http://www.asyura2.com/15/senkyo195/msg/822.html
Tweet |
Attribution License / JoshBerglund19 撮影
総理、やばいっす! 安倍のミックス(寄せ集め)は
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151102-00010001-socra-pol
ニュースソクラ 11月2日(月)16時10分配信
「昭和」な1億総活躍 菊池桃子さん、ご苦労様です
以前は、チンピラが「やばい」と言えば、危ない・まずい、の意味と決まっていた。今の若者の「やばいっす」は、時に褒め言葉だったりして、紛らわしい。
「やばい」の語源は諸説ある。江戸時代の娯楽、小弓で矢を射させる射的屋(矢場=やば)には、いかがわしい業者が多く、そこで「矢場い」となった、という説も。
アベノミクス矢場も、相当やばい。飛んでいた3本の矢に、別の3本が割り込み、的も替わる。アベノミクスは第2ステージとか。
旧1の矢「大胆な金融政策」は、インフレ目標こそ未達だが、円安、株高を導き、企業収益も良くなった。2の矢「機動的な財政政策」は、人手不足の声が出る今、アクセルを踏むより、歳出にメリハリをつける局面だ。出遅れていたのが3の矢の「成長戦略」だ。
人手不足気味なのにGDPが足踏みするなら、供給サイドの対策、潜在成長率の天井を押し上げる成長戦略が一番大事だ。例えば岩盤規制を崩して新市場を創造し、労働市場改革で成長分野に人材が移りやすくする。
3の矢に力を集中する政権の覚悟が聞けると思っていたのに。岩盤にひるんだのか。
新1の矢、GDP600兆円はともかく、2の矢「出生率」、3の矢「介護」とくれば、エコノミクス(経済学)のワクをはみ出す。「安倍のミックス(寄せ集め)」と呼ぼうか。
「1億総活躍」なる新語が登場し、担当大臣が任命され、あわただしく国民会議を立ち上げる様は、ずさんな杭打ち基礎工事を見るようだ。
「突如登場した概念」と石破地方創生相が評すると、二階自民党総務会長が「(1億総活躍相の名称を)あんな大臣」と呼ぶ。経済財政諮問会議も相談に預かっていない。首相と少数の側近で、基本政策の骨格が突然変わる安倍政権のガバナンスは、大丈夫なのか。
大戦中の大政翼賛会のスローガンが「進め一億火の玉だ」。1億総活躍とは何とも「昭和な」ネーミングを思いついたものだ。側近は「総理、やばいっす」と止めなかったのか。止めたが、褒め言葉と勘違いされたのか。閣僚や与党幹部にしてあれだから、国民に白けるな、と言う方が無理だ。
一億総活躍国民会議の初会合がにぎにぎしく開かれた。浮き世の義理で引き受けた、菊池桃子さんら民間議員の方々には、ご苦労様というしかない。
土谷 英夫 (ジャーナリスト、元日経新聞論説副主幹)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK195掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。