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2015年10月23日 「ジャーナリスト同盟」通信
<大量の核物質保有が国連で問題化>
極右内閣の誕生以来、隣国などから日本の恥部・覇道が表面化、国際社会での評価を大きく落としている。大量の核物質保有もその一つである。国連総会第一委員会での「大量破壊兵器に関する討論」で、中国の傳聰大使が鋭く追及、安保理常任理事国入りに必死の安倍に冷水を浴びせた。731部隊関連の恥部も指摘され、日本の国連活動に打撃を与えている。
<核兵器開発への深刻な懸念>
大量の核物質の保有は、日本の専門家にとって常識に属する。新聞テレビが封じ込んでいるにすぎない。
54基の原発から、日々蓄積されてきたわけだから、その保有量はおおよそ判明する。しかも、3・11への反省もなく、再稼働を本格化させているわけだから、核アレルギーの日本人の不安をかきたてている。
中国の国連大使の「日本は核兵器開発に乗り出す恐れがある」と強く指摘したが、これは日本国民の不安でもある。戦争放棄の憲法下、集団的自衛権の行使容認による戦争法の強行も、深刻な懸念を呼んで当然だろう。
<歴史の隠ぺいも指摘される>
その発言の2日後には「日本は戦後70年たっても、歴史の隠ぺい・言い逃れにこだわっている」(アメリカ時間10月22日)とも強く非難を浴びせた。
韓国とは、従軍慰安婦問題で安倍の対応に、延々と怒りの抗議がなされている。女性に対する性奴隷問題を真摯に反省しない日本政府を、韓国大統領は国連の場でも激しく非難・追及しているが、中国もこの問題に真正面から取り上げる姿勢を見せている。
歴史の隠ぺい・言い逃れの日本評価は定着している。ワシントンのオバマ政権も打つ手なしだ。しかも、これらが戦後70年の節目の年に表面化していることに、各国とも眉をひそめているのが実情である。
安倍の期待とは裏腹に、国連常任理事国入りは、ますます遠のいている。
<731部隊と化学・細菌の兵器使用も暴露>
日中戦争下、日本軍の化学兵器や細菌兵器の組織的生体実験などの研究と、それを日本軍が大陸各地において、無数に使用した事実も、中国の国連大使は今回暴いてみせた。
過去に「南京大虐殺は幻」とわめいた石原慎太郎など極右の面々がいたが、今回の、以上の事柄もまた、いずれも国際常識である。反論できない。たとえ反論しても、だれも納得できない。
安倍内閣がわめけばわめくほど、より具体的な証拠を突き付けられることになる。いうところの藪蛇に相当する。
国民を裏切る・アジア諸国民を蔑視すればするほど、自縄自縛に陥る安倍内閣といっていい。喧嘩して勝てるものではない。
<中国封じ込め政策への反撃>
ワシントンの戦争屋・産軍複合体との連携でもって、中国を封じ込めようと必死の安倍・自公内閣に大義はない。イギリスとは真逆の安保外交政策である。
かつて中国に太いパイプのあった公明党は、以前の公明党ではない。戦争党に変身して、中国に衝撃を与えている。「来る者は拒まず」の北京であるが、来れば信用している証拠、というわけでは全くない。
公明党不信は創価学会不信でもある。この事実は消えない。安倍・自公による中国封じ込めに、大義などあろうはずがない。国連という舞台で、韓国も中国も、時にはロシアも、安倍・自公内閣に攻勢をかけている。
軍縮・国際安全保障を討論する第一委員会で、手厳しくつるし上げを食う日本政府も、もとをただせば自業自得といっていい。日本の新聞テレビを駆使して中国批判をしても、国際社会では通用しない。
<安倍・自公内閣の外交では国際社会で孤立>
ドイツとフランスの例を引き合いに出すまでもなく、日本右翼の外交はお粗末きわまりない。ワシントンの庇護も制約を受けている。抗日戦の中国を支援したアメリカである。
日本軍の蛮行をよく承知しているワシントンである。安倍の言い分を擁護する考えも、その力もない。かくして、この3年近くの間に日本の国際的評価は、靖国問題一つとっても激しく落下している。
孤立化する日本の坂道を転げ落ちるだけである。戦後70年の日本・極右内閣は、存在意義を失っている。
2015年10月23日記(国際問題評論家・日本記者クラブ会員)
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