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(昨夜の報ステ)
〔沖縄を考える〕
映画監督のジャン・ユンカーマン氏は、高校時代に日本に留学、沖縄に半年間滞在した経験もある。ドキュメンタリ映画「沖縄うりずんの雨」では、4人に1人が犠牲になった沖縄戦から辺野古移設問題まで70年間に亘る沖縄の苦難の歴史を描いた。
ユンカーマン「米国人は沖縄の実態が分かれば絶対に辺野古の基地に反対する。沖縄を”戦利品”としてアメリカは扱ってきた。勝ち取った土地を持ち続ける権利があるという意識だ。”辺野古移設”は、やはりその延長線にある。それをゆるしている日本は沖縄を”差別的”扱っている。そうでなければ、日本の一つの県に74%もの基地が集中するはずはないだろう。
他の日本人の人たちは、おかしいと思っていないのか? 沖縄の人たちは、今はもう駄目だとはっきり言っている。妥協するのは”基地を容認すること”ではなく、自分たちが”差別されることを容認すること”だ。そういうことを人間はできない。私は黒人の市民権運動にも関わってきたが、同じことが言える。権力を使って強引に造ることはできるだろうが、永遠に”反対の意識”が続くことになる。日本政府は米軍に向かって、『この基地を造るとひどい目に遭う』、『えらいことになる』とはっきり主張しなければいけない」
木村草太「ユンカーマンさんが黒人差別に触れられていたのがとても印象的だ。差別というのは差別をしている側からすれば、秩序形成には大変便利だ。だが差別される側は正統な権利を主張しているだけなのに、ワガママを言う、あるいは秩序を乱すと批判され、さらに膨大な無関心とも闘わなくてはいけないことになるのが大変だ。
今の沖縄の現状について、これが差別でないというのであれば、辺野古移転の軍事・外交上の機能?や経済面のメリットについて国民はもちろん沖縄県民が納得するまで説明しなければいけない。他県では無理だや反対されたでは全く説明にならない。またこの問題に無関心でいることは悪気はなかったとしても差別と思われるかもしれないし、差別を助長していくことになりかねない。
今後、埋め立て承認取り消しということになれば、政府の措置や訴訟があったりということになるだろうが、そこで本当に差別がないのか安全保障上の合理的選択の結果なのか、一人ひとりが考えなくてはいけないと思う」
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