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マイナンバー汚職 “スルー”したキャリア上司ら出世していた
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/166548
2015年10月17日 日刊ゲンダイ
中安一幸容疑者(ハミングヘッズ社提供
マイナンバー汚職事件で不思議なのは、逮捕された厚労省情報政策担当参事官室室長補佐、中安一幸容疑者(45)のやりたい放題を、なぜキャリア組の上司が“スルー”していたのか、だ。
中安容疑者にせっせとワイロを渡していたITコンサル会社「日本システムサイエンス」(東京都千代田区)が09年以降に、厚労省から受注した業務は6件。その発注元は、いずれも中安容疑者が当時所属していた部署だった。まさにズブズブの関係だ。
「厚労省がマイナンバー関連で業務を発注しているほかの企業は、日立やNTT、野村総研といった大手ばかり。そんな中に資本金3000万円、従業員15人のサイエンス社が加わっていたら、普通なら“違和感”を覚えるはずです。サイエンス社が受注した6件については、4人の“キャリア上司”が契約担当の最終責任者として関わっていますが、『癒着があるのでは』と疑わなかったのでしょうか……」(捜査事情通)
少なくともスルーした上司の責任は問われてしかるべき、そもそも能力にも疑問符が、と思いきや、4人はちゃっかり出世の道を歩んでいた。
4人はそれぞれ厚労省の保険局長、年金局長、審議官などに昇進。一番最初の契約責任者だった上司に至っては、会計課長から5年後に政策統括官に出世、省内でマイナンバー関連を束ねるトップも務めていた。
「契約担当の最終責任者は今でもハンコを押すだけ、チェック機能が働かず形骸化してしまっています。民間企業なら上司の責任になるところですが、ポストの入れ替わりが激しい官僚の世界では“トカゲの尻尾切り”で終わってしまう。天下りなど自分に利があれば、不正を見逃すキャリアもいます」(厚労省の研究所に勤めていたジャーナリストの若林亜紀氏)
ノンキャリの中安容疑者ひとりが罪に問われてチャンチャンか。上司は不問どころか出世するという、霞が関の“怪”……。
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