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【こんな時代を生き抜くには?】「政府による文系つぶし」と「孫正義の未来予測」から学ぶ
http://xn--nyqy26a13k.jp/archives/7891
2015/10/23 健康になるためのブログ
http://iwj.co.jp/info/whatsnew/guide/22903
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全国の国立大学で、人文社会系学部が存続の危機に立たされています。
10月20日、文部科学省の国立大学法人評価委員会で、全国86の国立大学の新たな中期目標・計画の素案が示されました。そのなかで、2016年度以降に学部組織の見直しを計画しているのは43校で、そのうち33校が、人文社会系学部・大学院の見直しを計画していることが分かりました。
人文社会科学系と教員養成系の学部に関しては、文科省が6月の通知で「廃止や転換」を求めていました。政府による「文系つぶし」が広がっていることが見てとれます。
現在の安倍政権は、「グローバル化」の名のもとに、授業を英語で行うなど実学を重視し、大学を「職業訓練校」化しようとしています。一見、実学と関係のない「古典の精読」などといった授業はもはや必要ない、というわけです。
私は、大学では日本近現代文学を専攻しました。大学在学時は、教官や先輩から、とにかく大量の本を読むようアドバイスを受け、文学作品を中心に、思想、哲学、美術、映画などの関連書籍をたくさん読みました。ゼミも、文学テキストの構造を、海外の理論などを参照しながら解釈する、というもので、とにかく在学中は大半の時間を活字と向き合って過ごしました。
政治学にしろ、経済学にしろ、歴史学にしろ、文学にしろ、まず、自国の言葉で読み書きをし、自分の頭で腰を落ち着けてしっかりと物事を考えぬく思考力を鍛えることが必要なのではないでしょうか。そうすることで、その国の社会の「厚み」のようなものが生まれてくると、私は考えています。
しかし、TOEICのスコアや各種資格を取ることにのみ執心するような実学に偏重した教育は、社会からそうした「厚み」を奪い、やせ細らせていきます。自分の国の政治や経済、歴史、文学を、自分の国の言葉で語ることができない社会が、はたして世界に誇れるものでしょうか?
先日、ある大学に就職したゼミの先輩から聞いたのですが、日本近代文学の学会では、研究成果を発表する若手研究者が、海外からの留学生ばかりになってしまっているそうです。日本における学問の空洞化は、既に始まっています。安倍政権による実学偏重の方針は、こうした空洞化をさらに推し進めるものです。
こうした安倍政権の「愚民化」政策に対し、大学人として毅然と反対を唱えているのが、京都大学総長の山極寿一氏です。ゴリラの研究で世界的権威である山極氏は、日本経済新聞のインタビューの中で、「京大生よ日本語で考えよ」と語っています。
「学生には春、夏の休暇中にどんどん海外に短期留学させ、国際感覚を身につけさせたい。だが、英会話の習得が大学4年間の目標で終わってしまうようでは駄目だ。英語は習熟する必要はあるが、たかが言葉だ。ツールの一つでしかない。
重要なのは大学4年間で考える力をしっかり身につけることだ。それには日本語で考えるのが一番だ。日本の大学はこれまで高度な高等教育をし、海外のあらゆる研究成果を日本語に訳し、自国語で研究・教育を高める学術を確立した。だからノーベル賞も相次いでいる。英語で考えることをやっても教養や思考力はさして深まらない」
孫正義「シンギュラリティ(技術的特異点)。どれほどの意味を我々の未来にもたらすのか。最も知的な生物が人類。コンピュータのAIが人間の知能を超える日を意味する。コンピュータの知的能力が人類を超える日が少なくとも30年以内にやってくる」 pic.twitter.com/6JHrZIxKHT
— 名もなき投資家 ♥ (@value_investors) 2015, 10月 22
孫正義「アインシュタインやダ・ヴィンチはIQ200くらいあった。200もあれば天才と言われていた。コンピュータの知能は30年後にいくら位になっているか。私が計算したら1万くらいになった。」
ヤバス(ー ー;) pic.twitter.com/ONLU6hxqjw
— 名もなき投資家 ♥ (@value_investors) 2015, 10月 22
孫正義「IQが1万くらいのものがこの地球上に産まれる。人間の脳の働きもトランジスタも2進法で、ロジックとして同じ。この数が人間の脳を物理的に超えるのは、20数年前に計算したら2018年になった。4〜5年前に検証したが同じ。」 pic.twitter.com/KP2xI1vb2I
— 名もなき投資家 ♥ (@value_investors) 2015, 10月 22
孫正義「今地球上には70億人いるが、30年後には100億人くらいになる。ロボットの数は30年後に人類の数を越えていく。」 pic.twitter.com/RAN1lVFuSi
— 名もなき投資家 ♥ (@value_investors) 2015, 10月 22
孫正義「私の最大の問題は、私の後継者を選ぶことだった。ついに見つけた。ニケシュアローラ。」 pic.twitter.com/vZpq7PUkZd
— 名もなき投資家 ♥ (@value_investors) 2015, 10月 22
「ロボットに仕事が奪われる」なんていうレベルは可愛いもので、2045年(技術的特異点の年と言われる)よりもっと早い段階でかなりの職業がロボットに置き換わるだろうし、その時点まではロボットを所有してる人に富が集まるだろうけど、技術的特異点後は、富裕層も笑っていられないと思ふ。
— 名もなき投資家 ♥ (@value_investors) 2015, 10月 22
政府の文系つぶし案、それにあっという間に追随する大学、最低&最低ですね〜。
今後は就職して役に立たない科目・技能は大学教育から、そしてゆくゆくは教育界全体から抹殺されてしまうのでしょうか。
んでもって、仕事は全部機械にやらせて機械のメンテナンスができる人間だけを増やしていくという計画なんですよね。
確かに労働は機械中心になっていくのは間違いないです。ただ、そうなると多くの人が今やっている仕事と言うのはなくなってしまいます。しかも、孫さんの予測によるとその未来はけっこう近そうな感じです。
そいで、そういった機械のメンテナンスをやる人になるのもいいのですが(メンテナンスも機械化されそうですが)、こういった流れだからこそ、あえての逆張りで文系を極めていくというのはアリかと思います。
世の中が機械化されればされるほど、「逆に」ある一定の割合で「人が作った物」「ひと肌恋しさ」が強く求められるようになると予測できるからです。これはもう実感として多くの人が持っていると思います。
人間社会はらせん状に発展していくと言われていますし、どちらかに偏れば必ず揺り戻しが来ます。
ということで、会社に就職するために理系的な技能を身につけるのも良いですが、それだけではなく文系も極めておくと意外と有利なんじゃないかと思います。みんながやってないからこそ「価値」が出てくるわけです。そして、独立できる力を身につけておくことが必須になるのは言うまでもありません。正社員なんかは今後はなくなっていくでしょうから。
要するに、今後は超実力社会・超弱肉強食社会になるので、死ぬ気で勉強していかなければあっさり死ぬと予測できるということです。
特に子育てをなさっている方なんかは、意識して欲しいことです。これからは、ただただ子供を塾に行かせていてはマズイ時代です。これまでの世界とは全く違った世界になるわけですから、これまでの常識(いい大学に入って〜みたいな)が通用すると思っている人たちに預けていては、今後の社会では通用しない人間にしかなりえません。トンビは鷹を産めないのです。
と、僕は思ってますので参考にしていただければ幸いです。
追伸:まあ、文系的な仕事もあっという間に機械にのっとられてしまうかも知れませんが、たぶん理系的な仕事よりは遅いんじゃないかと思います^_^;
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