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辛坊治郎氏が朝日新聞社説「安保と議事録 歴史検証に堪えられぬ」を「暴力で採決潰すことを肯定」と批判。
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/254852256f5d9447fde2df8f3aa4f3fc
2015年10月26日 Everyone says I love you !
例の辛坊治郎氏(読売テレビキャスター)が報知新聞で、朝日新聞の『(社説)安保と議事録 歴史検証に堪えられぬ』について
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12019707.html?rm=150
・
「暴力で採決を潰す…某紙の社説に慄然」
http://news.livedoor.com/article/detail/10749748/
・
と痛烈に批判しています。
朝日新聞だと丸わかりなのに、某紙という腰砕けな書き方が不思議なのですが。
自分の言説に自信があるならもっと堂々としたらいいと思います。
さて、批判の対象となった朝日新聞の社説は、2015年9月17日の参院安保特別委での強行採決についての議事録のことを取り上げています。
あの採決時の混乱状態の中、特別委員会の議事録は採決直後の速記録では
「発言する者多く、議場騒然、聴取不能」
となっていました。
しかし、このほど参院のホームページで公開された議事録には、与党の要求により
「質疑を終局した後、いずれも可決すべきものと決定した」
「なお、両案について附帯(ふたい)決議を行った」
などの文言が追加されたという問題です。
参院安保特別委での強行採決、委員長が何を言ったか「聴取不能」なのに、与党が可決したと議事録に追加。
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/c438f0709361297d6eb2cfd2e834a17a
・
当時、私はこのことについて、
『委員長が何を言っているか聴取不能で、委員長が可決したとも言っていないのに、あとから与党が
「可決すべきものと決定した」
と書き加えたら、あの当時にさかのぼって可決したことになる、だなんて、こんなやり方許されるわけがありません。
これなら、委員会なんか開かないで、議事録だけどんどん可決した、成立したって書けばいいことになってしまいます。
安保法制=戦争法、中身も手続きもめちゃくちゃです。』
と書きました。
朝日新聞はこれに対して、
『議事録をあつかう最終権限は委員長にある。だとしても、このようなやり方が通用するなら、「なかったこと」を、事後的に「あったこと」にできることにならないか。
議事録は国会審議の公式記録だ。それなのに、この議事録を読んでも可決が「賛成多数」か「全会一致」か、付帯決議はどの会派が提出したのか、どのような内容なのかもわからない。
戦後日本の一大転換となる一幕が、歴史的検証の素材たり得ない。後の世代に対する責任放棄と言われても仕方がない。議事録はいったん白紙に戻し、記録の内容について与野党で協議し直すべきだ。』
としました。さすが、私より格調高い(笑)。
つまり、両者とも、議事録は事実をあるがままに記載しないと意味がないと主張しているわけです。
これで、5つもの議案が採決にかけられ、「可決」しただなんて言えますか?
ところが、辛坊氏は、この主張に対して
『はっきり言って、この主張はムチャクチャです。
こんなことを言いだしたら、どんな会議でも、いざ議決という段になって少数の反対派が大声を上げて議長の声を聞けなくしたら、あらゆる議案を潰すことができてしまいます。』
と批判し、
『法案に反対だからと言って、「議論が平行線をたどった時には最後は多数決で結論を出す」というプロセスを否定していたら、民主主義は成立しません。
採決を暴力で潰すことを肯定するかのような主張を堂々とする某新聞は、いったいこの国をどこに連れて行こうとしてるんでしょうか?』
と結論付けています。
朝日新聞の社説は、議事録は事実通りに書くべきで、なかったことを付け加えてはならないという当たり前のことを主張しているだけなのに、どうして暴力を肯定していることになるのでしょうか。
まさに曲解と言うべきで、辛坊氏こそ、読者や視聴者をどこに連れて行こうとしているのかと思ってしまいます。
辛坊治郎氏のデマ。都構想の敗因はシルバーデモクラシーではない。現役世代が白け投票しなかったこと。
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/77731ae076d54d13f5a97d36309218c1
・
辛坊氏は
「あの時の与野党の議席差、党議拘束によって議員の投票行動が規定される慣習などから、議案の可決は疑いようがなく、その点で委員長の権限で書き加えられた文言は、客観的に見て、参院特別委員会室で起きたことに合致しています。」
と書いています。
確かに、法案に賛成する議員数と反対する議員数を見れば、ある意味、
「議案の可決は疑いようがない」
状態でした。
しかし、そのことと、
「議案が実際に可決された」
こととは全く違います。
「委員長の権限で書き加えられた文言は、客観的に見て、参院特別委員会室で起きたことに合致しています。」
というのは、まるで事実に反します。
辛坊氏が、テレビや新聞でいつもこのような姿勢で「事実」を「報道」しているのだとしたら、その方がよほど
「慄然」
とします。
個人には自己の責任が取れないから社会があり、国がある。ね、辛坊さん。
この人は、ジャーナリストでない何か、な気がする。
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<辛坊持論>暴力で採決を潰す…某紙の社説に慄然(スポーツ報知)←ペテン師キャスターに他人を批判する資格なし。
http://www.asyura2.com/15/senkyo195/msg/468.html
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