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政策基軸に自公と対峙する候補者を絞り込むー(植草一秀氏)
http://www.asyura2.com/15/senkyo195/msg/737.html
投稿者 赤かぶ 日時 2015 年 10 月 31 日 20:30:05: igsppGRN/E9PQ
 

政策基軸に自公と対峙する候補者を絞り込むー(植草一秀氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1snos2r
31st Oct 2015 市村 悦延 · @hellotomhanks


日本の政治を変えるためには選挙で国会の議席構成を変えることが必要不可欠だ。

選挙で自公に勝つ。

これが必要である。

衆議院で勝敗を決するのは小選挙区。

参議院で勝敗を決するのは1人区である。

自公の与党勢力は衆院小選挙区および参院1人区で、候補者を一人に絞り込む。

国会における多数議席を占有するには、

この、候補者を絞り込んでくる自公に勝利することが必要だ。

選挙に勝利して、国会議席を占有しなければ政治を変えることはできない。

そして、なぜ、政治を変えなければならないのかと言えば、

それは、現在の安倍政権の政治、自公の政治が、主権者の意思に反するものであるからだ。

原発、憲法、TPP

そして、

辺野古基地、格差

の問題に対する基本政策が、主権者の求める政策と異なっている。

だからこそ、安倍政権を退陣させて、

主権者の意思を反映する政治実現を目指す新政権の樹立が求められている。

問題は、自公候補者に勝利する

「勝利の方程式」

をどのように描くのかだ。

この勝利の方程式を描く際に、鍵になるのが共産党の動向だ。

共産党が単独で行動し、基本的にすべての選挙区で独自候補を擁立することは、

自公候補の当選に大きく寄与することになってしまうことが多かった。

自公の政策に対峙する政策を明示する候補者が、

共産党候補をそれ以外の候補で二人擁立されると、自公候補が圧倒的に有利になってしまうのだ。

これが、最近の選挙における自公大勝の基本構図だった。

これは、言ってみれば、

「自公が選挙に勝利するための方程式」

だった。

この図式を打破しなければ、自公政権の退場を実現することは難しい。

このなかで、共産党が次の選挙において、基本行動を転換する提案を示している。

自公政権を退場に追い込むためには、

共産党を含む自公敵対勢力が共闘体制を構築することが必要不可欠だ。

自公に敵対する勢力が共闘し、選挙区選挙で候補者を一人に絞り込めば、

自公敵対勢力が勝利する可能性が格段に高まる。

これを実現する必要がある。

ところが、共産党提案に対して、民主党執行部が拒絶反応を示している。

その理由は単純明快だ。

現在の民主党は自公敵対勢力ではなく、自公補完勢力であるからだ。

民主党は国会議席数において、自民党に次ぐ第二党の地位を保持しているが、

その議席数の大半は、過去の遺産である。

2009年に政権交代を実現した、

その余韻で、ある程度の議席を確保しているというだけで、

すでに主権者の大半が民主党を完全に見限っている。

だからこそ、大阪でも宮城でも、民主党の凋落が決定的な状況に立ち至っているのだ。

この傾向は、間違いなく、次の参院選、衆院選に引き継がれることになる。

自公補完勢力としての民主や維新が、主権者の意思を受けとめて政権を担う存在にはなり得ない。

現有議席数には関わりなく、

自公=安倍政権の政策と対峙する政策を明示する候補者を、

原則として各選挙区にただ一人、擁立してゆくことが必要だ。

民主や維新に所属する候補者の擁立は、

基本政策において主権者の意思が厳正に反映されていることが前提条件になる。

この条件を満たす場合にのみ、民主や維新に所属する議員候補者は、

オールジャパン平和と共生の支援候補者になることができる。

この図式で考えるならば、共産党と民主党の候補者が同一選挙区から立候補して、

オールジャパン平和と共生が共産党候補を支援するということは、十分に考えられる。

野党共闘を優先するのではなく、

政策を基軸に主権者が支援し得る候補者を選定するということになると、

このような事例が生まれることになる。

このケースで、政策を基軸に考えるならば、

民主党の候補者は共産党候補と票を食い合うのではなく、

自公候補者との間で票を食い合うということになるのだ。

そして、そのことがオールジャパン候補の当選可能性を

著しく引き上げる結果をもたらすことになる。

10月8日の「オールジャパン平和と共生」総決起集会で、

慶應義塾大学名誉教授の小林節氏がこう述べた。

「幾つかの政党の偉い方が『基本政策の違う党とは一緒にやれない』と言っていた。

実にばかばかしい。万年野党の一つでいる方が政策と言って何をするの」

「連合の幹部が『共産党とやると乗っ取られるから嫌だ』と言う。

私は『乗っ取られたらいいじゃないの。強さを学ぶためにも』と返した。

『運動論・組織論からすれば、弱いから負けるんだろう』と。

目の前の憎き共産党より、国を乗っ取っている安倍ちゃんの方が問題では」

連合などが共産党と協働することについて、

『共産党とやると乗っ取られるから嫌だ』

という感想を示す。

小林節氏は、

「乗っ取られればいいだけだ」

と突き放す。

そもそも、2009年の政権交代を木端微塵に破壊したA級戦犯は、

民主党内に潜んでいた自公補完勢力

この勢力の支持母体になっている、自公補完勢力としての「連合」である。

「連合」は鉄鋼、電力、自動車の労組に支配されているが、

これらの労組は労働者の側、主権者の側に立つ勢力ではない。

日本の既得権勢力の側に立つ勢力なのだ。

そして、この勢力が連合で支配権を独占している。

主権者のための政治を実現するには、連合が二つの勢力に分離することが必要不可欠だ。

既得権勢力のための労働組合、いわゆる御用労働組合勢力と、

主権者、消費者、労働者の利益を守るための労働組合に分離されるべきなのだ。

これは、言い換えれば、民主党が分離、分裂するということである。

しかしながら、既得権勢力であるところの、現在の民主党執行部は、

この要請に応じることなく暴走を続けている。

彼ら自身が既得権益にしがみついているのである

しかし、その行く末は明白である。

民主党そのものが消滅、自滅の道をひた走っているのだ。

来年夏の参院選、そして、次の衆院総選挙に向けて、

反自公陣営の候補者一本化の必要性が広く唱えられるようになったが、

その際に、民主や維新を基軸に考える思考様式を廃棄することが必要である。

民主や維新は消滅する宿命を背負っているのであり、

この勢力に過度の期待を置くことは、主権者にとっての自滅行為である。

民主や維新などを無視して、政策を基軸に、人物本位で、候補者を絞り込むことが必要だ。

民主や維新に所属議員の多数は、逆に落選運動の対象者になると考えられる。

永田町主導の、「数合わせの野党共闘」ではなく、

主権者主導の、「政策を基軸に置く候補者絞り込み」こそが、

何よりも大事になってくる。

 

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コメント
 
1. 2015年10月31日 21:15:05 : 03KswaR5Zg
まったくの正論。

あいかわらずの慧眼、感服します。

ぜひ植草先生ご自身が、共産党執行部にその方針を勧めてください。

以前、菅が鳩山の後継になる前に、先生は消費税増税を口走った菅についてブログで警告されていた。

ぼくはあの時、小沢、鳩山両氏に、先生ご自身が直接強く菅に対する警告をされていれば、

その後の日本の政治はかなり変わっていたかもしれないと思う。

先生はそれくらい影響力のある方です。どうぞよろしくお願いします。


2. 2015年10月31日 21:38:01 : F4bbqaoAuA
植草氏のご指摘もっともだと思います。
安保法案反対デモでは連合の動員みられませんでした。
安倍政権と対峙する気ないのは明白です。

3. 2015年10月31日 23:36:08 : YxpFguEt7k
「連合などが共産党と協働することについて、『共産党とやると乗っ取られるから嫌だ』という感想を示す。」

もう、何をかいわんやです。
立憲主義を立て直すという重大な議論ではなく、議会制民主主義を一党独裁から正常な形に直すという議論でもなく、その下の政策の違いの議論でもなく…
同じような支持層を食い合う相手だから組めないと…

こういうのを本末転倒(物事の根本的なことと、そうでないこととを取り違えること)と言います。

植草氏、がんばってください。応援しております。


4. 2015年11月01日 07:29:07 : tHIVKuZsdo
分裂した御用の方はゼンセン辺りに吸収されっちめぇば良いんだわ。
んで浸透中の邪魔な民社勢力と民主党飛び出し、精々民社党再興でもして、
自民の衛星泡沫に席を並べて恍惚の日溜りから一緒に口角泡を飛ばしゃ良い。
其の方が纏めて掃除し易くなる

5. 2015年11月01日 18:26:41 : Ifv4PFT5C6
民主党なんてほっといても、潰れます

裏切った過去は決して消せませんから
心ある国民はしかと覚えています
仙谷、前原、菅、枝野、岡田、安住、ゼンバ、福山が何をやったか

終わってる政党などに期待するのは時間の無駄

枝野、福山を断固として連携から除外すべきです

裏切ること間違いありませんから
裏切り者は裏切り続ける
それが時代を超えた定石です


6. 2015年11月02日 00:57:38 : PatCAjlV8I
基軸も何も、政策が無いやん・・・君らは

[32削除理由]:削除人:アラシ
7. 夏も爽席 2015年11月02日 09:06:44 : YlJzBCjjO2yEw : qR51QANwt6
しかし植草も小選挙区制容認のうえで
反自公の協力体勢を説くだけなんだねえ
根本の選挙制度が腐っているのに
それを放置のままでよしとする態度は
政治腐敗をのさばらせるだけだ
すでにミンシュは水面下でジミンとの
選挙協力を結んでいると思う
小沢もただのポーズのコメントに終始しているだけだ
タッソ当確時の5党握手のインチキぶりが露わになってきた

8. 一主婦 2015年11月02日 12:30:40 : rfKiZAFzfsBYA : 780ihmUxid
植草先生のお考えに賛同しています。
オールジャパン・平和と共生にも賛同しています。
私たちの願っている事、思っている全ての事を進めてくださっていて、本当に嬉しいです。

共産党さん提唱の、戦争法一点に限っての暫定「国民連合政府」にも賛同しています。あの頑なだった共産党さんの思い切った提案には、今までの共産党さんに対する悪イメージが一瞬で吹き飛びました。直近に迫る国民の大きな危機を解消する為に、決意して下さった共産党さんの提案に感動しました。

共産党からの、あの素晴らしい提案は驚きでした。どの党も合流出来るハードルを下げた案でしたし、民主党や維新の売国政策が、野党合流政権で、戦争法廃止に引き続き推し進められないような、細心の策を施されている案でした。戦争法廃棄後は、その政府は速やかに解散に持ち込む、と言う先まで読んだ「暫定政府案」は、本当にお見事と思いました。

暫定政府案ですから、その後がとても心配になっていたところに、植草先生の「オールジャパン・平和と共生」の案をお聞きし、共産党さん提案の暫定政府の後の心配がなくなりました。共産党さん提案の案と植草先生提案の案とが、うまくリンクして、スムースに戦争法廃案後の99%の為の政治が継続されることを願っています。

それにしても、野党第一党の民主党・それに続く維新が、野党とは言えないような、与党の自民売国政策と同じ政策を掲げ続けている事は、国民にとっての悲劇ですね。あのままの政策で、政党単位での政権交代では、結局は自民政治の続行になってしまいますから。その不幸を解決して下さる、植草先生の「政策中心」「超党派からの候補者選出」での政権交代は、国民の為の本当の政権交代になりますので大変嬉しく思っています。

それに対して、あの民主党のわがまま放題のゴネた言い分には呆れています。やはり、民主党は、直近まで迫っている国民の危機を全然考えてくれていない政党であったと、元民主党支持者として再確認してしまいました。民主党が国民より大切と言う政党なのですね。そんな民主党は、野党に存在していても本当に自民に対抗する本物の野党ではありませんね。まさに「自民党別働隊」、自民の売国政策を引き継ぐ為の「第二自民党」なのですね。

民主党の掲げる、あの自民と瓜二つの政策の数々。あの政策を掲げている民主党を野党統一候補に加えて、その売国政策に従っている民主党の議員数を増やしてしまったなら、国会の中の売国政治家の数の構成が大きくなってしまう心配がずっと付き纏っていました。あの政策で野党共闘に加えてしまって良いのか?と、ずっと疑問に思っていました。ですから、どうしても、あの山本太郎さんの薦めていた「鼻つまみ投票運動」にも、私達は、そういう訳で賛同できませんでした。

小沢氏の薦める「民主党中心」の「民主党の旗振り」での政権交代構想にも、その様な想いから、私達は賛同できません。私は熱烈小沢支持者ですが、小沢氏の民主党中心の政権交代には大反対なのです。その様な事で、鼻つまみ投票も嫌で、民主党中心の政権交代も賛同できずに悩んでいましたが、そんな時に、植草先生の「政策中心」で「超党派からの候補者選出」の政権交代のお話を聞いて、飛び上がるほど嬉しかったです。

これこそが本物の政権交代。これこそが私たち99%の国民を救い得る本当の政権交代になります。本当に嬉しいです。ぜひぜひ、この政権交代を実現させていただきたいと思います。小選挙区制で一選挙区一候補で、政権交代が可能な制度をうまく生かし、有利な選挙戦を繰り広げて、政権交代の勝利を勝ち取りたいです。私たち国民も精一杯に応援いたします。


9. 北の吟遊詩人 2015年11月02日 22:11:46 : 3lfvZQ5gr4BHg : Kpq7df7vXg
シールズと共産党に参議院選の主導権を
それが民意
細野前原を切れないならば、
もう野党に民主党はいらない
連合がどうしたって?
岡田の街宣に、聴衆10名でしょう?

10. 2015年11月02日 22:42:55 : FoozYI3PZF
久しぶりに阿修羅を見ましたが植草氏の考え方には100%賛同出来ますが、方法論としては疑問点がも多いように感じます。

植草氏の仰る事はごもっともな事ですし言いたい事も良くわかります。
ただ、その論じている内容が帰結になってしまっておりますね。

論じている内容はごもっともですし確かに正論です。でもその正論を問題解決の終着点と捉えているのはどうなのでしょうね。

だってそれではどうにもならないから皆んな何年も頭を悩ましてきているのですよね。

民主党が駄目などという話は今分かった事などではないですし、既に何年も前から分かりきっている事なのです。だから皆んな困っているのです。

山本太郎さんやシールズの皆さん、それに小沢一郎や志位委員長の提案などもそれら前提を踏まえての事だと思いますが中々理解されないという事はそれがこの国の民度という事なのかもしれませんね。

都民


11. 安倍を辞めさせる会 2015年11月02日 22:50:49 : M6pUfdsowYst. : FAt0kYWxVo
私はここで断言します。民主主導の野党共闘は絶対できません。いやできないというよりつくっても参議院選挙まで持ちこたえられないと言ったほうが正確である。
小沢さんが民主党と合流する前までの雰囲気とよく似ている。簡単に言えばすくないポストをめぐって主導権争いしているのである。小沢さんのおかげでたくさんのポストを得た経験が生かされずまたぞろ少ないポスト争いの繰り返しです。自公を倒してからポスト争いしても遅くはないと思うのだが、純粋な人の集まりなのだろうか。それと政権時代に言ったことはなにがなんでも矛盾してはならないというのも純粋ですな。民主党諸君に「君主豹変す」を送ろう。

12. 2015年11月03日 07:34:09 : 5y33NEKSuQ
皆様忘れないで、公明党は元は反自民の政党
必ず連立した裏があるはず 植草さんはそこも追及して欲しい、本来なら国会議員が追及すべきだが国会議員は与野党喧嘩の芝居をしている山本議員以外は全て芝居していると思う


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