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また選挙対策 安倍政権オスプレイ「佐賀移転」撤回で“二枚舌”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/168149
2015年10月30日 日刊ゲンダイ
沖縄・米軍普天間基地に配備されているオスプレイ(C)日刊ゲンダイ
ヒドイ二重基準だ。中谷防衛相が29日、佐賀県庁で山口祥義知事と会談し、沖縄・米軍普天間基地に配備されたオスプレイ訓練の佐賀空港への移転計画を当面見送る方針を伝えた。
今年1月の佐賀県知事選では「オスプレイ受け入れ」を表明した自民系候補が惨敗するなど、地元は猛反発。米軍サイドも「沖縄からの部隊の移動や、訓練場の確保が困難」と日本政府に難色を示していたとはいえ、沖縄との対応の落差には唖然だ。
中谷大臣の佐賀訪問に先立ち、菅官房長官は28日に移転見送りについて、「(配備には)地元の了解を得ることが当然だ」と言ってのけたが、沖縄だって普天間への配備直前に県内全41市町村長が撤回を求めたのに、一顧だにされなかった。
沖縄県の翁長知事は「沖縄の負担軽減のために訓練移転と言いながら、(本土で反対されると)沖縄に戻ってくる」と嘆いていたが、これだけ本土との落差をまざまざと見せつけられると、恨み節のひとつも言いたくなるだろう。
「佐賀県民が『ノー』と言い続けたのに加え、政権側にも来年夏の参院選に向けた懐柔策の思惑があるのでしょう。参院1人区の佐賀選挙区は保守の金城湯地で07年に民主候補が当選するまで、自民系が戦後21連勝していたほど。前回、前々回とも自民が勝利し、次回も絶対に落とせない選挙区ですが、知事選以降、地元はオスプレイ問題のほか、玄海原発の再稼働方針やTPP合意を巡って、反政権色を強めています。そのため、オスプレイカードを切って地元をなだめるほか、山口知事を政権側に取り込みたい気持ちもあると思います」(佐賀県政に詳しいジャーナリスト・横田一氏)
辺野古埋め立て工事の強制着手にあたって、安倍官邸は「普天間の危険除去と変換を一日でも早く進めることが県民の思いにこたえること」(世耕官房副長官)とシレッとしたもの。だったら、危険な“未亡人製造機”を普天間に押し付ける矛盾を一日でも早く取り除くべきだ。沖縄の民意と安全より、選挙対策重視の卑しい「二枚舌」は、度し難い。
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