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「何故同じように保険料を払いながら医師のいない地域を受忍せよというのか?:あべともこ氏」
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2015/11/3 晴耕雨読
https://twitter.com/abe_tomoko
昨日は綾部から伊丹空港経由で青森空港に。
さらにレンタカーで大湊迄移動。
むつグランドホテルに泊まり入ったお風呂の名が斗南温泉と。
そうか、会津藩が領地替えで福島からこの下北半島にきたのだ。
その福島が原発災害に苦しみ、下北半島は原子力政策に翻弄され。
柔らかな湯に浸りながら歴史を思う。
今朝大湊を出て車で大間の先の佐井村迄約一時間半。
途中に六ヶ所村も東通も通った。
到着した佐井村では無医村に医師を呼ぶべく、青森県保険医団体連合会の大竹さんがシンポジュウムを企画、村長始め近隣の大間病院、さらに遠方からもシンポジストが参加。
住民の参加も多く、医師不在の切実さを実感。
地方自治と地域経済の活性化は世界平和の基礎とかいたが、大阪維新の橋元市町は地方主権を唱えながら、何故か中央集権の安倍総理に同調したいようだ。
他方本来もっと地方分権を主張してよいはずの民主党からはその声が聞かれない。
地方こそ暮らしの足元、TPPはその土台の農業を壊す。
反対を鮮明に。
下北半島佐井村の医療シンポジウムには二百人以上が参加、半分は住民の皆さんだと思う。
診療所の医者が不在となって七年?、14キロ先には自治医大が医師を送る大間病院があり、巡回バスが走るので何とか対処しているが、やはり地域に医者がいてほしいとの切実な声になかなか答えられず申し訳ない。
昨日無医村の医療シンポジウムのあった佐井村は、下北半島の人口二千人の村。
かつて日露戦争の頃に手縫いの赤十字の旗を掲げて、満州での戦いで多くの負傷者の命を救ったことで有名な三上剛太郎医師の故郷、江戸時代からこの三上家が地域の医療と人々を守ってきた。
その由緒ある村に今は医師がいない。
江戸時代から代々続く三上家が佐井村の人々を守り、昭和の高度成長期迄九代に渡りこの地域を支えたと。
その後韓国出身の医者が赴任して医療は紡がれてきたが、過疎化、人口減少と集約化が叫ばれる今日、二千人の村に医者を配置する政策はない。
国民皆保険で保険料は払っても医療は遠くなるばかり。
江戸から明治、大正、昭和と近代化、中央集権化を進めた日本、さらに高度経済成長を経て、持続可能な成熟社会をどう実現できるか問われる矢先に、暮らしの足元の地方は人口減少故に医者も配置されず、消滅自治体という言葉に脅かされている。
かって医者は地域の文化や伝統の大事な一翼だったのに。
一票の格差というけれど、何故同じように保険料を払いながら医師のいない地域を受忍せよというのか?
首都圏に人口が集中し、都会の一票が軽くなったのが違憲なら、当然生存権の格差はもっと違憲のはず。
でも佐井村の皆さんは、穏やかに、自分達の村の魅力を解ってきてくれる医師が現れるのを待つと。
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