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2015年10月27日
菅官房長官が白昼堂々と、辺野古地区の3人の区長(集落自治会長の地位?)を相手に買収劇を繰り広げたらしい。公正公平がモットーのマスメディアは、何事でもないようにベタ記事扱いで報じている。朝日は流石に反応していたので、参考掲載する。しかし、今や、安倍官邸の御法度破りに慣らされたのか、異例というより異様と思える行為を平然と見逃すほど、日本のマスメディアはフグの毒ならぬ、権力と金と利権にドップリ浸かった姿を象徴している。正直、国内政治は、明確な反自民公明と云う野党連合が動きださない限り、コラムに取り上げてもほとんど意味をなさない。それほど、腐れ切っている。書きだしたらキリがないほど酷いのだ。それもこれも、アメリカ頼りの官僚らのなせる業、もう一歩切り込めばCIAのなせる業。中南米諸国で暗躍するエージェント達と何ら変わらないね。
名護市の区長ってのは何者か、中々判らなかった。東京で考えると、渋谷区長、世田谷区長などのイメージがあるが、所謂地方自治が円滑に稼働するために設けられた「行政区」まあ何々町と云う感じなのだが、町内会長よりは公的立場であるが、市の手足行政機関と云う性格を有している。一番理解出来るとすれば自治会長と云う立場かもしれない。自治組織の一つだが、自主的判断や行政を市から独立して行うことは、原則考えていない法的立場と思われる。しかし、此処に目をつけたのが菅官房長官と云うか、裏の仕掛け人なのだろう。この人たちを踊らせることで、名護市の意志は「基地反対一色ではない」と云う分断工作に乗り出したと見るべきだ。
この行政区長は、一応選挙が行われるので、公的性格も有するこの自治区に目をつけるとは、敵も中々なものである。曖昧なこと、書いていないこと、それは法理や常識とかに囚われず、政治闘争の中では、御法度はないと云う民主主義の欠点や条文の空白を丹念に探って、抜け道や政治利用できる道を探り続けているプロ集団が存在しているようだ。しかし、ネトウヨらの過去からの発言などを見聞きしていると、この行政区の区長発言を、公正公平の御旗のようにして喧伝していたフシがある。
この自治区は、市からの事業委託料や軍用地料の分配金などで年間約2億円近い予算を有している。2013年に名護市辺野古地区の行政区長選挙が行われ、偉く小さな規模だが、現職大城康昌氏と新人の嘉陽宗克氏が407票対407票の同数となり、くじ引きで新人の嘉陽宗克氏が新行政区長となったらしい。ちなみにこの行政区長選は46年ぶりに行われたそうである。完全に基地容認だった大城康昌氏が退き、市長が基地反対である以上、県外移設も視野に宙ぶらりんで意思表示しない方が得じゃないのか?的な嘉陽宗克氏を上手いこと動員したのだろうと思われる。損得勘定重視も自治会長の手腕と言えるので、彼自身の官邸ノコノコを咎めるわけにもいかん。しかし、此処に目をつけて、揺さぶりを掛けるなど、あまりにも姑息すぎて、怒る気にもなれない。
≪ 政権、辺野古3地区に直接振興費支出 県・市の頭越しに
安倍政権は26日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先とする同県名護市辺野古周辺の3地区の代表者を首相官邸に招き、今年度中に振興費を直接支出することを伝えた。移設計画に反対する沖縄県と名護市の頭越しに地元と直接交渉し、移設に向けた「同意」を浮き立たせる狙いがある。
この日、官邸では菅義偉官房長官ら政権幹部と、名護市辺野古、豊原(とよはら)、久志(くし)の「久辺(くべ)3区」の代表者による懇談会が開かれた。地元からは辺野古の嘉陽宗克(かようむねかつ)、豊原の宮城行雄、久志の宮里武継(たけつぐ)各区長が出席。菅氏は各区長に「3区の補助事業の実施にできるだけ協力する。具体化を図っていきたい」と伝えた。
会合では、防衛省の井上一徳沖縄防衛局長が補助事業の大枠を説明した。3区の要望した防災備蓄倉庫の整備や芝刈り機の購入などを対象に、今年度中に国から直接補助する枠組みを検討中だと表明。また来年度についても、必要な予算確保に努めることを伝えた。政府関係者によると、予算規模は今年度分で3区合わせて計3千万円前後を検討している。
適用する法律について、政権内では「防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律」が定める「基地周辺対策費」の活用が検討されている。ただ、同法の適用は自治体に対する支出が一般的であり、この日も法的な枠組みについては明らかにされなかった。
沖縄県の翁長雄志(たけし)知事は前知事による辺野古の埋め立て承認を取り消しており、名護市の稲嶺進市長も「知事を全面的に支持する」と辺野古移設に反対する姿勢は鮮明だ。そうした中で、国が地方自治体を通さず、地元と直接交渉して公金を支出する。
会合終了後、記者団から公金支出のあり方を問われると、井上局長は「地元の要望に応える形で、というのは私の記憶する限りはない」と語り、異例な手法であることを暗に認めた。
一方、地元の3区長は期待をにじませた。会合で、辺野古の嘉陽区長は「(3区からの)要望事項の一つ一つを、区民の目に見える形で進めていただければ」と注文した。
名護市では、久辺3区のある東海岸側は市街地の広がる西海岸側と比べてインフラ整備が遅れ、「東西格差」に対する不満が渦巻く。このため、十分な地域振興策を条件として辺野古への移設計画を受け入れる考え方が出ている。
ただ、自治体の頭越しに懐柔を図るやり方には反発も強い。稲嶺市長は26日、名護市内で官邸で開かれた懇談会への感想を問われ、「国が集落に対して直接補助金を出すというやり方は、普通ではない。地方自治への介入だ」と批判した。(鈴木拓也、上地一姫、吉田拓史)
《武田真一郎・成蹊大法科大学院教授(行政法)の話》
お手盛りで額を決めて交付するのであれば、補助金等適正化法の趣旨に反する疑いがある。また、自治体ではない各集落が国からの交付金を適正に管理、使用できるのかも疑問だ。お金で地域を分断するようなやり方が、沖縄県民全体の理解を得られるとは思えず、むしろ逆効果ではないか。 ≫(朝日新聞デジタル)
次の御法度破りは、面倒くさい、判決なんか「主文だけで充分。判決理由なんて不要だ」と云う東京高裁高野伸裁判長のひと言で「閉廷、皆さん出ていってください」の言葉と、法廷内暴力事件対応の訟廷係だと云う屈強な男たちに、抵抗し、判決理由が聞きたいと粘る被告人らをごぼう抜きで退廷させたそうだ。高裁の外には警察の護送車、指揮車が待機し、裁判所の中は私服刑事が溢れかえっていたと田中龍作氏がブログで報じている。この判決で、国が経産省前の脱原発テントの代表に対してテントの撤去と損害賠償請求を求めていた一審判決、テントの撤去と損害賠償3,200万円の支払いと云う判決が棄却された。次は最高裁上告だが、結果は推して知るべし、無力感も漂う。
http://tanakaryusaku.jp/
ネット上で日曜日のNHK政治討論番組に関して怒りが沸騰しているが当然だ。昨日のNHKの日曜討論は、小野寺五典(自民),細野豪志(民主),石田祝稔(公明),井坂信彦(維新),小池晃(共産),片山虎之助(大阪維新の会),吉川元(社民),和田政宗(次世代の党)の8議員が呼ばれた。なぜ片山虎之助が呼ばれたのか、まだ公党でもない結成予定政党がお化けのように出てきているのは、NHKの恣意があると断じても良いし大阪府知事選、市長選絡みのこの時期に、いかにも「大阪維新の会」は公認されると云う前提で公党扱いした点は不偏不党とは真逆な行為だろう。それも安倍のお友達籾井会長の顔色を見ての差配だろうから、手に負えない。何をやっても、何を言っても怖くない時勢になりつつある。官邸よりでさえあればだが……。
まあ、おおさか維新が官邸とツーカーなわけだから、目を瞑るとしても、「次世代」を出すなら「生活」を出すのは絶対的配慮だが、そういう配慮も面倒くさくなっているようだ。もう正体がばれた枯れ尾花、やりたいようにやっちまえの心境だろう。それもこれも、自民公明にとって、共産党の「国民連合政府」提案が余程堪えている趣を見せていた。そりゃあ宮城県知事選で共産党大躍進の噂が流れていたので、特に公明とが焦りを見せていたようだ。共産党が伸びると、公明党の集票マシンの歯車が幾つか欠損するのが判っているからだが、政権与党としてみっともない。
公明党に“みっともない”という観念はないだろうが。河北新報、しんぶん赤旗と続けて掲載しておく。もう少し時間はかかるが、「国民連合政府」の流れは、永田町を震撼させる秘めたパワーがあるのかもしれない。筆者の自民党支持の友人二人と話をしていたが、この二人、流石に安倍たちの自民党は、あまりにも拙いよ。だからって、民主党はもっと駄目だろう。今さら生活ってのも癪だしね。結局、共産党に、一定の力を与えて、自民党の暴走を牽制して、もう少し民主主義の礼儀を守る政治をして貰わんと、恥ずかしすぎるだろう、そんなことを言い出していた。現実に、その流れは、僅かづつだが流れ出している。
≪ <宮城県議選>反安保 共産が躍進
「宮城秋の陣」でも共産旋風が吹き荒れた。25日投開票の宮城県議選は8月の仙台市議選に続き、安全保障関連法の廃止を前面に出した共産党が2011年の前回を大幅に上回る議席を得て躍進した。自民党は守勢を強いられ、落選の憂き目に遭う現職も出た。
わずか31票差に泣いた4年前の涙を、当選に輝く満面の笑みに変えた。
4人が定数3を争った若林選挙区は、福島一恵さん(54)が共産として選挙区初の議席を獲得した。福島さんは「安倍暴走政治を止めたいという民意の表れだ」と勝利を宣言し、事務所で喜びを爆発させた。
仙台市議5期を経て、東日本大震災後の前回県議選(2011年)に臨んだが惜敗した。復興の力になりたいと落選をばねに沿岸部を奔走し、地道に支持を広げ た。福島さんは「村井県政は中央ばかりを見ており、地元に冷たい。被災者そっちのけの県政を変える」と決意をみなぎらせた。 宮城野選挙区(定数4)では、共産新人の大内真理さん(37)が党悲願の初議席をつかんだ。テレビが当確の速報を伝えると、事務所には抱き合う支持者らの歓声が響き渡った。
6歳になる長男の母親として子育て真っ最中。安保法に不安を募らせる県民の声に耳を傾けながら、脱原発を訴えるデモに毎週参加するなどし、市民運動家としてマイクを握り続けた。
大内さんはガッツポーズを何度も決め、「子どもたちが未来に希望を持てる県政をつくる」と誓った。 大崎選挙区(4)も新人内藤隆司さん(57)が初当選を飾った。県議選は3度目の挑戦。安保法反対、環太平洋連携協定(TPP)反対などの訴えに元宮城県鹿島台町長、元県農協中央会長らが共鳴するなど、支援の渦は急速に拡大した。
内藤さんは「党派を超えて力が結集した。安倍政権への怒りが当選へと押し上げてくれた」と追い風の手応えをかみしめた。
共産が大躍進に沸く中、自民の候補者は軒並み苦戦を強いられた。石巻・牡鹿(5)では、党県連総務会長の現職池田憲彦さん(62)が落選。石巻市の事務所で「精いっぱい戦ったが駄目だった。申し訳ない」と支持者に頭を下げた。
政権与党や村井嘉浩知事とのパイプを強調し、「復興予算を持ってこられるのは自分しかいない」と訴えたが、浸透しなかった。池田さんは「私の力不足」と語り、肩を落とした。
◇ ◇ ◇
宮城県議選は25日、投票が行われ、即日開票の結果、無投票当選の11人を含む新県議59人が決まった。自民は27人で、前回(2011年)から1減らし たものの、最大勢力を維持する。村井嘉浩知事の県政与党を掲げる公明と合わせて過半数を確保した。共産は議席を倍増させた。
自民以外の政党別内訳は民主が5人。維新1人、公明4人、共産8人、社民1人が決まった。無所属は13人。
投票率は40.03%で、過去最低だった前回の41.69%を下回った。 ≫(河北新報)
≪「国民連合政府」は脅威? NHK「討論」 公明が共産党攻撃繰り返す
日本共産党の志位和夫委員長の「国民連合政府」の提案への世論の関心の高まりによほど脅威を感じたのか。25日のNHK「日曜討論」で公明党の石田祝稔(のりとし)政調会長が異常な共産党攻撃を繰り返しました。
番組の終わり近く、「国民連合政府」の提案での「野党連携の可能性」を司会者から聞かれた日本共産党の小池晃政策委員長は「いま、意見の違いは脇 において、安倍政権を倒すために野党は力を合わせるべきだと思っています。そのために選挙の協力もしようではないかと訴えたい。それが国民の今の声に応える野党の責任です」と語りました。
すると、番組終了間際、石田氏が「ちょっと一言、私も」と声を上げ、「50年も60年も自衛隊は違憲だとか、日米安保廃棄と言っていたのを、それを脇において選挙で一緒にやりましょうというのはおかしい」とまくしたてました。
小池氏は直ちに、「これだけ立憲主義、憲法を守らない(安倍)政権を倒すためには、緊急課題で団結するのが政党の責任だ」と反論しました。
小池氏の発言中も石田氏が「いやいやそれはおかしい」と声を上げ続けたため、小池氏は「(自民党と野合する)公明党にそんなことを言われる筋合いはない。意見の違いは脇に置いて選挙協力もしようと訴えたい。それが国民の声に応える責任だ」と強調しました。
意見の違いを脇に置いた野党協力を攻撃する前に、「平和の党」を看板にしながら自民党とともに戦争法を推進する自らの無責任さには思い至らない石田氏の滑稽さが浮き彫りになった場面でした。 ≫(しんぶん赤旗)
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