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2015年10月18日 「ジャーナリスト同盟」通信
<靖国・伊勢神宮参拝違憲訴訟を!>
日刊ゲンダイの報道によると、保守的とみられがちな法曹界が、安倍打倒と戦争法廃止に向けた運動を開始した。これはすばらしいことだ。戦争法賛成議員のカネを全てあぶりだして、落選させるという国民運動である。日本政治における初めての運動として評価されよう。同時に、靖国・伊勢神宮参拝違憲訴訟を起こすことにも目を向けてもらいたい。公的機関の特定宗教へのテコ入れは、憲法に違反するばかりではなく、戦争法強行の震源地だからでもある。
<国家神道復活を許すな>
極右の震源地は、東京新聞などの報道で、カルト教団の民間秘密組織の日本会議であることが判明して久しい。彼らのルーツは、過去における時代錯誤の「靖国の国家護持」運動に行き着く。すなわち、戦前の国家神道復活工作にある。
これに危機感を抱く野党が、目下決起している永田町である。国政選挙で野党統一候補を擁立する潮流を作り出している。民主党内の日本会議と松下政経塾メンバーを排除できれば、次回の選挙で与野党逆転が100%可能である。たとえ創価学会が釈迦力になっても、自公の過半数維持は無理だ。むろん、3分の2議席確保は不可能である。
野党統一候補の行く方が、目下の注目される日本政治の焦点である。実現すれば、極右・日本会議の野望を打ち砕くことが出来るだろう。平和国民の勝利を約束する。岡田・民主党のかじ取りにかかっている部分が大きい。自公両党のように、財閥・日本会議に引きずり込まれると、同党は解体する運命になるかもしれない。
平和を愛する日本国民は、戦前の国家神道復活を許してはならない。そのためにも靖国・伊勢参拝違憲訴訟を起こすべきだ。法曹界への期待・民意である。
<国の特権享受NO>
憲法20条は「いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない」と規定している。
戦前の国家神道の代表格の靖国神社も伊勢神宮も、一つの宗教法人にすぎない。首相など公的機関や人物の靖国・伊勢参拝を要求することは、20条違反である。日本会議を操っての参拝強要もNOである。特権享受は許されない。
国家神道の下で強行された侵略戦争であったことを想起すれば、この政教分離規定は、特別に厳密に守られなければならない。どうしても、と強弁したいのであれば、非宗教的な施設にするほか方法はない。この点で、これを推進しようとした福田康夫の立場は、安倍や小泉とは正反対で正しい。福田は日本会議の圧力に屈しなかったことになる。
<公人の宗教活動NO>
20条はまた「国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない」として、国など公的な機関の宗教活動を禁止している。
公人の特定宗教である伊勢神宮や靖国神社への参拝は、当然のことながら許されない。先ごろ伊勢参拝をした安倍は、10月17日から始まった靖国の秋季例大祭にも、参拝に相当する祭具の真榊(まさかき)を奉納した。中国のテレビは、同日夕刻の国際ニュースで報道して批判した。
18日は安倍側近の、伊勢を地元とする高市という女性大臣が、いつもながら、公然と靖国参拝するという。法務大臣の岩城光英も。安倍の代理人の立場でもあろう。
戦争神社への奉納・参拝は、20条違反である。法曹界の勇気ある決断に期待したい。
<靖国・伊勢派も落選運動の標的>
そもそも戦争法実現に向けての母体は、靖国・伊勢派である。神社・国家神道派という不気味な極右グループである。
改憲軍拡派でもある。強権・強国派だ。平和憲法に憎しみを抱いてきた輩としても知られる。この危険な勢力と財閥が提携したことで、言論の自由も封じ込められてしまった現在の日本だ。
財閥に抵抗できない新聞テレビにも困ったものであるが、政治に無知な国民は知らず知らずに世論操作の罠にはまって、民族主義へと仲間入りさせられてしまうだろう。
<法曹界の決起を喜ぶ>
風雲急を告げる永田町である。法曹界が戦争法賛成の自公議員の政治資金を徹底して洗うというのである。画期的な運動である。改めて評価したい。
法曹人による戦争屋議員の洗い出しと、神社参拝違憲訴訟の提起によって、憲法違反の流れを阻止しなければならない。主権者の義務である。戦場で銃を持つ、持たされる国民ほど悲劇なことはない。
9条は宝である。なぜならば戦争は犯罪だからである。
2015年10月18日記(国際政治問題評論家・日本記者クラブ会員)
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