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2015年10月20日 「ジャーナリスト同盟」通信
<久しぶりの福島訪問だったが>
安倍首相が久しぶり福島の放射能汚染地区に入った。ご苦労様、と感謝したい気持ちである。だが、少し立ち止まって考えなくても「はてな」が先に立つ。本来であれば、生き物が暮らせない場所であろう。そこへと「除染済み・安全」と宣伝しても若者や子供を押し込むのは、非情な政策ではないだろうか。安全というのであれば、疲れ切った首相だから、臨時の官邸をここ福島に移して、ゆっくりと静養をしてはどうか。それならば、本当に国民も感謝するに違いないのだが。
<崩壊原発現場は回避する心臓>
この3年近くの間に首相が、崩壊した福島原発に、ほんのわずかな時間だが、立ち止まったのは1度である。これはどういうことか。安全を吹聴する日本のリーダーとして、責任を放棄しているに等しい。
放射能の恐怖を、本人が膚で感じているからではないだろうか。彼の故郷は広島とは近い。原爆の恐怖をわかっているはずだ。被爆すると、軽くても、皮膚がミミズのように垂れ下がる。
放射能恐怖ゆえに現場に立とうとはしない。もう3・11から4年もたっているというのに、である。
<放射能封じ込めは大嘘>
2020年の東京五輪まで5年を切ってしまった。彼は大嘘をついて五輪を手にした。「福島放射能汚染はブロック・コントロールされている」と豪語して勝ち取ったものである。これは世界公約である。
どんな手を使ったのか。背後の秘密工作が気になってしまう。嘘をつく、他人をだまして、目的を達成する、極右の本領を見せつけた一番である。これを真正面から批判できない新聞テレビの責任は、はるかに重い。
<憲法が鳴いている新聞の報道責任>
10月20日付の朝日新聞は、中国のリベラリスト経済学者とのインタビューを載せていた。勇気ある発言の紹介はいいのだが、朝日の元読者からすると、それは天に唾するものである。民意を堂々と社論として紙面に載せる勇気を強く求めたい。
ところで、ネット新聞に紹介された、プロが分析した新聞の実売部数は、朝日408万、読売548万、毎日193万、日経164万、産経96万である。新聞人ならだれもがうなずける数字だ。
真実を伝えない新聞、政府の嘘を垂れ流す新聞に明日はない、という結果である。テレビは安倍チャンネル、新聞が安倍新聞では、日本国憲法が鳴いてしまう。財閥に屈して、また戦争でいいわけがない。改めて猛省を促したい。
<米原子力空母ではしゃぐ心臓?>
首相は前日、観艦式で戦後日本初の準空母である「いずも」から、ヘリコプターに乗って、米原子力空母「ロナルド・レーガン」に乗艦、子供のようにはしゃいでいる姿がテレビによって報道された。
空母を走らせて他国を威圧させる、ワシントンの覇権主義を評価する人類は少ない。軽蔑して、眉をひそめるだけである。巨艦ほどミサイル・魚雷・爆撃に弱い。戦艦大和を引き合いに出す必要もないだろう。
攻撃で原子炉が破損すると、5000人の兵士は被爆して死ぬことになろう。上空からの数発、数十発のミサイル攻撃に対抗できる艦艇などない。イージス艦の護衛も無力であろう。
<幻想を抱き続ける心臓>
そもそも戦争などできない日本とアメリカである。原発が54基の日本、99基のアメリカは、そこへとミサイル攻撃されたら太刀打ちできない。アメリカは、ミサイルを持たない小さな国を攻撃できても、戦争に勝利することはできない。ミサイル国のロシアや中国との戦争などできない。
そもそも、福島の現地に入ろうとしない心臓である。廃炉どころか、日々の放出放射能垂れ流しの福島原発に対応不能である。原発がなくても、人間は生きることが出来る。電気を起こすことが出来る。
山のように蓄積された使用済み核燃料の処理に、数百年以上もかかる。第一保管場所もない。それとも、すべてを核兵器にするつもりなのか。恐ろしい日本に突っ走る心臓なのであろうか。
<戦争党から平和党へ舵を切れ>
テロは、アメリカの戦争が招き寄せたものである。アメリカがテロの生産国ではないか。日本も、というのであろうか。原子力空母に乗ってはしゃぐ日本のリーダーを担ぐ、財閥・日本会議・創価学会には反吐が出る。
戦争党から平和党へと舵を切る日本でなければ、日本の前途は本当に危うい。
2015年10月20日記(国際問題評論家・日本記者クラブ会員)
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