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農家は「NO」(C)日刊ゲンダイ
肉が安くなり魚食は減少…TPP発効したら子供の脳にも影響か
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/166723
2015年10月18日 日刊ゲンダイ
参加各国の手続きがスンナリ進めばの話だが、来年にも発効するTPP。農水省は15日から各地で分野別の説明会をスタートさせたが、同日都内で開かれたJAグループ全国大会では安倍首相のあいさつにヤジが飛ぶなど、農家の不満が爆発している。
それも当然で、例えば牛肉だ。
安倍政権が「聖域」と位置付けていた農業重要5項目のひとつで、関税の撤廃こそ回避されたが、フタを開けてみれば現行38.5%が当初27.5%に。10年目に20%、16年目以降は9%と大幅削減される。スーパーで100グラム200円で売られている米国産牛肉が、TPP発効で184円、16年目以降は157円に値下がる計算だ。
「国内の畜産農家はむろんですが、漁業関係者も戦々恐々です。10円でも節約したい庶民が、安い牛肉に飛びつくのは容易に想像がつくし、牛丼の値下げ合戦だって過熱するはず。そのせいで、日本人の“魚離れ”がさらに進む恐れがあるからです」(経済ジャーナリスト・岩波拓哉氏)
これはデータにもはっきり表れていて、厚労省の調査によると、日本人の1日当たりの魚介類の摂取量は73グラム(13年)と10年間で2割減。逆に肉類は90グラムと2割増だ。
「魚は肉より調理が大変とか割高など理由はさまざまですが、いずれにせよTPPで魚離れの傾向は強まるでしょう」(岩波拓哉氏)
食卓から魚が遠ざかれば当然、大人も子どもも魚の脂に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)の摂取量が減る。
「DHAは認知症の予防に効果的といわれるように、肉の脂より魚の脂の方が“脳にいい”ことは確かです」(脳神経内科が専門の医学博士・米山公啓氏)
最近は、DHAが子どもの脳の発育に重要な役割を果たすことも分かっており、知能指数が上昇するなんて報告もある。実際、英オックスフォード大の研究によると、DHAを1日600ミリグラム摂取した健康な7〜9歳の児童は、摂取しなかった児童に比べて読解力が向上した。多動性、つまり落ち着きのなさも改善されたという。
裏を返せば、魚離れの加速で読解力の低い、情緒不安定な子どもがますます増えるリスクがあるというわけだ。TPPのせいで「学級崩壊」まで進みかねない。
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