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アベノミクス新3本の矢「2020年にGDP600兆円」は、GDPの算出基準を変えるという裏ワザだったw
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/a0d243d658bcf95d4fb5f3bc2b947301
2015年10月20日 Everyone says I love you !
安倍首相は2015年9月24日、自民党総裁に再選された際に行った記者会見で、
「アベノミクスは第2ステージに移る」
と宣言し、経済最優先で政権運営に当たる決意を示しました。
安倍首相は「1億総活躍社会」を目指すとして、強い経済、子育て支援、社会保障をアベノミクスの「新3本の矢」に位置づけました。
そして、その新「第1の矢」では、国内総生産(GDP名目)を600兆円にするとの目標を打ち出しました。
首相は達成の時期についてこの時は言及しなかったが、2020年ごろまでの達成を念頭にした目標だということです。
ええとですね(笑うしかない)。
2014年度の名目GDPは約491兆円でして、600兆円の達成にはそこから約22%の成長が必要となります。
ということは、年3%以上の経済成長が必要になりますが、過去20年間、日本は一回も名目3%の経済成長をしたことがありません。
なので、海外の経済誌の見方は厳しく、エコノミスト誌は、
「この目標は疑いの目をもって迎えられた」
「安倍首相は達成方法について詳細をほとんど語らなかったので驚くことではない」
としています。
フィナンシャル・タイムズ紙は、特に中国の景気減速という逆風を考慮すると、
「600兆円の目標設定を自己欺瞞(ぎまん)すれすれの自信過剰と感じる人もいるかもしれない」
「安倍首相の大胆な公約は、経済に集中するという首相の決意だけでなく、首相の約束は実際の経済よりもインフレのスピードが速いという傾向も際立たせた」
と書きました。
日本と違って、海外のマスメディアの目はシビアです。
いきなり来年から角度が上がるなんてありえます?
安倍首相がなぜにこの時期にGDPの上昇を言いだしたかというと、国連は1993年に定めたGDP算定基準を2008年に見直し、日本は来年2016年に新基準を適用するからなんだそうです。
日本のGDPに大きな影響を与えるのは研究開発費の算入で、旧基準で研究開発費は付加価値を生まない「経費」として扱い、GDPの計算の際は除外してきたのですが、新基準ではこれをGDPに参入します。
内閣府によれば、研究開発費をGDPに計上すると、日本の名目GDPは3.1〜3.4%押し上げられる見通しで、その額は20兆円にもなるというのです。
でもですね。
研究費をGDPに加える効果は1回限りですから。
今、500兆円もないGDPを600兆円にするには、やはり、毎年3%以上の経済成長が必要で、こんなの絶対無理です。
でも、来年はGDPがドンと20兆円膨らみます。
ですから、安倍首相が狙っているのは!
来年の参議院選挙のときに、計算方法が変わっただけなのに
「GDPがめちゃめちゃ増えました!」
って、報告して選挙に勝つけど、2020年まで総理をやれるとはさすがに思っていないということではないかと。。。(それにはホッとしますが)。
このことを来年まで覚えておいて、このGDPマジック、トリックに騙されないようにいたしましょう。
ちゅうか、マスコミは、まず旧3本の矢が的を射たのか追及すべし!
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