★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK195 > 863.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
凋落するアメリカと追随する日本に感じる虚しさー(田中良紹氏)
http://www.asyura2.com/15/senkyo195/msg/863.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 11 月 03 日 17:25:05: igsppGRN/E9PQ
 

凋落するアメリカと追随する日本に感じる虚しさー(田中良紹氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1snphtn
3rd Nov 2015 市村 悦延 · @hellotomhanks


1991年12月に旧ソ連が崩壊しアメリカが唯一の超大国として世界を統治し始めた頃、

フーテンはワシントンに事務所を構え米議会情報を収集して日本の政党、官庁、企業などに販売していた。

当時のブッシュ(父)大統領は湾岸戦争に勝利した事で支持率は90%近く、

翌年に行われる大統領選挙での再選も確実視されていた。

ブッシュは「新世界秩序(ニュー・ワールド・オーダー)」を口にし、

冷戦という分断の時代の後に対立なき世界の構築を目指していた。

湾岸戦争は国連主導の軍隊が侵略戦争をやめさせた歴史上初めてで唯一のケースである。

第一次世界大戦で悲惨な戦争を経験した国際社会は主権国同士が武力で争う事を禁じ、

武力的解決を国際連盟の手に委ねようとした。

しかし国際連盟にアメリカが参加しなかった事などから理想は実現されず、

人類は再び世界大戦の愚を繰り返した。

そして第二次大戦後に作られた国際連合も米ソの対立によって安全保障理事会は機能できず、

有刺鉄線とコンクリートの壁が東西を分断した。

それがイラクのクウェート侵攻に際して国際社会は初めて一致した行動を取ることが出来た。

ブッシュはポスト冷戦に「統一された世界政府による恒久的な平和体制」を構築しようと考えた。

ところがそれから四半世紀後の現在、アメリカは世界政府どころか、世界各地で戦争を行い、

孤立化への道を歩み出している。

フーテンの目には冷戦の勝利が皮肉にもアメリカ凋落の第一歩に見える。

また冷戦構造のおかげで経済大国に成長した日本も冷戦が終わったところから苦難が始まり、

それが占領体制からの脱却を悲願としてきた日本政府に、

これも皮肉な話だがアメリカ依存を強めさせている。

凋落するアメリカとそれに追随する日本の姿をフーテンの目でトレースしてみる。

政治は一寸先が闇だと言うが、支持率が90%近く再選を確実視されていたブッシュは、

あっという間に戦後生まれで無名の田舎の州知事に大統領の座を奪われた。

理由は前任のレーガン大統領が作った「双子の赤字」を解消するために行った増税と、

妊娠中絶を認めない最高裁判事を任命したことに国民が反発したからである。

こうしてアメリカに戦争を知らない世代のクリントン大統領が誕生し、

ブッシュ大統領の「新世界秩序」は日の目を見ずに終わった。

クリントンはIT技術と金融によるグローバリゼーションを推進し、

一方で日本経済をソ連に代わる敵と位置付け、打ち負かすことを目標とした。

家電と自動車で世界をリードする日本経済にアメリカがぶつけてきたのはデジタル技術である。

技術力のない発展途上国はすぐにデジタルに切り替えられるが、

長年アナログ技術に投資して先頭を走ってきた日本は簡単にできない。

韓国や中国が早々にデジタルを導入する中で日本だけは立ち遅れを余儀なくされた。

また冷戦の終結によってアメリカはヨーロッパからアジアに目を向ける。

クリントンは「太平洋の時代が始まる」と宣言し、

敵と位置付けた日本を無視する一方で、

中国とは「戦略的パートナーシップ」を結び中国市場を国際社会に開いた。

それがバブル崩壊後の日本経済の停滞と中国経済の成長の背景にある。

一方でクリントンのアメリカは「人権」や「人道」を理由に東欧、アフリカ、中東の内戦に介入し

世界最強の軍事力を各地で見せつけた。

それがアメリカの価値観の押し付けと相まって世界に軋轢を引き起こす。

しかしクリントン政権時のアメリカは経済が好調で「双子の赤字」も解消され、

冷戦後もっとも繁栄を感じさせた時代であった。

それがブッシュ(子)政権で暗転する。

アメリカによる価値観の押し付けに最も反発したのはイスラム社会だが、

キリスト教原理主義の影響を受けたブッシュ(子)大統領の登場は憎悪を激化させ、

米国本土で起きた9・11テロによって報復の連鎖が生まれ、

ブッシュが宣言した「テロとの戦い」は終わりの見えない泥沼にアメリカを引きずり込む。

一方、国内ではレーガン政権以来の新自由主義経済が格差を拡大し

アメリカ社会は深刻な分断に陥った。

その泥沼からの脱却を託されたオバマ大統領は、

それまでの大統領にはできなかった「核廃絶」や「国民皆保険」を目標に掲げ、

妥協を重ねながらも前政権の負の遺産を清算しようとした。

しかし「テロとの戦い」が生み出した秩序の破壊は想像以上に大きい。

「テロとの戦い」をやめようとすると、それが新たな波乱要因となって次の「テロと戦い」が生まれる。

例えば「イスラム国」を制圧するための行動がロシアに介入の口実を与えて

シリアの内戦を激化させ、アメリカは引くに引けない状況に陥る。

またイランとの核交渉をまとめるとそれがサウジアラビアやイスラエルの疑念を招いて

中東情勢がさらに不安定化する。

中東からアジアに軸足を移そうとしても移せない状況が生まれて戦線は拡大するばかりになる。

かつて最強の同盟関係を誇ったイギリスはイラク戦争の反省からアメリカと距離を置き、

代わりに同盟関係を強めたオーストラリアも選挙でアメリカ寄りの政権が交代し

先行きは不透明である。アメリカはまるで孤立化の一途を辿っているように見える。

ついには軍事力でアメリカと肩を並べるプーチン大統領のロシアと、

そして軍事的台頭著しい中国とを相手にオバマのアメリカは緊張関係に陥らざるを得なくなった。

現在の世界はまさに第三次世界大戦の前夜的状況と言っても過言でない。

ところがこれが軍需産業にとっては喜ばしい。

世界の武器取引量は1960年代から80年代前半まで増加の一途を辿ったが、

冷戦の終焉で2002年まで減少が続き、取引量は80年代初めの半分以下になった。

それが昨年は6割まで回復したというのである。

軍需産業は敵を共産主義からイスラムに代えた事で再び金儲けのチャンスを掴み

それを拡大しようとしている。

だから「イスラム国」は世界中を敵に回しても消滅せずに存続し続けることが出来る。

またオバマにアフガニスタンからの米軍撤退を断念させたのは

「国境なき医師団」の病院への誤爆だが、誤爆なのか意図的なのかは誰にも分からない。

こうした見方が事実だとすれば、

アメリカは湾岸戦争の時代からとんでもなく遠いところに来てしまった。

20世紀初頭にアメリカのウィルソン大統領や作家のH.G.ウエルズが戦争をなくすために考え、

ブッシュ(父)大統領も構想した「新世界秩序」が、金儲けのために全否定されているのである。

これをアメリカの凋落と言わずに何と言うべきか。

一方、戦後アメリカに占領された日本は、

第一次大戦後の国際社会が理想とした「戦争放棄」の憲法をアメリカから「押し付け」られた。

ところが冷戦が始まるとアメリカは日本に再軍備を要求しアジアの戦争に

日本人の血を流させようとする。吉田茂はアメリカの要求を憲法を盾に拒否し、

軍事ではなく経済に特化する路線を敷いて日本を経済大国に導いた。

ところが湾岸戦争で人的貢献を行わなかった日本はアメリカから非難され、

それがトラウマとなって安倍政権は遂に集団的自衛権の行使容認を閣議決定する。

そして国民の懸念を振り切り安保法制を強行可決した。

孤立化するアメリカにとって今や日本は言いなりになる数少ない同盟国だが、

凋落するアメリカとそれに追随する日本の姿に、フーテンは限りない虚しさを感ずる。


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2015年11月03日 17:45:10 : cR1hrdJXlA
”阿修羅”歴2年ですが、”阿修羅”の劣化も著しいですね?
これも、”kz”を初めとする”工作員”の”グットジョブ”の賜物か?

見ても”虚しい”と感じる人も多いのでは?
と感じております


2. 2015年11月03日 17:58:35 : dvxt3Rr792

世界史的視点に立てば、イラク侵攻が覇権国アメリカの凋落の第1歩のような気がしていた。
アメリカは凋落の一途をたどり、復活はないだろう。
それが天然自然の理(ことわり)というもの。
対米追従いっぽんやりという、歴史観の欠如した日本のかじ取りの危うさは、信じられないほど、ぞっとするものがある。
英、独のしたたかさ。韓国でさえ我が政府よりましで見習うべき点がある。

3. 2015年11月03日 18:41:23 : YxpFguEt7k
「凋落するアメリカとそれに追随する日本の姿に、フーテンは限りない虚しさを感ずる。」

同感です。霞が関小役人の無能さにも呆れます。
独立しましょう。日米地位協定の改定です。


4. 2015年11月03日 19:51:16 : 9DL2HPfjhk
亢竜悔いあり  「易経」乾卦

5. 佐助 2015年11月03日 20:48:52 : YZ1JBFFO77mpI : B7E8ljgaGg
背景
世界の基軸通貨の見えない80 年周期を無視・拒絶・あり得ないとするからです。さらに日本の政府とマスコミには世界信用縮小恐慌の渦中にあることを認識できないから対策しないのです。

歴史は、為替はフロート制にすると各国の通貨は膨脹しバブルとなる。そして破裂。パニックが発生し、通貨は再び固定為替にもどす。この繰り返しになっています。

そのため、1930 年代の恐慌の結果から経済学は「関税高くしたり、通貨を切下げたり、自国経済の救済のみを優先させたために、恐慌は発生した」という
教訓で一致している。そして株式市場・為替市場・銀行窓口の一時閉鎖が避けられなくなる。

だから、2008 年のリーマンショック後も、世界の政治と経済の指導者は、自国の農業畜海産と対外競争力の低い中小企業を犠牲にしても、関税障壁を低くし、外資を導入し、土地や株のバブルを復活させれば、恐慌にはならない、と確信しているのですが,平時の経済対策や弱者に耐乏を押し付け,格差を拡大させるのでパニックになります。

だが,現在進行形の第二次世界恐慌は、今回はドル・ユーロ・円(元)が、世界の75%の金とリンクすることで収束できる。


ドル一極集中の終焉
土地住宅バブルを、日本、米国、ブラジル・中国・インドは、十年ごとに弾きながら、一生懸命に世界信用恐慌を進行させてきた。ユーロ危機は、域内域外の高金利の債券の支払い停止が避けられないことが、最大の原因となっている。まだ、ブラジル・中国・インドなどのバブルが弾けたことを認識できない政治,経済学者は多い。

どんな政治体制も経済体制も、個人と企業と国家レベルごとの利己的な行動と思考が不一致になり、矛盾が拡大分裂する。そのため、40 年ごとに改革し、80 年ごとに大革新が必要となる。80 年以上継続した体制は、改革と革新を繰り返し継続してきた。しかも資本主義国家でも社会主義国家でも、国家と企業と個人は、それぞれ利己的な自衛思考と行動をするために、短所や矛盾の発生は避けられない。

一党独裁下の国家・企業・個人が、利己的に防衛思考し行動する法則の作用から逃れることはできない。資本主義国家でも、官僚支配するビジネスに参加するにはコネと賄賂が絶対必要である。社会主義政治体制は官僚支配なので、どんな開放政策にも認可権がつきまとう。そのため、自由経済システムそのものも腐敗堕落が避けられない。

もし、個人と企業と国家の既得権が侵されると、抗争対立は避けられない。それ以外の多くの時間、個人は、その所属する集団と同じ縄張りと考え利害は一体してると考える。

歴史では国家権力は、40 年ごとに、古いルールを破壊する思考行動の容認改革派と弾圧派に分裂し、改革に成功する。80 年前の革命を直接体験した国民が少数派になると、低い平等より自由を求めると、国家は自壊し民族ごとに分割し、連邦制度は崩壊する。

こうて発生したのが,1929〜32年に姿を現した第一次世界金融大恐慌は世界通貨のポンドからドルへの移行が根因。 2007〜10年にスタートしている第二次世界金融大恐慌は、ドル一極からユーロ・円三極への移行が根因。政治の指導者はこれを認識し対策しないのです。つまり米国ドルの一極集中は終わるのです。そして二大政党制も機能不全となる。ユーロ・円(元)の三極以上にならないと混乱沈静化しません。

もしも日本政府が産業革命を、10 年前倒しさせるなら、高度成長路線を復活できる。そうなれば、過去のように、世界大戦という巨大な殺人消費需要の助けを借りなくても、恐慌から脱出することができる。しかも大企業の消失も止まる。ドル・ユーロ・円(元)そして産業革命をやらないと恐慌は底なし沼に入る。


6. 2015年11月04日 06:04:40 : xqEk6mxhpE
凋落するアメリカを昇竜の中国が凌駕するって、ずいぶん長い間聞き続けてる気がするなあ。
もうボチボチ追い越しましたかね?

7. 2015年11月04日 06:37:14 : lnyjXfun7s
湾岸戦争の直前、「クウェートがイラクの石油を盗掘している」とイラクが激高した事があった
その時アメリカ大使はイラク政府に「この地域にアメリカは関与しない」と言ったのではなかったか?
しかし、結果的には48時間以内にイラク軍は退去せよ、とアメリカは強硬に迫り、白旗を上げたイラク軍まで虐殺した
クウェート撤退後もアメリカはイラク戦争直前まで延々と経済制裁と散発的空爆を続けた
湾岸戦争とは現代のはじまりである

8. 2015年11月04日 06:41:17 : lnyjXfun7s
>>5
産業革命というのが労働者あるいは人間の生存権を守る為のものでないなら、結局経済破局は避けられないだろう

9. 2015年11月05日 08:50:14 : 8q3qeXT2cg
>>7さん 御意!

ブッシュ一族に代表される米国軍産複合体は、不法に政権を乗っ取り、謀略・殺戮・強奪するための存在となっています。祖父のプレスコット・ブッシュはナチス・ヒットラーと提携して莫大な財産を築き、父ブッシュは湾岸戦争を仕組み、小ブッシュはフセインのイラクを滅亡させて植民地にしました。彼らの言う正義とは、謀略とプロパガンダに満ちた殺戮と強奪のための詭弁に過ぎません。彼らの存在そのものが人類の敵と言えるでしょう。
米国の法律では、ナチスと提携していた一族が公職に就くことを禁じられています。しかし、提携していたという事実が報道されることはありません。加えて、2000年の大統領選挙では、信じられないほどの投票妨害・不正選挙のほか、連邦裁判所判事への脅迫によって小ブッシュが大統領となったのです。自由と民主主義は飾りに過ぎず、国家の本質は暴力とプロパガンダに満ち、世界では略奪と殺戮が横行しています。この日本も同様です。


>嘘とペテンと陰謀だらけ・英米イスラエル報道
http://members3.jcom.home.ne.jp/shishoukaku/07sk/160813guide/guide.html
5−2.湾岸戦争(1990.8.2 〜 1991.4.11)における虐殺事件
■イラクを挑発しクウェート侵攻へ誘導すると共に、戦争準備を行っていた米国
・前年の1989年より、米国はイラクへの挑発行為と戦争準備を矢継ぎ早に行った。
・クウェートが、OPEC石油生産協定違反、イラクと共有する石油資源からの過剰な石油採掘、
 イラン−イラク戦争時における対イラク借款の返済要求、対イラク交渉打ち切りを行うように誘導。
・(地域紛争に備えて)湾岸諸国からの輸入石油を急増。
・1989年12月、ステルス爆撃機を含む新兵器を実験的に使用して、パナマを奇襲攻撃。(この奇襲攻
 撃により、イラクに殺されたクウェート人以上の人数のパナマ人が米国軍に殺害された)
・イラクのクウェート侵攻の直前、1990年7月、米国は、コンピュータを駆使して対イラク戦の詳細
 な図上演習を実施。
・イラクのクウェートへの脅迫行為に全く異議を示さないばかりか、イラクに対する事業契約、農業
 貸付補助金付与、武器売却を促進。     
・一方で、イラクが米国からのみの輸入に依存している米、とうもろこし、小麦等基本的作物の食糧
 供給に対する貸付を1990年春に打ち切り。これにより、イラクでは食糧不足が発生。
・クウェート侵攻に関するサダム・フセインの質問に対して、エイプリル・グラスピー在イラク米国
 大使は容認発言。
『被告 ジョージ・ブッシュ有罪 国際戦争犯罪法廷への告訴状          ラムゼイ・クラーク著 日本国際法律家協会訳 柏書房刊』

■戦争中のイラク国民に対する虐殺行為
・米国の爆撃中、元米国司法長官のラムゼイ・クラーク氏はイラクを広範囲に見て回った。そこで見たものは、広島の原爆の7倍に相当する8万8千トンの爆弾を投下し、一般市民生活の系統的破壊を行う米国軍の姿であった。どこにも水の流れはなかった。あらゆる市町村の給水・電話・動力(送電線を含む)・燃料・食糧関係施設、そして無数の居住地区・公益地区・商業地区が標的にされ、基本的市民サービス網(医療施設を含む)が破壊された。米国に殺されたイラク人は15万人を越えた。
・米国陸上部隊は、降伏しようとしたイラク兵やバラバラに逃亡しているイラク兵を殺害。停戦後も、
 無差別にかつ気まぐれに、イラク兵を殺害し物資を破壊。この不当行為により、少なくとも10万
 人のイラク兵が死亡した。
・米国は無差別殺害と不必要な苦痛を与えるために使用を禁止されている兵器を使用。
・広範囲に及ぶ火災と殺害が可能な気体爆弾(FAE)(気体爆弾には、数百ヤード以内にあるもの
 ならなんでもバラバラにしてしまう1万5千ポンド爆弾BLU−82が含まれていた) 
・ナパーム弾(米軍爆撃機は、ナパーム弾その他の強力な熱兵器によって、意図的に、イラクとクウ
 ェートの油田火災を起こした。イラクの石油精製所の80%は米軍機爆撃によって破壊された。こ
 の結果、甚大な環境汚染が引き起こされた) 
・集束対人炸裂爆弾
・スーパー爆弾(2.5トン爆弾)
  
■戦争終了後のイラクの惨状・・続々と死んでいく子供達
・米国はイラク国民から、不可欠な医療品、飲料水、食料その他生活必需品を意図的に奪った。
これは停戦後も、世界各国を巻き込んで継続された。
・必要な医療品、浄水装置、乳児用調整ミルク、食料その他生活用品の禁輸処置。
(日本もこの経済封鎖に加担している)
・米国海軍による海上封鎖。
・世界各国におけるイラク資産の凍結(イラクの生活用品購入能力の収奪)。
・送電線の破壊等による病院の閉鎖、医療品、輸血用血液の不足。
・食料、肥料、種子貯蔵施設破壊に起因する食料不足。
・イラクの惨状に関する情報の徹底した統制。
・イラクに対する賠償金請求。

・米国の真の愛国者であるジョン・コールマン博士は、このイラクの惨状に関して次の記事を 『ワールドイン・レビュー誌(World In Review,1995.4) 』に掲載している。 ( 湾岸戦争疾病群とその隠蔽 より引用)
>『いかなる国家であろうとも、戦争に敗北した国家に対するより憎むべき行動の一つは、     倒れた国家を 足蹴にすることである。これは西洋の風習にはない。しかし、どういう訳か米国はそそのかされて、ひれ伏したイラクを土足で踏みにじっている。米国は「オルブライト女史を国連の職位から除籍すること。米国内にいる新世界秩序機関のメンバーと言われている人々を排除すること。そして何の米国憲法上の裁可もなしにペルシャ湾に駐留している米国軍隊を引きあげさせること」という決議案を下院で直ちに通さなければならない。3月の終わりに、私はイラクの現状についての諜報概況を受け取った。以下にそれを要約して紹介する。
食料品:小麦粉、米、砂糖、料理用油の毎月の配給の平均は、2週間分を満たすのみ         である。価格は徐々に高騰していき、ディナール(イラク、ヨルダンの貨幣)はドルと等価から700分の1ドルにまで暴落した。戦前のレートで、魚1ポンドは200ドル、卵1ダースは1000ドル近くもする。戦前にはなかった街の乞食は増え続けており、食料の危機的状況を証明している。子供達は栄養失調で数百人単位で死んでいっている。・・・>

>1994年10月12日「湾岸平和訴訟」大法廷での木村愛二証言記録(その1)
http://www.jca.apc.org/~altmedka/ai92-sokki1.html
>響堂雪乃 著「略奪者のロジック」第6章 戦争・・・イラク戦争とは何だったのか?
http://www.asyura2.com/15/senkyo189/msg/182.html#c22〜24
>ブッシュとナチスの結託 政府公文書で確証http://cybervisionz.jugem.jp/?eid=50
>日本が追従する? 米国不正選挙の呆れた実態
http://deeksha777.blog88.fc2.com/blog-entry-271.html




[32削除理由]:削除人:2重コメント


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK195掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
政治・選挙・NHK195掲示板  
次へ