収集し、保管し続けていた。そのファイルを読むと、西村さんが長年、家族にも話さなかった“秘密の業務”に従事させられていたことがわかる。西村氏は、動燃のさまざまな“暗部”に触れざるを得ない立場だったのだ。トシ子さんが続ける。
「社内結婚ですから、私も動燃のことはある程度、理解できます。でも、役職が上がるにつれて夫は家で仕事の話をあまりしなくなりました。仕事内容はおろか、出張先すら教えてくれない。亡くなる直前、珍しく会社の話をしたときは、『もんじゅの事故調査を命じられたが、もうイヤだ』と言っていた。残された資料を見て初めて、夫がさまざまなトラブル処理や“工作”にかかわっていたことがわかり、驚きました」
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